
エンニオ・モリコーネの映画音楽をヨーヨー・マが奏でる・・想像しただけでも大甘、ロマンティックな演奏が期待できる・・が、この演奏はそんな期待を遥かに凌駕して、たまらなく美しい音楽を聴かせてくれる。一曲目の「ガブリエルのオーボエ」(ミッション)の深くゆったりとした旋律から、もう彼らの世界にどっぷりと引きずり込まれてしまうのだ。
「ミッション」「海の上のピアニスト」「ニュー・シネマ・パラダイス」と聞けば、映画好きの方にはそのテーマ曲の旋律がすぐに思い浮かぶのではないか。しかもそれらの曲をモリコーネ自身がマのために編曲し、自身で指揮しているのだから、いやがうえにも期待は高まる。
モリコーネは映画音楽だけでも400曲以上を世に送り出した巨人。20世紀を代表する音楽家と演奏家の幸福な出会いが生んだ稀有な一枚、どうか是非聴いてみて、至福の時間を味わっていただきたい。


