ヴィヴィッドに“痛み”が伝わってくる映画![]()
それは、若さゆえの痛みであったり、肉体的な痛みであったりする。
設定や構成は違うが、名作 「アメリカン・ビューティー」 に通じるものがある。
この映画、予算はあまりかかってないし、アイデアも難しいものではない。
しかし、 脚本の力、演出と演技の力が素晴らしく 、作品をレベルを高めている。
残念ながら日本映画では、これほどにリアリティーのある演出は出来ない、と思う。
ーーーーーーーーーーーーーーー作品紹介ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
監督のムラーリ・K・タルリは、友人を失った後に自らも自殺を図ったという壮絶な実体験をもとに、弱冠19歳で本作を手がけた。映画制作の経験も、知識すらも全くなかったにもかかわらず、軸となる登場人物6人それぞれの視点からのエピソードとインタビュー映像を巧みに交差させながら、子供から大人へのはざまでゆれ動くティーンエイジャーたちが心の奥底に抱える闇、彼らの脆さとはかなさを見事に描き切っている。その瑞々しくも痛いほどの繊細さは観る者の心を震わせ、また主人公たちと同じ目線だからこそのリアリティと、年齢からは想像しがたいほどの類まれなる演出力には驚きを感じずにはいられないだろう。「ある視点」部門に正式出品された2006年カンヌ国際映画祭では絶賛され、公式上映後には20分にもわたるスタンディングオベーションを受けている。
2006年/オーストラリア/99分
「ER シーズン15 ファイナルシーズン」 2013年04月11日
二次元 2013年03月25日
雑誌「サムライブルー」 2013年03月12日