毒入り食品事件が多発してます。ニチレイフーズの冷凍インゲン事件(有機リン系殺虫剤ジクロルボス入り)、中国から生地を輸入したサイゼリアのピザ事件(有毒物質のメラミン入り)、そして今回は日清食品のカップヌードルと日本生活協同組合連合会が販売している「CO・OPカップラーメン(製造明星食品)」から防虫剤や消臭剤の成分「パラジクロロベンゼン」が発見された事件です。
日清食品の対応は早かったです。社長の中川晋氏は事件の発覚した23日夜、緊急記者会見を開いて、この製品と同じ日に同じ工場で製造した「カップヌードル」約50万食を回収すると発表しました。日清食品のホームページで自主回収の告知をしています→ www.nissinfoods.co.jp/utility/cupnoodle.html

一方生協は、今年3~9月に全国から28件のにおいの苦情がありましたが、健康被害が出ていなかったとの理由で公表はしていませんでした。冷凍餃子問題が世間で騒がれたこともあり、生協のイメージダウンを恐れて「だんまり」を決め込んだのだと思います。
まだまだあります。今年の6月イトーヨーカ堂で販売されたエバラ食品工業(横浜市)製の焼き鳥のたれに除草剤「グリホサート」の成分が混入されていた事件です。これは企業脅迫事件でした。警視庁は昨日(26日)、2名の男をそれぞれ恐喝未遂容疑と詐欺容疑で逮捕したと発表しました。二人はイトーヨーカ堂とエバラ食品工業に現金5000万円を要求する文書を送り付けていました。
陳列棚の商品に毒を混入し、会社を恐喝して現金を奪い取る手口は、24年前に発生した グリコ・森永事件
と似ています。ネットで調べると、「グリコ・森永事件は関西地域を舞台として食品会社を標的とした一連の企業脅迫事件で、犯人は捕まらず2000年(平成12年)2月13日に時効成立」とあります。
この事件は、1984年3月、入浴中の江崎社長を自宅風呂場から誘拐して10億円と金100キロを要求、江崎社長は3日後自力で脱出した事件です。江崎社長に逃げられた犯人グループは5月、マスコミへ挑戦状を送り付け、「グリコのせい品にせいさんソーダいれた」と脅迫しました。犯人グループは自分たちを「かい人21面相」と名乗り、年末までに、アベック襲撃(3億円要求)、森永製菓脅迫・菓子に青酸カリ混入(1億円要求)、丸大食品脅迫(5000万円要求)、ハウス食品脅迫(1億円要求)、不二家脅迫(1億円要求)と、警察をあざ笑うかのように次々と脅迫状を送りつけました。6月には捜査員が目撃した「キツネ目の男」のモンタージュ写真を公表しました。
【キツネ目の男のモンタージュ】

同年11月には、犯人を捕まえる絶好のチャンスが滋賀県でありました。現金受け渡しの日、警官が犯人を職務質問したのです。しかし犯人は車を乗り捨てて逃走、結局警官は犯人を取り逃がしてしまいました。
昨日(26日)、伊藤ハムが製品回収すると報道してました。伊藤ハムの東京工場(千葉県柏市)の地下水からシアン化物イオンと塩化シアンが検出されたので、 「あらびきグルメウインナー」やピザなど13種類の製品を回収するとのことです。これは事件ではなく事故でしょう。
ああ、日本の食の安全は大丈夫なのか、心配です。
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