ロフトジャズシーンでその名前はスタジオ主宰者としてサム・リバースとならんで知ってはいたけど、歌はその時に初めて聴いたのだ。 コルトレーンの名前を反復するその歌はわれわれの世代にとってそれだけで興奮させるものがあったのだろう。 酒も入っていないのに異様にハイテンションな状態で盛り上がったのだ。 このアルバムは当時のロフトシーンの断片がうかがえる、そして最も初期の藤原清登のベースが聴ける力作である。 それから、しばらくしてまた、K原君がアーチー・シェップの特集かなんかでジョー・リー・ウィルソンの歌声が聴ける一作として紹介したのが、この「A TOUCH OF BLUES」 ARCHIE SHEPP FEATURING JOE LEE WILSON(FLUID)