少し大人になったかな。

2012年04月09日
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なんかの雑誌に載ってた。
仏教の教えでは「人を愛しすぎちゃいけない」らしい。
人はね、一人で生まれてきてどうせ死ぬ時も一人やから、どんな形にしろ、大事な人との別離は必ず訪れるものやから、その時に絶望に陥らないように、空っぽの自分にならないように、ある程度の距離を置かないといけない、人を愛しすぎちゃいけない…みたいな内容やったかな。

最近よくそれが頭をよぎる。
私は彼に依存しすぎてる。
一緒にいるときはわがままを言いすぎる。
自分のことしか考えてない、だって彼は絶対に怒らないし、私の機嫌を一生懸命とってくれる。
そして彼を散々困らせてから、それでも帰らなくちゃいけなくなると死ぬほど心細くてさみしくなる。
「一人でどうしろって言うの」「一人で眠りたくない」「いやだ、離れたくない」



彼を困らせるために会うんじゃないし、別れ際に絶望的な気持ちになるために一緒に過ごしてるんじゃないのに。

私だって彼を支えたい、癒してあげたい。
帰るときは「今日が楽しかったから、明日からまた仕事がんばれるよ。また会える日を楽しみに、がんばるよ」って笑顔で言いたい。

与えられるばっかりじゃなくて、彼に私と付き合ってよかったって、思ってもらいたい。
心の底から。

なんでも器用にこなしてしまうし、彼は強いから、職場、家族、みんなが彼を頼りにする。
弱音をはかないから、優しいから彼はいつも大変そう。
でも息抜きもうまいから、上手に毒をはいて、いつも何でもない風に笑う。
そんな彼の隣にいれることが私の誇りやけど、私は彼の重荷になるために付き合ってるんじゃないのに。

最近、なんでかな。
仕事のことでいろいろあったからかな。

少なくとも、付き合い始めはこんなんじゃなかった。
ちゃんと自分を持って、自分を自立した存在と認めて、彼と向き合えていた。

「帰りたくない」なんて言いながら駄々をこねたりはしないけど、私の表情を見てさみしさを感じ取る彼は、いつも帰り際、たっぷり時間をとって抱きしめてくれる。
「大丈夫、いつも応援してるからね。」
彼もさみしいに決まってるし、彼だって毎日本当に大変やのにな。


この愛がないときは、私はもっと強かった。
一人でどこへでも行ったし楽しみを見つけた。
どんなときも気丈に振る舞えた。

甘えってこわい
依存ってこわい

こんな私のままじゃ、彼はいつか嫌気がさしてしまうんじゃないかとか、離れて行ってしまうんじゃないかとか、いや、それは絶対にないとか、いろんな感情が頭をぐるぐる。

どうしたらもっと強くなれるかな。
私だって彼を支えたいよ。
頼りにされたいよ。





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最終更新日  2012年04月10日 03時27分29秒
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