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遅くなりましたが、みなさん明けましておめでとうございます。本年も、昨年同様のご愛顧をよろしくお願いします。この年末年始は、妹の旦那さんの実家で過ごさせてもらいました。ここのところ、一人で過ごす年末年始だったので、楽しく過ごすことができました。今年は、久しぶりに元日に妹夫婦と小1の甥っ子で熱田神宮へ初詣に行きました。神宮までは名鉄を使ったのですが、その時、事件が起こったのです。車内は比較的すいていたのですが、優先席付近の座席しか空いていませんでした。そこで、妹夫婦と甥っ子は優先席の隣に、僕は優先席に座ったのですが、甥っ子の手前、やはり優先席には座るべきではないと思い、立ち上がったところ、甥っ子が言ったのです。「どうして、わさびちゃんは優先席に座らないの?」と。僕は答えました。「だって、僕は病気とか怪我とかしてないから」すると、甥っ子は「座ってもいいんだよ」と言うではありませんか。「どうして?」理由を訊きました。「だって、お腹が出てる人は座ってもいいんだよ」子どもの純粋さに大人は大爆笑でした。
2016.01.03
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本日、出版社より拙著『十九の春に』の在庫状況のお知らせが来ました。現在出版社にある在庫は3冊だそうです。ただ、増刷の予定は今のところないそうで、今後は、ネットではなく、書店に注文していただき、その注文数に応じて増刷するかどうかが決まるようです。注文していただいても、増刷があった上での発送になると思うので、ご迷惑をおかけしますが、書店への注文でお願いします。本が売れるというのは大変なことなんだと実感しました。
2015.12.16
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知り合いのリクエストで、僕の出身である東海市の図書館に、拙著『十九の春に』が入ることになりました。たくさんの人に読んでもらえる機会が増えたと思うと、なんだかうれしいです。興味のある方は、東海市の中央図書館へ。
2015.11.29
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このブログを始めて、昨日でまる11年が経過した。思えばいろんなことがあった。始めた頃は三十代の最後。勤め先の同僚に告白して、「無理です」の言葉とともに玉砕。オフ会に参加し、勇気をもらったのもこの頃。念願だった仕事に就くことができた10年前。9年前にはまたもや振られてやけ酒三昧となった。8年前には甥っ子が生まれておじさんに。5年前には卒業式で号泣。ここ一年はいろんなことがあった。マラソンに参加したり、母が亡くなったり、本を出したり。さて、これからどんなことが待っているのか。今後とも、皆様よろしくお願いします。
2015.11.11
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大変申し訳ないのですが、拙著「十九の春に」が手に入りにくい状況になっているようです。先ほど、Amazonと楽天を検索してみました。それぞれに在庫があるようです。その一方で、Amazonでは新古品が出ています。中には2000円近くのものもあるみたいです。プレミアってことですかね。
2015.11.05
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ようやくAmazonで本の検索ができるようになりました。画像は間に合っていないようですが、なんだかうれしいです。興味のある方は、「十九の春に」 一木わさび 文芸社で検索してみてください。
2015.08.17
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九月に出版予定の小説が、本になって出来上がってきました。文庫とはいえ、なんだかうれしいものです。お店に並ぶのが楽しみです。
2015.07.31
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ご無沙汰しております。さて、本のカバー見本ができてきました。桜をイメージしたもので、いい仕上がりです。
2015.04.29
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昨日、名古屋ウィメンズマラソンの裏で行われた名古屋シティマラソンのクォーターに参加。90分もかかったけれど、無事完走できました。達成感でいっぱいですが、それと同じくらい全身が筋肉痛ですわ。応援してくれた人やスタッフに感謝です。
2015.03.09
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新年のあいさつもできないままではないかと、お世話になっている皆様に不義理をしてばかりで申し訳ない限りです。というわけで、久々の更新です。実は、昨年の12月後半に、三年間白血病と戦った母が他界しまして、闘病をみまもっていたのですが、力尽きてしまいました。その後、落ち着かない毎日を過ごしておりましたが、先日四十九日を迎え、ちょっと落ち着いたところなのです。そして、実は2つめなんですが、今年の9月に小説を出版することになりました。よくある、母の看病記や闘病日記ではなく、純粋な小説です。文芸社という出版社から一木わさびというペンネームで「十九の春に」という題名で出版します。Webではいろいろいわれている出版社ですが・・・。とにもかくにも、生きていくこととは、自分の存在とは何か、を浪人生の目線で描いたものです。校正刷りは仕上がりましたが、まだまだやることはいっぱいです。興味のある方は、九月に書店かアマゾンへ。なんか、宣伝になってしまいました。すいません。
2015.02.16
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三連休の初日、知多半島の真ん中にある半田という町に行ってきた。なぜ半田に行ったかというと、もう20年近く飲んでいる仲間たちとの飲み会に参加するため。飲み会の場所は、ここ10年くらい「まんま」というお店でやっている。お座敷ばかりのお店で、料理もおいしくて、くつろげるのね。お店の場所は、明治天皇の来られたという雁宿公園の近くにあるのです。年月が過ぎ、みんな年を取ったと思うんだけど、この会に出ると昔の自分にもどちゃうんですわね。さて、今回はえらく盛り上がり、その結果、終電を逃してしまった。学生時代なら、その辺で野宿して始発で帰るところなんだろうけど、それは辛い。そこで、M氏が、「家に泊まるか?」と言ってくれた。ありがたかった。もちろん、M氏の家で二人で二次会。そういえば、学生時代にもこんなことをやってたな。タイムスリップした感じ。でも、昔と違うのは、朝がむちゃくちゃ辛かったってこと。
2014.10.13
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僕が大好きな女優さんは鈴木京香。先日、ちょっと気になって、彼女の出演したドラマなどをチェックしていたら、懐かしいドラマを発見した。それが「王様のレストラン」話の筋は、寂れたレストランを復活させるというもの。キャストは伝説のギャルソン・千石さん=松本幸四郎頼りないオーナー・原田禄郎=筒井道隆無愛想な支配人・水原範朝=西村雅彦隠れた才能の持ち主のシェフ・磯野しずか=山口智子そして、不思議な魅力のパルマン・三条政子=鈴木京香このドラマ、今から約20年前のものなのね。1995年放送とのこと。いやー、当時の山口智子もかわいかったわ。もちろん、鈴木京香は別格ね。それよりなにより、最初はばらばらだったメンバーがひとつになっていくってのはいいものだわ。
2014.09.30
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日本でメジャーな苗字といえば、鈴木、佐藤、伊藤と言ったところか。この三つの苗字の総理大臣がいるからなぁ。さて、先日、「名字由来net」というサイトを見つけた。そこには、全国の苗字のランキングが紹介されていた。それによると、僕の苗字は全国で11,333位なのだそうだ。うちの先祖は大分県にゆかりがあり、僕の苗字がついた地域や神社がある。その大分県での順位は604位。人数はというと、全国で600人ほど。大分県には300人ほどがいるらしい。愛知県ではうちの家族の3人しかいないと思うのだが。少数派であることは間違いない。
2014.09.24
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先日のニュースで、JR九州のほとんどの特急で客室乗務員を廃止するという記事を読んだ。これによって、車内販売もなくなるという。今から3年ほど前、大分の友人に会うためと、鹿児島を旅しようと思い、九州の東海岸周りで鹿児島中央まで旅したことがある。利用した特急は次の3つ。小倉-大分 「ソニック」大分―宮崎 「いちりん」宮崎―鹿児島中央 「きりしま」特に「きりしま」では、錦江湾から桜島をゆっくり眺めることができて九州新幹線ではちょっと味わえない光景を楽しむことができた。これらの特急では、やっぱり車内販売がありがたかった。それに、客室乗務員さんが時折話す九州弁がかわいかったのを覚えている。旅の風物詩はいろいろあるけど、その地方を感じることができるのはやっぱり言葉だと思う。(各地域の客室乗務員さんがすべて地元出身とは思わないけど、でも、やっぱり割合は多いんじゃないのかな。)そうしたとき、やっぱり方言っていいもんだと思う。旅をしているという気分になる。なんだか残念だ。
2014.08.31
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<読書記録>8月29日(土)『技術者たちの敗戦』:前間孝則(草思社文庫)戦時中に技術を磨いた技術者たちの敗戦とその後を追ったノンフィクション。ゼロ戦開発の堀越二郎、新幹線開発の島秀夫、電探(レーダー)開発の緒方研二など、日本を代表する技術者たちが、敗戦をどう考えその後の日本の発展にどう寄与したかがわかる。崖っぷちに追い込まれても、常に前を見る。そういう姿勢が大事たと思った。
2014.08.31
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今週は、勤務の都合で、昼ご飯と夕ご飯を用意しなければならない。そこで、通勤途中でコンビニに寄ってとりあえずは昼ご飯を買って出勤している。同僚の人たちも同じように近くのコンビニで昼食を買ってくるんだけど、先日、その昼食を買ったコンビニに関して、同僚の女子がえらく憤慨していた。理由はこうだ。彼女は昼と晩の両方の食事を買ったんだけど、なぜか箸が1膳しか入っていなかったというのだ。入れ忘れだとおもうんだけど、彼女の怒りの矛先は違うところに向いていた。「ひどいじゃありません、わさびさん。私が一人で二食も食べると思ったんでしょうか?」そんな解釈もあるか。彼女は、むちゃくちゃスタイルがよく、大食いには見えないんだけど。そして、本日。実は、僕もいつものコンビニで夕食分を購入した。ちなみに僕は新生児30人分ぐらいの体重である。本日の夕食はチャーハンとスーパー〇ップのラーメン。ラーメンは汁物ですので。そして、店員さんは箸を1膳しか入れてくれなかった。入れ忘れ? 見たとおり?ミステリーである。
2014.08.27
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先日、スマホに変更しました。ガラケー卒業というわけです。世の中に、スマホやアイホンが出回っているにもかかわらず、変更しなかったのには理由が。というのは、そのガラケーとのつきあいが7年にもなっていたのです。その間、一度も機種変更をしませんでした。変更に踏みきったのは、WEBにつなげるとすぐにダウンしちゃうようになったからです。それでも、だましだまし使っていたのですが、ついにあきらめたというわけです。ただ、変更後もそのガラケーを捨てることができず、今でも机の引き出しの奥で眠っております。愛着があるのです。同じ時間を共有してきた相棒だからなぁ。
2014.08.22
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約一年、ほったらかしにしておりました。スナックでは、キープボトルがとっくに流されてしまってる月日なのね。みなさん、この間、お変わりありませんか?わさびはとりあえず生きております。まずは、ご報告まで。
2014.08.14
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<読書記録>8月27日(火)『潤一郎ラビリンス 2-マゾヒズム小説集』:谷崎潤一郎/千葉俊二・編(中公文庫)男の中に潜むマゾの部分を描いた短編集。わかるような、わからないような…。
2013.08.27
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<読書記録>8月24日(土)『新美南吉童話集』:千葉俊二・編(岩波文庫)今年生誕100年で盛り上がる新美南吉の童話集。僕の地元(知多半島)出身ということもあり小さいころからよく名前が出ていた童話作家。東の賢治、西の南吉といわれるほどの人物だ。でも、代表作「ごん狐」と「手袋を買いに」ぐらいしか知らなかったので、この童話集は彼のほかの作品を読めるいい機会となった。収録作品は以下の通り。「ごん狐」「手袋を買いに」「赤い蝋燭」「最後の胡弓弾き」「九助君の話」「屁」「うた時計」「ごんごろ鐘」「おじいさんのランプ」「牛をつないだ椿の木」「百姓の足、坊さんの足」「和太郎さんと牛」「花のき村と盗賊たち」「狐」「童話における物語性の喪失」文明の進歩とそれへの対応を描く「おじいさんのランプ」自分の仕事の大切さに気付く「百姓の足、坊さんの足」盗賊たちの個性が面白い「花のき村と盗賊たち」ほかにも考えさせられるものがたくさんあった。半田、成岩(ならわ)、岩滑新田(やなべしんでん)、大野町、武豊(たけとよ)など、昔よく足を運んだ地名が出てきて懐かしさも覚えた。
2013.08.25
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<読書記録>8月23日(金)『春琴抄』:谷崎潤一郎(新潮文庫)盲目の春琴にあこがれ、子弟の関係で仕える佐助。昔は二人の純愛物語と思っていたけど、いま読み返すと、春琴のサディスティックな部分と、佐助のマゾっぽさが読み取れる。見えないからこそ、二人は精神で結びついたと言えるのかも。やっぱり、谷崎はいいわ。
2013.08.24
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先週の土曜日、久しぶりに家にいたので、家族のために昼飯でも作ろうと思い、インスタントラーメンを使用した坦々麺を作った。豚ミンチを炒め、ニンニクとショウガなどで味付けして、普段通り醤油ラーメンを作る。どんぶりにすりごまと食べるラー油を入れ、出来上がったラーメンを入れ、ミンチとニラをのせて完成。両親にふるまう。母が一言、「普通がいい」
2013.08.22
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8月20日(火)『禅が教える人生の答え』:桝野俊明(PHP新書)8月21日(水)『藤十郎の恋・恩讐の彼方に』:菊池寛(新潮文庫)『風立ちぬ・美しい村』:堀辰雄(新潮文庫)
2013.08.22
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<読書記録>8月19日(月)『「魂」の思想史 近代の異端者とともに』:酒井健(筑摩選書)もやもやとしたもの=魂、それを追い求めた歴史上の人物の内面を探る。ゴッホ、ニーチェ、ボードレール、ヘーゲル、バタイユ、岡本太郎和辻哲郎、三島由紀夫。命をかけて、魂とは何かを追い求めた迫力を感じた。
2013.08.19
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<読書記録>9月16日(金)『教師の資質 できる教師とダメ教師は何が違うのか?』:諸富祥彦(朝日新書)現在の教師は、マルチな才能を求められている。でも、現場はそれほど余裕もない。大部分の教師が誠実に生徒と向かい合っている中、要求されるものが多すぎてバーンアウト状態にある。それでも生徒と向き合う毎日は続く。そうした、現場の教師、これから教師を志す学生へのおすすめ本だ。
2013.08.17
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6月26日 『吉原暗黒譚』誉田哲也(文春文庫) 27日 『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦(朝日新聞出版) 30日 『世界エロス大全』桐生操(文春文庫)7月 2日 『終戦のエンペラー』岡本嗣郎(集英社文庫) 5日 『「時刻表」はこうしてつくられる』時刻表編集部OB編著(交通新聞社新書) 7日 『いま日本人に読ませたい「戦前の教科書」』日下公人(祥伝社) 11日 『かすていら』さだまさし(小学館文庫) 12日 『戦後史の正体』孫崎亨(創元社) 14日 『伊勢神宮と天皇の謎』武澤秀一(文春新書) 16日 『明治国家をつくった人びと』瀧井一博(講談社現代新書) 20日 『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』ジャレド:ダイヤモンド〔長谷川寿一:訳〕 (草思社文庫) 22日 『ギリシャ神話』アポロードス〔高津春繁:訳〕(岩波文庫) 23日 『眠れないほど面白い「古事記」』由良弥生(王様文庫) 24日 『掏摸(スリ)』中村文則(河出文庫) 26日 『カネと文学』山本芳明(新潮選書) 28日 『幸福について―人生論』ショウペンハウエル〔橋本文夫:訳〕 31日 『菜穂子・楡の家』堀辰夫(新潮文庫)8月 3日 『特別支援教育』柘植雅義(中公新書) 5日 『零戦―その誕生と栄光の記録』堀越二郎(角川文庫) 7日 『工学部ヒラノ教授』今野浩(新潮文庫) 11日 『明治<美人>論』佐伯順子(NHKbooks) 12日 『公務員試験のカラクリ』大原瞠(光文社新書) 14日 『富士には月見草』太宰治・長部日出雄(新潮文庫)えらくサボったもんですわ。
2013.08.15
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<読書記録>6月23日(日)『龍馬史』:磯田道史(文春文庫)久しぶりの更新ですわ。この本、龍馬暗殺犯についての数々の説を検証し、黒幕をある程度特定しているし、また、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』にはない、龍馬の手紙を中心に龍馬像をおっているところが面白かったです。
2013.06.24
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<読書記録>6月3日(月)『集中講義 これが哲学!』西研(河出文庫)混沌とする現代にこそ、問題の本質を探る哲学が必要である。公共性、生きる意味、何が正しいのか、そういった問題を掘り下げてくれる著作。哲学史も勉強できた。
2013.06.03
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普通は、太平洋戦争(1941年開始)だと思う。でも、京都の人は、「禁門の変」(1864年開始)だと思っているらしい。歴史を感じるわ。京都、恐るべし。
2013.05.30
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<読書記録>5月25日(土)『昭和三十年代の匂い』:岡崎武志(ちくま文庫)まだ生まれる前だったけど、なんとなく理解できる風景が満載。汲み取り式便所、レモン石鹸、ナフタリンなど今はなくなってしまった匂いを思い出し、懐かしくなった。
2013.05.26
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<読書記録>5月14日(火)『空飛ぶ広報室』:有川浩(幻冬舎)有川女史の自衛隊シリーズの完結版か?現在テレビで放映中の同名のドラマもすごくいい。人は、常に新しい居場所を見つけながら生きていくものだと思う。みんながピッチャーじゃ野球ができないように、組織の中でも、そのポジションがなければ回らないものがある。そこで、自分の力を精一杯発揮することの大切さを教えられた。
2013.05.14
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<読書記録>4月29日(月・祝)『レ・ミゼラブル』〔上・下〕ヴィクトル:ユゴー〔永山篤一・訳〕(角川文庫)フランス区革命後のフランス社会を舞台に物語が展開する。主人公のジャン:バルジャンが罪を背負い続けて、それを贖うために生きていく姿が何とも言えない。また、コゼットの人生を見て、苦労は報われると信じたくなった。名著だったけど、手が付けられないでいた作品だ。
2013.04.29
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<読書記録>3月31日(日)『入門 朱子学と陽明学』:小倉紀蔵(ちくま新書)孔子から出発した儒家の思想を発展させた両学派の相違点を論じる。特に心をどうとらえるかが重要なようだ。江戸時代、日本では朱子学が官学化され、武士の修めるべき学問となった。中国や朝鮮半島でも、官僚や支配者は朱子学を学び、統治の基本とした。そこには、心が澄み切った中で、正しい判断をすることが求められたためだ。私心をもって統治にあたるのは、政治にかかわるものがしてはいけないこと。さて、現在の日本はどうだろう。
2013.03.31
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<読書記録>3月27日(水)『海を見に行こう』:飛鳥井千砂(集英社文庫)人は昔、海から生まれたという。そんな人間の様々な関係を描く連作短編集。海に行きたくなった。
2013.03.27
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<読書記録>3月24日(日)『上杉鷹山の師 細井平洲』:童門冬二(集英社文庫)借金だらけの米沢藩を立ち直らせた鷹山とその師である細井平洲との関係を描く。細井平洲は僕の生まれた街の有名人。平洲という名前をとった中学校もあるくらい。教育者としての平洲先生のことば。「学問は自分が理解できたらそれでよし、というものではない。自分以外の人にもわかってもらうという努力も必要だ」これは胸にしみた。
2013.03.24
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<読書記録>3月23日(土)『日本近代文学の名作』:吉本隆明〔構成/大井浩一・重里徹也〕(新潮文庫)吉本隆明独特の視点で、日本の近代文学作品が語られている。目次より夏目漱石『こころ』、高村光太郎『道程』、森鷗外『高瀬舟』芥川龍之介『玄鶴山房』、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』江戸川乱歩『陰獣』、横光利一『機械』、川端康成『雪国』安田與重郎『日本の橋』、吉川英治『宮本武蔵』中野重治『歌のわかれ』、谷崎潤一郎『細雪』小林秀雄『無常といふ事』、坂口安吾『白痴』、太宰治『斜陽』柳田國男『海上の道』、折口信夫『日琉語族論』、中原中也『在りし日の歌』萩原朔太郎『月に吠える』、岡本かの子『花は勁し』、志賀直哉『暗夜行路』田山花袋『田舎教師』、島崎藤村『春』、二葉亭四迷『平凡』
2013.03.23
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<読書記録>3月21日(木)『私の遍歴時代』:三島由紀夫(ちくま文庫)幼少期から全盛期までの三島の過去を自身で振り返ったエッセイ。三島の家族や文壇への思い、スポーツに関する考え方や、結婚観などがうかがえる。三島研究者は必読の書。
2013.03.23
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<読書記録>3月17日(日)『ひゃくはち』:早見和真(集英社文庫)間もなく、春のセンバツが始まる。高校球児にとっては、あこがれの大会だ。甲子園を目指している高校球児は(いや、野球小僧)はたくさんいる。でも、そこにたどり着く高校生は一握りだ。だからだろうか、高校野球をしている球児たちには、周囲が色んなものを重ね合わせ、美化していく。でも、彼らだって普通の高校生だ。追試も受ければ、恋愛もする。なんだか、熱いものを持ったまま成長していく登場人物たちが愛らしく感じた。
2013.03.17
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<読書記録>3月17日(日)『日本人なら絶対知っておきたい韓国の歴史』:山崎〔旧字〕赤秋(幻冬舎ルネッサンス新書)古代からの日本と韓国とのかかわり、現代の韓国事情が分かる。明治までは、日本と韓国の関係は大方良好だったのに、現在はそうではない。「近くて遠い国」の様子がよくわかる。
2013.03.17
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<読書記録>3月13日(水)『乙女の密告』:赤染晶子(新潮文庫)外語大に通う主人公のみか子。課題として「アンネの日記」の暗唱が与えられる。アンネの言葉を通じ、人間だれもが、彼女を売った密告者になるうる存在であることが説かれる。ユダヤ人迫害は、密告と噂を楽しむように作られた人間の本能により長期間にわたって行われたと言える。ナチスの政策を新たな視点で考えるきっかけになった。
2013.03.13
