『酒の効用について』
■お酒は百薬の長といいます。昔、医療技術の発達してなかった時代には、お酒は一番の薬でした。
今日は『酒の効用』と題して、色々なリキュール、カクテルの効用についてお話したいと思います。
(1)薬種についての簡単な歴史
西洋では・・・
1800年前、ローマ時代に名医のガレヌスが薬草を葡萄酒に浸して作ったのが始まりとされている。
(これをガレヌス製剤という)
東洋では・・・
西洋よりも古く、紀元前300年ごろ、漢方に関する古典
『神農本草経』
に薬草を酒に浸す事が述べられてあるという。
つまり、漢方と酒の発達が自然に融合して薬種が生まれたと説かれる。
日本では・・・
中国で完成された薬種の西方が入ってきたもので、
平安時代、屠蘇酒が宮中で用いられたのが始まりといわれる。
こうしたことの始まりが、西洋では、リキュール、フォーティファイドワインなどにつながり、
東洋では、中国酒などにつながり、現在に至っていると考えられる。
(2)「酒の効能」について
「風邪」・・・
ホット・バター・ド・ラム、
ホット・タデー、
ホット・エッグ・ノッグ、
ホット・グロッグ
などのホットドリンクス、アルコールがカロリー元になり、発汗を促して、解熱作用がある。
「咳」・・・
ロック・アンド・ライ・カクテル、同名のアメリカ製リキュール。
「解熱」・・・
濃い紅茶とソーダを半々に割った物が良いという。
キュラソー島の住民は、昔からキュラソーを熱病の薬に用いているといわれる。
「頭痛」・・・
アブサン少量を手のひらに落とし、2~3回擦ってその香りをかぐ。
アブサンは、フランス陸軍でも薬として用いられた事がある。
鼻詰まりにも良い。
「食欲増進」・・・
ベルモットやシェリーをストレートで食前にいっぱい飲む。
アペタイザーカクテル
(マテニー、マンハッタン、バンブーなどのカクテル)は
すべてこの目的でつくられたものである。
「消化不良」・・・
リキュール類、特にペパーミントが効果的である。
ウイスキーやブランデーを薄めた物を少量も、適当に胃を刺激して胃液の分泌を盛んにする。
「胃痛」・・・
ジンとアニゼット、またはジンとミントの半々をリキュールグラスに一杯飲む、
アンゴズチュラビタース少量のソーダ割も有効である。
「下痢」・・・
ブラックベリー・ブランデーをリキュールグラスに一杯。
または、ポートワインとブランデーの半々にアンゴスチュラビタースを1ダッシュ加えた物も良い。


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