全19件 (19件中 1-19件目)
1
とんでもなく長いこと放置してしまい、申し訳ありませんでした。何かもう、今日までバタバタしまくりまくり、夢の中でもローリンローリン、ほんと、脳内補完のレベルをぽーんと越えて、わけわかんない状態でした。まず、アルバイト始めたので週休0になった上に、どういうわけか、受験生なんて無謀な賭けに出てまして、はい、この歳になって今更受験勉強をしていました。で。今日結果が出ました。結果。合格☆ウホホ (o ̄▽ ̄)o(o ̄▽ ̄o)o( ̄▽ ̄o) ウホホ本当、長い放置で申し訳ありませんでした。言い訳になるかもしれませんが、PCの電源を入れることさえ、そうした途端に試験に落ちてしまうような気がしてできなかったのです。たまに、メールチェックなどはしていたものの、自分のページを見るのも怖くて、試験が終わるまでは、何か、もう自分の中での「引きこもり像」に自分自身が完璧なまでにハマッていて、すごく切なかったです。何せ、試験が想像していた以上に非常に難しくて、自分がどれだけなめてかかっていたかを思い知らされるような内容だったので、試験が終わった後の行いも、何だか結果に関わるような、やや被害妄想気味のネガティブスパイラルに陥っていたのです。試験は一次試験、二次試験とあって、一次は学生時代の成績と小論文、二次は英語、小論文、面接というラインナップでした。しかし、この英語と小論文が一筋縄ではいかなくて、受験勉強から遠のいて早○年、自戒の歯車を回すより、怠惰な脳内麻薬に依存するすれっからしのギリギリ20代にとっては、激しく上下する血圧に、ただひたすら体力ばかりが消耗する時間でした。だってさ、アメリカの医療系HPからそのまんま長文で出るなんて、想像もしねーべさ!問題を解いたというよりは、ただひたすら汚しまくったような認識しかありませんでした。はっきり言って、文章を読むというより、想像。とにかく、試験の結果は自分でもさんざんだというのは痛いほどわかっていたことだったので、まさか、受かるとは夢にも思っていませんでした。で、来年からは某医療系大学歯学部の3年生になります。歯学部といっても、歯科医師になるわけではなくて、あくまで勉強するのは歯科衛生士についてです。…と、ここまで言うとわかる人にはごっついバレバレになってしまうのですが。私の中には、常にある焦燥感があります。根拠があるわけでもなく、自分でもよくわからないのですが、たぶん、物心ついた頃から同じような感覚がまとわりついて離れません。それは、この世に起こりうる最悪の事態に陥り、万が一自分が生き残ってしまった時、はたして、自力で生きていくことができるだろうか、何を糧に、何を武器に自分を生かしていくことができるだろうかということです。小さい頃、物置に置いてあった「はだしのゲン」という戦争をテーマにしたマンガを読みながら、自分がこの状況で生き残ってしまったら、どうやって食べていったらいいのだろうということを考えていました。まだ、小さく何の力も無かった私は、もっとも自分のそばにたくさんあった本を一つ一つ点検するようになりました。生きるためには食べ物が必要です。そして、その食べ物を得るためには、それと同等の何かを持っていなくてはなりません。私は、自分が最も面白いと思う本を寄り集め、いつ、どんなことがあっても、持って逃げることができるように一つにまとめて、部屋の隅に置くようになりました。もし、何かあった時、本を読み聞かせして、お金を稼ごうと思ったのです。今、考えてみると、何だかこっ恥ずかしくて笑ってしまうのですが、たぶん、今でもこの頃と基本は何も変わっていないと思います。自分なりに紆余曲折を経て、歯科衛生士という資格を手にすることができました。私は、この資格をもって自分を生かしていきたいと思っています。今、この資格を持つ自分に対して課している課題は、どんな厳しい環境…設備も道具も材料もろくになく、周りには医療に関する知識を持つ人がほとんどいなく、衛生状態、周囲の人々の状況は最悪を極めるような状況に置かれても、その環境を最大限に生かし、最良の医療を提供できるだけのスキル、知識、行動力、人間性…必要なものを身につけることです。いつ何時、自分が最悪の状況に置かれるかわからない。明日、生きていられるかどうか、持っているお金がそのままであるかどうか、そんなことはわかりません。私は、歯科衛生士として自分を生かし、他人を生かせる人間になりたい。そう思っています。その1つのステップをまた踏み出せたことに、今、すごく感謝しています。
