和邇乃児之庭

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オヤジのためのデュエルマスターズ

☆ オヤジのためのデュエルマスターズ

 世間では、デュエルマスターズ(DM)は子供のゲームと言う位置付けが一般的です。
 その一方で、「子供に付き合わされるうちに、ゲームとしては結構面白い事に気付いて自分も嵌った」、あるいは「子供に負けるという事は、それがどんなものだろうが自分の辞書にはあり得ない。」といった理由でデュエルマスターズを遊ばれる大人のプレイヤーも少なからずいらっしゃいます。

 私もその一人(動機はどちらかというと後者)。(そもそもDMとは何ぞやと言う方は、 メーカーの公式HP を参照ください。)

 ただ、11弾か12弾環境ぐらいから始めた新参ものとしては、当時既に2~4段が発売中止という状態で、カード資産が極めて乏しい。サイトを運営してるDMプレイヤーで、「ペトローバ」も、「母なる大地」も、「バジュラ」も、一枚たりとも持っていない人が他にいるだろうか。(後日追記:この文章はブログ開設時のものです、今はスーパーデッキなんかのおかげで、ペトもバジュラも手に入れてます。大地は既にプレ殿ですね。)

 それでも、持っているカードで面白いコンボを作り、「スーパーレアのカードだらけ」相手になんとか勝てないか、そういう事を考えてみようという気になる楽しさと、それなりの奥深さを持ったゲームなんですね。

 もちろん、本気で勝つ確率を極限まで高めようとすると(いわゆる世間でガチデッキと呼ばれる)いくつかの定番のデッキに限定される状況になっており、それ以外ではなかなか勝てないのは現実です。

 でも、私にとってDMに限らず多くのゲームが、勝つことが最終目的でなく、ゲームそのものを楽しむ事が目的なので、それはかまわないのです。勝とうとする事はもちろん大事です。勝負はどうでも良いと思っている相手とやっても面白くはありません。両者が勝利を目的に全力で戦うと言う事は、ゲームを楽しいものにするための必要条件なのです。でも勝つ事そのものを目的として強く意識しすぎると、どうしてもあるところで行き詰ってしまいますし、現場でも殺伐としてしまいがちです。
 いろいろ考える事自体が面白い、そういうゲームとして楽しんでいければと思っています。

 それともう一つ。そこそこの知名度とファンを獲得しているデュエルマスターズを「遊べる」ということは、子供達とのコミニケーションのためにとても有効です。これが無ければ、まったく赤の他人の少年たちと交流するという機会はなかなかあり得ません。自分の子供とも、このゲームのおかげで、いっしょに遊んだり話をしたりする時間が随分増えたと思います。
 私自身も近くのショップで大会に参加したりして、小学生や中学生相手に大人気なく本気で遊んでたりするわけですが、みんな私なんかよりずっとしっかり構築されたデッキを使っていて、プレイングもしっかりしています。上位常連の子にはなかなか勝てません。
 最初のうちこそ、「なんで、おっさんがこんなとこにおるねん。」という目で見ていた子供達も最近では見慣れてきたからかフリーで遊ぼうと声をかけてきてくれます。ゲームショップでのみんなの「父ちゃん」として、いろんな子供達の相手をしていこうと思っています。

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