ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

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歯のしくみ

歯のしくみ




 手を考えてみて下さい。

       字を書いたり、物を持ったり、道具を使ったり、手もとっても働き者ですね。

       表面は丈夫な皮膚で覆われていますね。これは、その下にある筋肉や血管、神経が

       衝撃やバイキンに弱いのでしっかり覆って守るため。また、手がしっかり動くためには

       それを支える骨が必要ですね。皮膚も筋肉も柔らかいので支えるものがなければふにゃ

       ふにゃして動かすことすらできません。

       歯も手と一緒。

       ただ硬いカルシウムの塊が埋まっているわけではなくて、中には歯を生かすため、栄

       養を運ぶための血管が通っており、神経が通っており、それを支える骨があり、それを

       守るための外壁があり、さらに衝撃を吸収するためのクッションがあります。

       食べる、話す、役割を果たすために一生懸命生きています。

        歯のしくみを見てみましょう。






  歯と歯ぐきと支えている骨を縦に切った図です。

  歯の中ってこんなふうになっているんです。

  歯は、 目に見える白い部分( 歯冠 ) と、 歯ぐきの中に埋まっている根っこ( 歯根 でできています。



■エナメル質

  歯の表面にある、身体の中で もっとも硬い組織 です。水晶ほどの硬さがありますが、衝撃にはちょっと弱

  いです。中のやわらかく敏感な部分を守っています。色は半透明で、中の色が透けています。


■象牙質

  エナメル質の内側にある、やややわらかい組織です。たくさんの細い管からできています。 刺激に敏感

  ので、ここが外側に出るとしみたり、痛んだりします。


■セメント質

  歯根の表面を覆っています。エナメル質よりも やわらかく 、ざらざらしており、 虫歯になりやすい 部分です。


■歯髄

  一般に、 神経 と呼ばれているところです。 血管 が通っていて、歯に栄養を運んでいます。神経といっても、

  糸のようになっているわけではなくて、ぶよっとしたかたまりになって詰まっています。


■歯肉

  歯ぐきのことです。歯根を覆って守っています。健康な歯肉は、

・引き締まっている
  ・薄いピンク色をしている
  ・歯と歯の間がきれいな三角形になって、ミカンの皮のようなプツプツがある


  といった特徴があります。


■歯槽骨

  歯を支える 土台になっている骨 です。上下の顎の骨と、歯をしっかりと結んでいます。


■歯根膜

  歯根と歯槽骨の間にある膜です。かんだ時の 衝撃をやわらげるクッション のような働きをしています。たくさん

  の繊維が出ていて、セメント質にくっついています。


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