September 16, 2005
コメント(72)
こんちば☆バイトを始めてから、めっきり一日が長くなりやがりまして、何てゆーんですか充実感♪<かつてのDA P○MP風味D● PUMPっていやあ、デビュー直後でまだブレイクの片鱗すら感じられなかったあの(いつ?)時期、私の母校の学園祭に来てましたねぇ。私は行きませんでしたが。というわけで、置手紙。<強引ちょっと前の話になりますが、先日、日記にも書いた背筋250のバ■アグラン、キリン(仮名)さんが、先日、うちの病院を出て、他の病院に移られました。総合病院というのは、どこでも大抵最長入院期間というものが決まっていて、キリンさんはその期間がギリギリで、ずっと転院先が決まるのを待っている状態でした。まあ、うちの病院でももっとも症状の重い「難病棟」に入院されていた方なので、それだけ受け入れ先も絞られてしまったのだと思います。ずいぶん、待たされていたみたいでした。けれど、当の本人はどうやら転院を嫌がっていたようです。前の日記でも書きましたが、彼は、夜中に突然、歯が痛いと訴えながら、悶えまくり暴れまくり騒ぎまくり、自らとっても近所迷惑な存在へと坂道を転げ落ちるようにフォーリンダウンという奇妙奇天烈な行動をのべつまくなしにとっていたのですが、後になって看護士さんがしてくれた話によると、どうも、それは一種、転院したくないという彼なりの意思表示だったらしいのです。それを聞いた時、それまでの彼と接してきた時間というのが、急にリアルなものとして思い出され、ものすごくさびしーーーーーーーい気持ちになりました。深く意識はしていなかったのですが、よく思い出してみると、歯科室の中だけでなく、病院で過ごす時間の中で何気なく、けれどなぜか頻繁に彼とはお話していた気がします。彼のいる難病棟は、私が主に口腔ケアを担当している場所でもあるので、頻繁に出入りしているのですが、特に用事がなくても、彼のいる病室は覗いていました。そして、お話していました。彼は、歯科室に行くのが楽しみだと言ってくれました。冗談は言うけど、絶対に人を悪く言うことはありませんでした。すごくエキセントリックな感性をしていたけれど、もともととても知的レベルの高い人だったのでしょう、豊富なボキャブラリーや知識があり、とても思いやりの深い人だったので、どれだけ長い時間おしゃべりをしていても、常に新鮮さがあって疲れることなどありませんでした。重い病気を背負うということは、ものすごく大切なものを失うということです。でも、その喪失が霞んで見えてしまうほどの、かけがえの無い魂の輝きを放っている。そんな気がしました。ずっと、ここの歯科にかかれたらいい、そう言ってもらえたことが、本当に嬉しかった。うちの病院は、退院する場合、大抵が10時までに出て行くことになっています。けれど、歯科室が開くのはちょうど10時。退院する方々に、お見送りのあいさつをすることはできないのです。彼は、頭がいいからそのことは重々承知のことだったのだと思います。でも、退院するその日の朝、彼はそれでも車椅子を一生懸命転がして、歯科室まで足を運んでくれたのでしょう。朝、歯科室のドアを開けた時、床に一枚のメモ用紙が落ちていました。薄暗がりの中に、そっと置かれた一枚の紙、そこに書かれている字には、彼の精一杯の気持ちが溢れていました。病魔によって自由を奪われたその指で、一文字一文字丁寧にお別れの言葉が綴られていました。お礼の言葉と、転院先と、そして最後にもう一度お礼の言葉と…。読み終わったとたん、不意に意図することなく涙が出ました。いろいろなことが思い出されて、そして、病魔と闘いながらも、必死で前を向き楽しく、楽しく人生を生きていこうとする彼の強さを、今更ながらに強く感じて。ここの病院には、感動があります。本当に、ここに勤めてよかったと思います。
August 10, 2005
コメント(2)
