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連日のシカの出没に加え、2~3日前から隣の田の稲を猿が狙い始めました。
有害駆除で裏山に入ってほしいとの要請で、土曜日に犬を入れて大掃除(犬を使って片っ端から追い出すことこう呼んでいます)をすることにしました。
相変わらずの暑さで他に参加する者はいません。かといって住民を要請を無視する訳もいかず、たった一人の有害駆除となりました。
犬も人間も暑さに参るので早朝の出撃です。
裏山ですから、繋いである犬に発信器付きの首輪をつけ、鎖をはずし即探索開始です。
裏山は家から200m位の山で、傾斜が30度ぐらいあります。
今日の銃はライフル、山の下には私の家を含め四家が連なっています。
下りに向かっては撃てないし、峰越しの発射もダメ。発射出来る方向を確認しつつ山を登ります。
犬をはなして10分程すると、それまで私の近くを行ったり来たりしていた犬の姿が見えなくなりました。無線機のスイッチを入れると、発信器のマイクを通じて犬の動きが聞こえてきます。
走る速度が上がり、動きが直線的に聞こえます。
こりゃ匂いにのったな。
そう思っていると突然、ビーグル特有の甲高い鳴き声が植林の中から聞こえ始めました。
「起こした!! シカだ。」
何度も入った裏山、シカなら私のいる方向に必ず来るはずです。問題は上か、下か。
こちらは一人。下に向かっては撃てない。中腹の待ちに急いで移動し、ここで迎え撃つことにします。
犬の鳴き声がだんだん近づく、植林から飛び出すであろう地点に意識を集中する。
犬の声が100m位まで近づく。
もうすぐ出る。
ライフルを構える。
あれれ・・・犬の声が少しづつ上にずれていきます。
植林から鳴きながら犬たちだけが、私の上70m位を尾根に向かって斜めに駆け上がっていきます。
その先に一瞬シカの姿が・・・・。
やられた!!
奴サンいち早くわたしの存在に気づき、ヒイヒイ言いながら上ってくる私を尻目に上方にコースを変えていきました。
私が待ちに着いたときは、もう抜けられた後でした。
冬場だったら犬の追跡を長時間に及び、何度も山の中をぐるぐる回るので、犬の鳴き声に合わせ場所を移動しつつ撃つチャンスを伺うのですが、この暑さでは犬もそこまで追跡出来ません。
犬がきれる(獲物の追跡をあきらめる)のを待ち回収するか、と考えながら山を降ります。
30分ぐらいで犬の鳴き声がしなくなりました。
無線機からも走るスピードが落ちて、犬の荒い息づかいが聞こえます。
シカには逃げられたのですが、なかなか山から下りて来ません。暑さで帰りのスピードがゆっくりなのでしょうか。
結局1時間後に無事回収。一匹は隣の畑に、一匹は家に帰りました。
犬を回収したとき、隣の方から
「早速犬を入れて猟をしてくれてありがとう。山から犬を鳴き声がよく聞こえた。これでしばらくは猿もシカもこない」
と喜んでくれました。
実際追い出したのはシカでしたが、あれだけ犬が鳴いて走り回れば、暫くはでてこないかも・・・。
実際翌日は田んぼや畑にシカや猿は出てきませんでした。
それにしても夏場の駆除は辛い。犬も私もバテました。