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2010年06月21日
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カテゴリ: 発達障害
今回は2つほど話題を
1つは、多動症についてです。
先日、メディアで多動症の仕組みが解明されたという報道がありました。
Yahoo!ニュースでも取り上げられていたのでご存じの方も多いかと思います。
記事はこちら→ 「多動症発生の仕組み解明」
今回の研究結果では、脳内のタンパク質「CIN85」が多動性と関与していて、そのタンパク質がうまく作動していないことが原因ではないかということです。
詳しい中身はリンク先を見ていただけたらと思いますが、結局は神経伝達物質である「ドーパミン」の取り込み不具合が起こっているようです。
このことについては、以前より疑われていたことで、ADHDの小児患者には適用されている、コンサータというお薬は、この脳内のドーパミン濃度を高める作用をもっています。
本来神経細胞には、ドーパミンなどの神経伝達物質をリサイクルする仕組みがあります。これは、神経伝達物質を放出する側の神経細胞(シナプス)が放出した脳内の神経伝達物質を再度取り込みリサイクルするという仕組みです。

こちら

リンク先の記事にもありますが、コンサータの仕組みは、放出されたドーパミンの再取り込みを防いで、脳内のドーパミン濃度を高めて情報伝達を効率化するものです。

今回の研究結果が今後の新薬の開発にどのような影響があるかはまだ未知数ですが、これまで放出側のシナプスに働きかける仕組みであったコンサータに代わり、今回の研究結果で問題視された受取側のシナプスに働きかける新薬が開発されるとより効果的なものになるかもしれませんね…

さらに、今回の研究で大きかったと思われるのが診断についてです。
これまで多動などの診断はDSM-4やICD-10といった診断基準をもとに、診断されていたのですが、今回の結果で、脳科学的な診断が可能となれば、その精度もあがり、これまで難しかった大人の発達障害の診断などにも大きな前進が見られるのではないかと思います。

さて、もう一つの話題は
自閉症と脳の関係です。
参考記事は こちら
この研究では、自閉症の人のこだわりや他者の気持ちを読む力と「セロトニン」との関係について述べられています。
セロトニンもドーパミンと同じく神経伝達物質なのですが、自閉症の人はセロトニン運搬にかかわるタンパク質の機能が30%ほど低下しているのだとか…
さらに、自閉症の人によくみられる不安定な感情についても、このセロトニンが関与していると述べられています。
以前、オキシトシンで自閉症の他者認知について女性ホルモンである「オキシトシン」という物質についてご紹介しましたが、このオキシトシンはドーパミンによってその放出がコントロールされているとか…






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最終更新日  2010年06月21日 10時02分37秒
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