えー、今やっている仕事のほかに、さらにアルバイトをすることにしました。もちろん、仕事内容は「歯科衛生士」。今の仕事は、勤務時間が遅くても17時までと短い上に、非常勤扱いで週30時間以上働けないもんだから、一人暮らしの身としては金銭状態が、カタストロフなわけなのです。というわけで、職場の近所にすごくすてきな歯医者さんを見つけたので、そこに潜り込むことにしました。本職の方は、月~金の10時から17時まで(日によって微妙に違いますが)。で、バイトの方が月・火・木・金の18時~、土日は終日ということなので、ナント週休0日になってまいますた( ̄▽ ̄)何か、方々からいろいろ言われましたが、頑張ります☆だってさ、家にいたって暇人まっしぐらだし、お金がなけりゃ生きていけないし。頑張りますー☆
August 8, 2005
コメント(4)
よしののきみさんからコミックバトンをいただきました☆さっそく、お答えしようと思います~(・_・*)ノ1.あなたのコミックスの所持数は?……………(・_・;正直、よくわかりません。実家にある分を入れると…本当に想像がつかない。今、部屋にある分だけでも300はあるし、この間実家のマンガ整理してたら物置がまるごと一個埋まってしまったし…。父が、手塚治虫フリークで、実家の歯科医院の待合室はマンガ図書館と化しているし、小さい頃から、マンガの大人買い(^-^;なんてしょっちゅうだったし…。そんな中で物心つく前から育ってしまったので、マンガはもはや細胞の一部。2.今読んでるコミックは?最近、寝る前に読んでいるのは萩尾望都作品。昨夜は「11人いる!」でした。3.最後に買ったコミックは?「龍狼伝」の文庫版と「はじめの一歩」73巻。4.よく読む、または思い入れのあるコミック5つあげよう、う、ううx図言う亜rてゃ言う言ういあうい終えw……(悶絶)5つかよ!5つ!5つ!苦渋の選択ですな。じゅうじゅう絞って絞ってみます。☆火の鳥言わずと知れた手塚治虫の代表作。回り続ける世界の理、人の世の理不尽さ、「生命」という言葉が表すもの…この世に生まれ、生きていくことを感じ、考えさせられた作品です。もっとも、影響を受けた作品かもしれない。☆ブラック・ジャックこれも手塚治虫の代表作。手塚治虫作品には、少なからず「生と死」「陰と陽」「煩悩と悟り」といった矛盾しつつも、真理を捉える要素が散りばめられています。「生きる」というきれいごと抜きの「現実」を教えてくれた作品です。☆悪女-わる-深見じゅんの代表作。10年くらい前に石田ひかり主演でドラマ化してたはず。3流大卒3流のコネで日本有数の大企業に就職したOLの恋と出世の物語。頭脳も容姿もよくないけれど、能天気さなら日本一!体力と酒と宴会芸の三種の神器を武器にして、世間の荒波を渡っていく姿はまさに痛快です。☆笑う大天使(ミカエル)教授と呼ばれる川原泉作。綺羅の空間、清純可憐な穢れを知らぬ乙女の集う超お嬢様学校に、なぜか佇む3人の庶民。彼女らの織り成す、哲学的世界は、笑いと知識の坩堝と化している。源氏物語を読めば光源氏を「手に負えない性衝動人」「増殖ワラジムシ」などと例えたり、旧約・新約聖書から、オーメン、ベルばら、北斗の拳にポーの一族、ウルトラマンまで登場する始末。味わい深く、面白く、そのくせ切なく、幸せな名作です。☆少年魔法士新進気鋭の漫画家、稀代のストーリーテラーと称されるなるしまゆりの出世作。世界観の深さ、言葉の巧みさ、登場人物たちの底深さなどなど、影響受けまくりの作品。どうのこうの言うよりも、とにかく読むことをおすすめします。唸らずにはいられない世界観がそこにはあります。5.バトンを5人に渡すえーーーー。誰にしよう。とりあえず、現在声かけ中なので、また後ほどご報告します。いやーマンガって、ほんっとーーーにいいものですね☆<水野晴○風
August 1, 2005
コメント(4)
いやいやいやいや、皆さん聞いて下さいよ。どえらい目に会いまして、今の今まで眠れませんでした。仕事あるのに…。ただでさえ、連日連夜の煩悩大放出精進及び自己研鑽のための電脳遊泳につき寝不足なこと山のごとしなのに…ちょっと、最近気になる美少女、栗山千明ちゃんの昔の画像が見たくて、手当たり次第にちびーーっと回っていただけなのに…スパイウェアに感染しちまいますた(T▽T)で、その回復に今の今までかかっちまいまして、現在朝の5時デス。コメントや掲示板のお返事も遅くなってしまって申し訳ありません。この件については、後々の戒めも込めて。そのうち詳しく書きたいと思います。しかし…。眠いっす…(-_ゞというわけで、今日は寝ます~。皆さんも、くれぐれもウィルスにはご注意を!
