ほのぼのノルウェー暮らし

ほのぼのノルウェー暮らし

夏休みやのにスト! ~  サントリーニ



2012年の夏休み第一弾はサントリーニ。
しかし、出発する数日前から空港のセキュリティコントロールの
ストが予定されてるとかで、ストか回避か揉めてたんやけど
スト回避の願いは届かず出発前日の夜8時にスト突入。
オスロの空港が契約してる2つのセキュリティ会社のうち
一つはストを回避したので、職務から外れるのは146人に留まるということで
ワタシらが出国した日のセキュリティ・コントロールは普段の半分の職員で
対応するということだった。

もちろん、飛行機の出発には影響が出るらしく、フライトのキャンセルも
ありえるし遅れるかもとのこと。 まあ、ワタシらは早朝の飛行機で
急がないバカンス組だから、なんとかその日のうちに目的地に
着いてくれればという思いでサントリーニへ旅立ちました。



ワタシらは朝の4時発の空港バスに乗るつもりだったので、前日は早目に
寝ようと思い、夜の10時ごろ、さぁ、寝よう! と思いベッドに入った途端
航空会社から、ストの影響でセキュリティ・コントロールを通過するのに
時間がかかることが予想されるので、午前3時に空港へ来いという通達が
携帯に送られてきて、うぉーーーーー!!  
我家から空港まで1時間はかかるので、もう寝る時間ほとんどないやん!
ワタシらの搭乗する飛行機は定刻どおり出発するとのこと。
こんな時間、空港バスも電車も走ってないので、やむなく急遽
車で空港へ行くことに・・・。
1週間分の駐車料金6200円也~。  
いつもやったら空港近くにあるダンナの職場の
分室にタダで駐車できたんやけど、今、工事やってて駐車のスペースが
ないんだわさ。
空港バスの切符の予約も前もってしてあったのに 

    → ネットでチケットを買うと割引がある

パーかよー? → 二人分で約4900円

24時間前までにキャンセルすると返金してくれるんやけど
ストが決定してからバスに乗る時間まで8時間しかなかったので
駄目もとで返金の交渉したら、特別な事態ということで
返金に応じてくれた。


空港の駐車場に車を止め、駐車場から空港のターミナルへ行く
シャトルバスに乗り、夜中やのにけっこうな人やなーと思いながら何気なしに
振り返ると、ダンナとは別の部署で働くダンナの同僚と奥さんがいて
ビックリした。

 『 いやーーん、こんなとこで何してはるんですか? 
   どこ行くのー 』


  と聞いたら、ヴェネチアやってー。 彼らの飛行機はワタシらより
  1時間半もあとの出発らしかったけど、えらい早いことお越で・・・・。
  午前2時半に知り合いに会うっちゅうのも珍しい。


ストという特別な事態のため、ワタシらが出発した日の空港は24時間体制で
チェックインカウンターやセキュリティ・コントロール、空港内のショップも
一晩中オープンとのことで、普段なら出発の2時間前からしか
チェックインできないところ、いつでもチェックインできるように
なってたのでワタシらは4時間半前にチェックイン。
その後、すぐセキュリティ・コントロールに行けと言われたので行ったけど
それほどの行列ではなく、30分ぐらい待ったら順番回ってきた。
いつもやったら16箇所セキュリティ・コントロールがオープンしてるところ
この日は2箇所だけ。  
ワタシらがセキュリティ・コントロールを通過する直前に後ろを振り返ったら
ワタシらの時より長ーい行列ができてました。

義理ママから聞いた話では、ワタシらが出国したあとの
セキュリティ・コントロールは大パニックで、数時間待ちという
状態もあったりで、待ってる間に気分が悪くなり倒れる人まで
出たんやそうな。

ワタシらの飛行機はほぼ定刻に出発し定刻にサントリーニに着いたので
ラッキーやったわ。

まあ、旅行の日程の変更ができる人は、無料で飛行機の便の変更に応じる
航空会社もあったので、変更した人もかなりいたみたいやけど
ワタシらは、もうかなり前から夏休みの調整をしてたので変更は無理。 
ホテルももうキャンセルできない状態で行かなかったら返金も
不可なとこやったし。

