無垢の木材で造作材を作る枠屋の日記

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少なからず驚かされる本です。加工食品の作り手が考えていることを
知ったうえで買うのと、知らないで買うのとでは大きな差が出ます。

原題は「SALT,SUGAR,FAT(塩、砂糖、脂肪)」ですが、「フードトラップ」という
日本語のタイトルは内容をよく表しています。原題がそうならなかったのは
あまりに刺激的すぎるからでしょう。

塩と砂糖と脂肪は、加工食品の「肝」です。単純に味覚を刺激するだけではなく、
食品に風味を加えたり、より魅力的な口当たりや匂いを産むためにも使われています。

塩と砂糖と脂肪を組み合わせて使うことによって、消費者の食欲を強く刺激する

各成分が最大の効果をもたらす「至福ポイント」を探して、商品に反映しています。
これが著者のいう「フードトラップ」(至福の罠)です。

計算しつくされた商品に、消費者(私たち)の脳は抵抗し難い魅力を感じます。
しかし、魅力的すぎる商品に依存するのは危険です。

売上を伸ばすために
「もっと砂糖を!」
「もっと塩を!」
「もっと脂肪を!」
という姿勢で至福ポイントをどんどん追求してくる食品会社は
売上を上げることには熱心でも、消費者の健康を守ろうとは思っていません。
本の中にもシリアル(コーンフレーク)の話が出てきますが

食品会社の姿勢には怖さを感じました。

一見、消費者寄りの商品と思われる「低糖」「低脂肪」「塩分ひかえめ」にも
加工食品会社の計算がしっかり働いています。

加工食品に限りませんが、つくっている人の考え方を知ることは大事です。
その考え方に賛同できるかどうかで買うか買わないかを選択する消費者に


ちなみに私がこの本の原題である「塩、砂糖、脂肪」と聞いて思い出す食べ物は
自分でつくるアイスクリームです。アイスクリームに塩を入れると味が締まります。
かなりの量の砂糖を入れますし、生クリームで作るので脂肪分たっぷりです。
そうか、私なりに至福ポイントに近づけようとしていたんだ・・・と
妙に納得してしまいました。





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Last updated  2015.03.29 08:35:31
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