僕は電気山羊の夢を見るか?

僕は電気山羊の夢を見るか?

PR

2013年08月27日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
発達障害を「個性」と表現される方がいます。







どうか、その表現をやめてください。

発達障害は個性なんかじゃないんです。
「障害」なんです。






この表現を好んで使っているのは


発達障害と診断された子をもつ、親御さん。
発達障害を支援してくださる方たち。




子供の可能性を信じる気持ち・・・とてもよくわかります。




でも、どうか、個性という言葉を使わないでください。




「個性」という言葉が使われ続ける限り、
社会の発達障害に対する支援は遅れ、
発達障害者の抱える苦悩は、闇に埋もれ続けていくでしょう。





・誰しも得意不得意はあるんだから!
(そう考えたら、社会の誰しもが発達障害って言えるよね!)

→問題の本質を濁しているだけです。
 現に「社会動かしている大多数の人間(社会に適応できている人間)」と、「社会に適応できていない我々」とがいるのです。





・障害じゃなく個性なんだから!


 『癌は個性』
 『心臓疾患は個性』
 と、表現されることと同じように感じられます。

 私は、発達障害を抱えるために
 「生きていくことが困難」なんです。







・たとえ努力と工夫でどうとでもなるはずなんだから!

→「努力」と「工夫」は、生まれ持った能力の上に積み上げていくものです。
 どんなに努力をしても、どんなに工夫をこらしても、
 まったく歯が立たないことが山ほどあります。

 障害を抱えるこの私自身ですら、
 それが「不得意」なのか、「不可能」なのかわからないのです。

 「自分には努力が足りないのではないか?」
 「まだ工夫が足りないのではないか?」
 と、自責の念ばかりが募ります。






・発達障害を抱えながら成功している人もいるよ!だからあなたも頑張って!

→発達障害を抱えながら、成功された方がいる。
 特別に生きづらさを感じることなく、社会で生活されてる方も多くおられるでしょう。

 でも・・・圧倒的多数の当事者は、社会に「生きづらさ」を感じているんです。

 【社会に適応できている当事者】が成功体験談を本にまとめ、
  自らの体験を語ることで、発達障害に対する知名度はあがるかもしれません。 

  だけど、
 【社会に適応できていない当事者】には、そんな能力も、力もありません。

 当事者の発した「発達障害【でも】できるんだ!」という言葉は、
 社会に受け入れられ、多くの人に伝わっていくうち、
 どういうわけか「発達障害【なら】できるだろう!」という言葉になって返ってきます。

 心の底から、ほかの当事者の成功を祝えるような、
 そんな社会になってほしいと願っています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年08月28日 00時09分20秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

kushi255

kushi255

バックナンバー

・2025年11月
・2025年10月
・2025年09月
・2025年08月
・2025年07月

カレンダー

コメント新着

mito@ タイトルからして好きです。 blo-lin新規登録担当のmitoです。 私もう…
wood9310 @ Re:決戦は月曜日(11/29) 体感劇場の常連さんでも、エクセルを使っ…
kushi255 @ Re[1]:ボーカロイドについて(10/30) 電気ネコさん 僕もあまり知らないのです…
電気ネコ @ Re:ボーカロイドについて(10/30) はじめまして、初音ミクとか最近まであま…
kushi255 @ Re[1]:幸せは罪の匂い(11/05) wood9310さん ドンキに安いコーラあるん…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: