土木委員への申入れ書

連日の県議会でのご活躍ご苦労様でございます。
 さて、現在開会中の土木住宅委員会において、田中知事から提案されている9月県議会補正予算の中の浅川、砥川の水位流量観測事業費の計上は税金の無駄使いとして、削除すべきと強行に発言されている委員がいらっしゃいます。しかし浅川、砥川の正確な流量調査を行うことは、下流域住民、県民の立場からすれば、浅川では基本高水450㎥/sの8割を河川改修で、2割を流域対策でという枠組みを具体化していくために当然の予算計上であり、「税金の無駄使い」とは言えないものと考えます。
 浅川は基本高水450㎥/sを前提として現在具体的な検討が始まっていますので、私たちはそれに異を唱えるものではありません。しかし現在の浅川の水位観測所は、基本高水の基準点である千曲川合流部の近辺ではなく、ダム建設予定地の上流、北郷に設置されています。また議員提案で設置していただいた「県治水・利水ダム等検討委員会」及び「浅川専門部会」の中でもより正確なデータの必要性が論議されており、それを踏まえた今回の補正予算となったと私たち県民は理解しています。
また「浅川の総合的治水対策に関する調査報告書」を発表された国土問題研究会の調査によれば、今までの観測所は「場所の選定を誤っており、観測に基づいて得られた流量値は信頼できるものではないと結論づけられる」としています。(別紙参照)
すでに県民の民意も示され、新しい総合的な治水対策が具体的な検討に入った今日、県議会議員におかれては、今までのように、県民の願いに背を向けることなく、建設的、発展的な討論が行われるよう、強く望むものです。「脱ダム」の理念、それに基づく治水対策はすでに後戻りさせることはできないのです。足を引っ張ることのないよう強く要望し、また私たち県民は下流域住民が納得できる総合的な治水対策が計画されるよう最後までしっかり、見届け、自らも意見を上げていきたいと考えています。
県議会もあとわずかですが、ご健康に留意され、ご活躍くださることを期待いたします。

2002年10月10日
浅川ダム建設阻止協議会
代表:山 岸 堅 磐





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