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<読書記録>3月13日(水)『ハーレムワールド』〔新装版〕:山田詠美(講談社文庫)様々な人種(国籍)の男と身体を重ねる女性主人公サユリ。主人公は黒人の血をひく日本人。人種や国籍で人を判断するのではなく、その人物個人の内面を重視して愛することを説く。人間の中にある意識しない差別「意識」をえぐる作品。
2013.03.13
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<読書記録>3月11日(月)『十九歳の地図』:中上健次(河出文庫)この先自分はどうなるのか、もやもやしたものを抱えながら生きている青年期。今の自分の置かれている状況は、社会のせいなのか、それとも自分のせいなのか。はっきりしない時期だ。表面上は取り繕っていても、内面ではトゲトゲしていた10代~20代の自分が重なった。
2013.03.10
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<読書記録>3月9日(土)『限りなく透明に近いブルー』:村上龍(講談社文庫)ドラッグとセックスに明け暮れる若者。頽廃がキーワードの生活を彼らはおくる。将来に悩む風景は僕の学生時代と同じだけど、僕の場合は、もっとまじめだったと思わされた。でも、自分の未来について苦しんでいたあの頃を思い出し、懐かしくもあった。
2013.03.10
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<読書記録>3月9日(土)『オウム事件 17年目の告白』:上祐史浩・著、有田芳生・検証(扶桑社)日本を震撼させたテロ事件の地下鉄サリン事件。それまで、数々の事件を引き起こしたとされるオウム真理教の広報をしていたのが上祐史浩。彼が2012年で50歳を迎えるにあたり、自分とオウム(麻原)との関わりを告白したもの。自分の中に棲む自己顕示と自己矛盾。それを解決するための神秘体験。人間の内面を内省することについて考えさせられた。
2013.03.09
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<読書記録>3月7日(木)『数学に恋したくなる話』:秋山仁・松永清子(PHPサイエンス・ワールド新書)同じクラスの生徒が自分と同じ誕生日の確率が結構高いこと、江戸時代の職人さんも、ちゃんと数学を使っていたこと、みんなが納得する選挙の方法など、しびれる内容がたくさんだった。
2013.03.08
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<読書記録>3月4日(月)『ラブコメ今昔』:有川浩(角川文庫)自衛隊員の恋愛を扱った短編集。国を背負い、家族を背負い、恋人を背負う。そうした自衛官たちの生き様がまぶしい。有事の際に体を張れる職業。なんだか、自衛官がモテるのがわかる気がする。でも、自衛官たちが活躍できる時がくることがないことを願いたい。
2013.03.04
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<読書記録>3月3日(日)『日本の文字-「無声の思考」の封印を解く』:石川九楊(ちくま新書)漢字・カタカナ・ひらがなを使う日本人。外国人から見ると、一見非合理に見えるもの。しかし、そこには、表現の上で重要な意味がある。同時に、日本語が横書化されたことによる弊害も論じている。「書く」という行為について、考えさせられた。
2013.03.03
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<読書記録>2月28日(木)『赤頭巾ちゃん気をつけて』:庄司薫(新潮文庫)1960年代の後半、名門日比谷高校の三年生を主人公にした小説。自分の夢が受け入れられない社会に対し、また、戦後民主主義教育への不満など、考えさせられる内容が多かった。生徒の自主性というけれど、それを負わされてしまう若干15~18歳の高校生は、いったいどう対応すればいいんだろう。自分の高校時代と重ね合わせて、昔を思い出した。
2013.03.02
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<読書記録>2月25日(月)『言語の社会心理学-伝えたいことは伝わるのか』:岡本真一郎(中公新書)私たちは通常、言葉を媒介として意思伝達をしている。しかし、それ以外の非言語的なものも意思伝達上重要なツールとなる。また、こちらの意思が相手に伝わらない経験もよくしている。その原因はどこにあるのかを探る一冊。
2013.02.24
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<読書記録>2月24日(日)『飢餓海峡』〔上・下〕:水上勉(新潮文庫)戦前、極貧の中で幼少期を過ごした主人公の男女。その二人が終戦後のどさくさの中で泥臭く生きる。しかし、生きていく中で、犯罪に手を染めた男の行方を、執念深く追い求める老刑事の思い。戦中戦後のどさくさを生きる苦しさと、それをあっけらかんと受け入れる人間模様がいい。
2013.02.24
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