1942年、アルゼンチン・ブエノスアイレスに生まれる。幼少の頃から神童と謳われ、7歳でピアノのデビューリサイタルを開く。11歳の頃フルトヴェングラーに認められ、彼のコンサートやリハーサルに足を運び、「生涯の師」として仰ぐようになる。ピアニストとしてデビューしたが、70年代から次第に指揮活動に重点を移した。イギリス室内管弦楽団と録音したモーツアルトのピアノ協奏曲全集は今も名盤の誉れ高い作品。
パリ管弦楽団、シカゴ交響楽団という超メジャー楽団の音楽監督を歴任、録音も非常に多い。現在はベルリン・シュターツカペレの音楽監督。スケールの大きい指揮ぶりに特徴があり、最近発売された同楽団との「シューマン交響曲全集」はピリオド演奏全盛の今にあえて背を向けるような、ロマン派色どっぷりの演奏だった。
私的には、師と仰ぐフルトヴェングラーの自作交響曲第二番が素晴らしい演奏だと思う。
こちらがそのシューマン全集です
現在同曲のベストワン演奏だと思います
D.バレンボイム指揮/シカゴ交響楽団 2002年録音
(TELDEC 0927 434952)