◆◇◆色(いろ)・彩(いろ)日記◆◇◆
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金曜日は、六本木ヒルズに安藤忠雄さんの講演を聞きに行きました。これまでの仕事について淡々と語る安藤さんでした。が、やはり安藤さんは関西人、ところどころに笑いのネタをちりばめてくださいました。もちろん、仕事に対するスタンスのようなこともお話しくださいました。「難しい条件を出す相手こそ、仕事のやりがいがある」という姿勢には、衿を正す思いでした。なかでも印象に残ったのは、ある質問者が「東京にもっと人が来て観光地になるためには、何を造ることがよいと思いますか?」という主旨のことを尋ねたのに対し、「日本人は、英語力をつけねばなりませんね。海外の人が日本に来づらい理由には言葉の問題がある」という安藤さんの回答には、目からウロコ!都市に必要なのは、ハード(建物)ではなく、ソフト(人、サービス)であるという安藤さんの考え方に、常に第一線でいらっしゃる方ならではの視野の広さを感じました。★☆★---★☆★その後、タクシーを渋谷のセルリアンタワーまで飛ばし、タワーにて旧友たちと会食。8人集まったなかで子持ちは私ともう1人いて、そのもう1人の子持ちであるO君と育児環境について語り合いました。私が、子供を通わせる小学校について、ちょっと考えていることを話しました。実家近くの小学校は、3年ほど前に都営住宅が出来てから、急に問題が増えてきています。都営住宅ができたために、生徒が急増し、もともと通っていた生徒の半数近くが他校に「追い出される」形で収拾したからです。私の実家は、「追い出される」対象のエリアではなかったのですが…。都営住宅の住人が大半を占めることになったために、・生徒の家庭環境の格差(もともとの住人は比較的裕福だけれど…)・「追い出された」エリア住人との確執をはじめ、さまざまな問題が出てきているのです。加えて、あの悪制度「ゆとり教育」が公立で行われているので、「塾に通わせるよりは小学校から国私立に」という方が、実家の地元で急増しています。地元の知人たちからは、「Tくん(息子)は、新居のあるところの小学校に通わせたほうがよいのではないか」と言われています。実際、新居の近くの小学校は“ブランド公立小学校”のひとつでもある小学校。そちらのほうが教育環境は良いに決まっているのですが…息子が、実家近くの小学校に通いたがっているので、「とりあえず実家近くの小学校、中学受験をしたくなったら新居近くに通う」ことにしようかと考えています。…という話をしたら、友達のO君も、住む地域で似たような問題が起きていると話していました。「N市も、市内でのエリアによる収入格差が大きくて…世帯収入が高いエリアでないと良い教育ができないようなんだ」「家を買うなら、収入の高い人が多く住むエリアに、と考えているんだ」とのこと。今や、収入により、受けられる教育のレベルが大きく違うようです。一つは、世帯収入の高い地域ほど、教員のレベル(=熱心さ)が高いこと(これはどうも事実のようですね)。もう一つは、「ゆとり教育」ではできない教育をするにはお金がかかること。そして、優れた教育を受けた結果は、その後の人生にとって代えられない価値となります。社会人としていろんな場面の「考え方の違い」を目の当たりにするなかで、「日本は階層社会となりつつある」と感じずにはいられません。
2004.04.24
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