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2004/10/25
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カテゴリ: 企業情報システム
ある業務を情報システム化する場合、その業務が人間でできるものであれば、積極的に人間で行った方が良いと考えている。それは、情報システム構築の困難さは、コンピュータ上の作業だけにとどまらないからである。

情報システム構築のハードルは2つあると考える。
1:情報システム自体の構築
2:出来上がった情報システムを利用した新業務の構築

1:のシステム構築だけでも大変な作業である。プロジェクトが紛糾して「動かないコンピュータ」と言われてしまうケースが多々ある。技術者は、プロジェクト管理やコンピュータ技術を修練して、なんとかシステムをを無事構築できるように大変な努力をする。

ところが本当に重要なのは、2:の新業務構築作業である。情報システムだけ立派なものが出来上がっても、それが業務で利用され、投資費用に見合う新たな効果を生み出さなければ、意味が無い。

通常、システムの構築には、半年~1年あるは数年という期間が必要になる。その構築期間の間に、ビジネス状況が一変することは十分に考えられるであろう。したがって、当初の設計どおりにシステムを構築したとしても、完成時点ですでに役に立たないものになっている可能性すらある。システム構築が成功したからといって、新業務構築が成功するとは限らない。

雑誌の記事では、「このシステムを使って業務を改革していくのが課題です」という担当者のコメントで終わることが多い。システムは一応成功しているが、新業務はこれからというケースでも、成功と大々的に宣伝されてしまう。

情報システム構築の2つのハードルを無事にクリアすることは非常に難しい。難しいのであれば、システム構築のハードルを避ける、すなわち人間でできるものは積極的に人間で行う、ことが重要になるのであろう。無用な戦いはしない。得るものは何もない。





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Last updated  2004/10/25 01:08:03 PM
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