江戸っ子が斬る!! 感情的起因からの論理思考

江戸っ子が斬る!! 感情的起因からの論理思考

2004年06月30日
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カテゴリ: マンガ

マンガ日本の古典(23)

体調不良で何とか仕事をしてる状態で、日記記事にも精彩を欠く昨今。パワーの補給に図書館へ。

マンガ日本の古典23 「三河物語」 安彦良和 著 1995

今となっては古い本だが、このマンガ日本の古典シリーズは出版当時に別の所で通読読破しようとしていた。
飯田橋の駅ビル「ラムラ」内に東京都青少年センターというのがあって、
そこで、図書やCDを借りたり、スタジオを借りてバンドの練習や、会議室でTRPGをしたりが出来たのだが、
石原や自民党都議どものせいで、遥か彼方青海まで引越しさせられた。
http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=s_13010434

おまけに今調べたら、
「青少年センターは平成16年3月31日をもって廃止となりました。」だと!

石原テメェふざけんな!
てめーが海外に視察名目でヨット遊びに行ったリ、
銀座を戦車で行進する金はあっても
「青少年教育はどうでもいい」って事か!偽善者!
都議どもも、団塊ジュニア世代の人口比率が日本では一番多いって事を甘く見てると、将来テメエら子々孫々が恨まれて日干しにされること気にした方がいいぞ。
年金の事といい、政治家どもは若い人間なめてる!
なめられないように選挙で効果を出さないと!

大脱線、本題に戻る。

石原のせいで、読破は中途で投げ出されたままになっていたのを、
図書館に発見したので、漫画をさらりと読むつもりが、はまって借りてきてしまった!

今だとガンダムエースの「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」がとにかく話題な安彦良和さんですが、


【予約】 機動戦士ガンダム THE ORIGIN 16




勇者ライディーン DVD MEMORIAL BOX1

コンバトラーV、


超電磁ロボ コン・バトラーV DVDBOX

ろぼっ子ビートン、

巨神ゴーグ。

映画のクラッシャージョー、


 クラッシャージョー DVD

アリオン


「アリオン」



そして、映画原作作品コミックからの流れで、
歴史モノ漫画家の巨匠と思っている次第なので、
タイトルからは中身がピンと来なくても、
表紙見て「あ、安彦さんの絵だ」ってぱっと手にとって見たわけです。

この人の「いくさ」が描かれている漫画は「包括的」で素晴らしい。
戦争マンガ描く人は宮崎駿や小林源文とかいますけど、
局地戦の個人とかだけが描かれてて、
戦略戦術の大局や、背後の政治なんかの描写が弱いんですが、
安彦作品は一兵卒の苦悩から、政治屋の薄汚さまで良く出ている。
戦争ってのが、如何にわざわざ人間が集まって、小賢しい汚らしい殺し合いをしてるってのが鋭く描かれてると思うんです。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」もそういう読み方ができるので、ホント別格ですよ!
しかも長らく読んでいるんで、漫画家さんとして作品が凄く読み易くなっているのが判る。
アニメーターのカラーが強かった頃の作品の「アリオン」や「ヴィナス戦記」は読みづらい。
(宮崎駿のマンガの方のナウシカも「漫画として」は読みづらいでしょ)

本題の「三河物語」ってなんでしょうか?
「天下のご意見番」大久保彦左衛門というのは聞いた事があるかもしれません。
(駿河台に屋敷があって住んでたんですねぇ!近所に住んでてしらなんだ。これ詳しく古地図とかで調べてみようかな。)

その彦左衛門が書いた江戸時代広く読まれた読み物
(ベストセラーと書かないのは売り物じゃなかったからです)
60超えてサラリーマンサムライを隠居した爺さんが、
勤めていた江戸幕府の人事制度や、
上司家康の愚痴を書いてる物が原書らしい。
(平たく言っちまうと年齢や処遇は置いとけば、
私がやってる日記と似たようなもんだ(W
 彦左衛門Blogってのも面白いか?)
で、「江戸時代の年寄りの愚痴」なんで
関連書籍を書かれた現代人曰く「原本は面白くない」んだそうだ。

それを「太助」との繋がりを描く事によって、ブレークスルーを得て、
この漫画は大変な良作となっている。

憧れのサムライになってはみたものの・・・
組織内の足の引っ張り合い。
大阪の陣で仕事に出てみれば、侍の仕事って結局「ひとごろし」でしかないという現実。

彦左衛門が「天下のご意見番」って言われて家康にズケズケモノを言ったってのは時代劇のフィクションですが、
「旗奉公」に関して家康にキッパリモノを言ったとされる所は
非常に面白い!
ここ、凄い難解なんですが、これもさらりとに言っちまうと、
大阪の陣で家康が自分が真田にびびって陣を下げた=「逃げた」のを認めたくなくて、
旗を下げた責務を彦左衛門に問うのだが、
彦左衛門は「自分は御槍奉行で槍を預かっている!」
と自分は旗について動いたという事を将軍に歯向かって直言したって事です。
(上司にそれはあんたのミスでしょ!って言ったって事!)
ここに出世が下手でも実直な彦左衛門の頑固さと、
家康の人間的な弱さが描かれててとても面白い!
図書館で笑いをこらえるのに大変でした(W

ちなみに私は小説や漫画を読みながら、脳内で映像化した場合のコンテを切ったり、
声優さんの声をCVとして漫画のキャラにあてる事のできる「のーみそ」を持っています。

で、読んでる最中CVは
太助=田中真弓
彦左衛門=永井一郎
として、脳内キャスティングして楽しく読めました(W
(ホント脳みそって最高のデバイスだよねー)





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最終更新日  2007年10月18日 08時06分16秒
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