総合治水策報告会「浅川ダム」いらな

総合治水対策報告会浅川の総合治水対策に関する報告集会は十二月八日、長野市のJAながの浅川支所で開かれ、浅川流域住民約百人が参加しました。
 報告者は国土問題研究会の上野鉄男さん、中川学さん、高村裕さんが一九九四年から現地調査を行ってきた総合治水対策について報告しました。
 このなかで、ダム建設の必要性の根拠となっている「基本高水流量」が過大に評価されている。として計算データの分析を詳しく行い、長野県の過大な基本高水流量は無駄なダム計画になると指摘しま
した。 
報告要旨は
① 洪水の流出計算がデタラメであり、そもそもダムを必要とする治水対策は不要であること。
② 中下流部で、天井川を切り下げ解消する河道改修が既に相当延長で実施されており、これらを継続することにより安全度確保は十分であること。
③ 浸水被害の多くある下流低地部の水害は、千曲川の水位が高く樋門が閉じられた時に、ポンプの排水能力不足から洪水が氾濫するものである。千曲川の水位の高い状態が長く続くことによるこうした水害に対しては、わずかな貯水 容量のダムは無力であるばかりか、昭和五十八年水害でシュミレーションすれば被害はかえって大きくなること。
④ こうしたタイプの水害に対しては、下流部の遊水地形を保全し(土地利用の制限と何らかの補償措置)、水害時の被害を小さくすることが有効であること。
 また、長野市が貯溜地と定めている小中学校のグランドの調査についても「役割を果たしていない」と指摘し、横浜市のグランドの貯溜の状況の資料を示して説明しました。
 参加者からは「浅川と鳥居川に挟まれた地域にすんでいるが、千曲川上流のダム放流で毎年ダムの怖さを感じている。問題は千曲川の堆砂の問題だ。千曲川の浚渫(しゅんせつ)を行うことが大事ではないか」「下流域に住んでいて感じていることは、上流の水を下流で被害にあうことだ。浅川ダムは危険だと思うが、何とかして欲しい」「千曲川の堆砂の原因について究明してもらいたい」などの意見が活発に出されました。





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