せっかくホテルー空港間の送迎の予約もしてあったのに
ストでいつ着くかわからなかったんで、これもキャンセルして
バスで行くしかないかーと諦めてたんやけど
サントリーニに着いたら偶然別のお客さんを迎えに来ていた
ワタシらの泊まるホテルの車発見!!  
走っていってあと二人乗れるか聞いたら
もちろん!! との返事が。  めっさラッキー。
街の中心地からは少し離れたホテルを予約したので
行き方がようわからんかったから助かった。 
サントリーニってホテルでもレストランでも通りの名前しか
記載されてなくて、番地の記載がないので、見つけるんが難しいんよね。
まあ、サントリーニのほとんどのホテルが前もって連絡しておけば
空港や港までの送迎をしてくれるようです。 
中にはお金取るとこもあるみたいやけど、ワタシらの泊まった
アパートホテルは無料でした。


一緒に乗り合わせたお客さんはフランス人の年配の夫婦。
サントリーニに着いていきなり 『 ボンジュール 』 と挨拶された
もんやから、めっちゃビビったけど、奥さんがめっさ気さくな人で
英語も上手やった。 なんや、最初から英語でゆーてーな。
関西人のワタシにフランス語、どう考えても似合わへん。
ようしゃべるタイプの人やったから道中、気まずい沈黙もなく
退屈せんかったわ。
迎えに来てくれたホテルのオーナーDimitriは30代前半ってとこ。 
この人も、ほんま気さく!!

ギリシャは、まだ夏の走りというのに暑かったわー。  
何度もダンナと二人で酸欠になりかけた → しょせん、暑さに弱い北欧住民
蚊がめっちゃ多かったです、ほんま。 → 蚊の音で睡眠不足になった。
でも小さい蚊やから刺されても痒いのは一日だけ。
ノルウェーの蚊はでかいから、刺されたら直径1センチくらいは腫れ上がる。
ひどい時には、ツベルクリン反応で陽性反応が出たような状態になるんよね。
で、一週間ぐらいずっと痒い。 でも、このところ冷夏であまり
見かけんくなったけど。

二年前に行ったミコノス島とは全然ちゃうねー。  
6月初旬とはいえ、クルーズ船が立ち寄る島ということもあり
けっこうな観光客やったよ。


でも、ギリシャ、2年前と比べると物価上がってたわー。
地元のスーパーへよく買い物に行ったけどビール以外のアルコールとか
フェタチーズとか、ノルウェー並に高い。
全体的に見てもドイツより物価高いね。

ドイツに行くたんびによく飲んでたギリシャ産のワインがあるんやけど
ドイツでは1本約3ユーロぐらいで買えるのに、サントリー二では7.5ユーロ!
何で原産国の方が高いねん!


ギリシャ人が暴動を起こす理由が少しわかったような気がしました。
ワタシは個人的にとてもギリシャの島が好きなので
高いなーとは思いつつもギリシャ産のものを色々と購入して
ギリシャ経済の復興に一役かってきましたえー。

でも、ワタシらが泊まってたアパートホテルの従業員が
宿泊客に出す朝食の材料をドイツ系の激安スーパーLIDLで頻繁に調達してる
姿はけっこう笑えた。 →  いっつもバイクで買い物に出かけては
              LIDLのレジ袋をぶら下げて帰ってくる。





空港のストは、一週間近く続いたらしいけど
政府が介入して強制的に終了になったらしい。
ノルウェーの14もの空港がストの影響を受け、このまま続行された場合
この週末、ベルゲンとトロンハイムの空港が完全閉鎖になるとのことで
ノルウェー政府が ええ加減にしなさい! とお怒りになり
あっけなく終了。

夏休みでバカンスに出かける人々の出国が始まっていた時期だけに
はんま、迷惑な話ですよ。



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