July 27, 2005
コメント(4)
いーきなり、何の絵じゃーーーーおい。ってツッコミが聞こえてきそうっすね。いや、部屋の掃除をしていて、ポロッと出てきたので出してみました。たしか、学生時代の美術の講義で描いた点描の絵だと思います。はっきり言って、お気に入り。<忘れていたくせにいや、なぜお気に入りかというと、私自身がまったく絵の描けない人間だからなんです。絵の描けない人間が、先生の適切な指示でなんとか形になる絵が描けた。それが嬉しくて、見ると嬉しくなってしまうのです。モデルは……言うと、ファンの方に闇討ちされかねないので黙秘。これ!と思う人がいたら、ぜひ教えて下さい☆ふふふ☆私は、本当に絵が苦手です。何かモデルや対象が目の前にあれば、ちょっとは変わるのですが、自分の頭で想像しながら描くのはすごく苦手。というか、まったく描けません。手とか身体の動きとか、髪とか、光の具合とか。無理。まず、無理。でもね、だからこそ、コンピュータってすごいと思います。実は、オーラルケアのススメなどで使っているイラストは、大体9割方が自作です。自作です。自作です。自作でs<わかったからこのサイトを作るに当たって考えたことは、まず、「わかりやすいこと」そして、疑問になると予想できることをできるだけ網羅して、それに対する答えを隈なく載せていくこと、さらに、くどくなく楽しんで読めること…。などなどでした。とすると、どうしても絵は必要。私自身、そんなに集中力があるわけではないし、興味の度合いによって、読める文の長さが全然違うので、絵本のように、子供でもわかるものでなければならないなと思いました。でも、どんなHP作成用の素材屋さんを回っても、歯科に関する素材なんてそうそう置いていないんですよね(^-^;で、手をつけたのが「イラストレーター」というソフト。これは、本当にすごいソフトです。パソコンとマウスが使えれば、誰でも本当にイラストが描けちゃう。一番最初に描いたイラストはたしか、オーラルケアのススメのサッカー選手でした。手始めの絵でも、何とかサマになるものが描けるのです。というわけで、このサイトが一段落したら、作ったイラストをまとめて、「歯科用素材集」を作ろうと企んでおります☆
July 25, 2005
コメント(10)
えと、何か最近カウントが回るようになってきていて、びっくりしています。さすが、楽天…。家に帰ると、まだ回っていないサイトさんのアクセス記録がすでに消えていたりして…申し訳ありません。ごあいさつしに行きますので、余裕があれば、ぜひ一言足跡を残して下さいね。楽天パワーに乗っかって、このままどんぶらこっこと行きたいものです。さて、今日は歯科衛生士学校の友達と劇団四季の「CATS」を観てきましたー!!しなやかな宇宙の闇と、銀河の旋律。止むことのない躍動する身体、そしてリズム。緑と赤の光の中、そこには誇り高く美しい命の宴がありました。役者には、皆例外なく、完璧で妥協を許さない技術とスピリット、そして、喜びを感じました。多少の実力差や、ずれはあっても、それが気にならないほど、完成度があまりに高かった。無尽蔵のパワーをもらった気分です。また、何度でも観にいきたい舞台です。そして、その後は、また別の歯科衛生士学校の友達の結婚パーティへ。式や披露宴とはまた別の、パーティなので、お包みはナシwで、ちょろっと用事があったので、お花とカードを渡し、花嫁さんといろいろお話して帰ってきました。はあーー(* ̄▽ ̄*)花嫁さん、本当にきれいでした。もともと、とってもかわいらしい人なんですけど、輪をかけて瑞々しく、まろやかで、幸せな花嫁さんでした。幸せになってね☆あなたなら、問題なし☆今日は、本当に「幸せ」な一日でした。あー…また、デンタルから離れた(^-^;いや、歯科衛生士学校つながりってことで…てへ。
July 23, 2005
コメント(4)
「患者さん」と「患者様」私は、父が歯科医で家と病院が繋がっていたので、小さい頃から病院と家を行ったり来たりして遊びながら育ちました。高校生の時からアルバイトを始め、大学生の時も1人暮らしをしながら歯科助手として働いていました。その時はまだ「患者さん」はどこへ行っても「患者さん」でした。はじめて「患者様」という言葉を聞いたのは、歯科衛生士学校1年の時の合宿だったと思います。コミュニケーション学という科目を学ぶための2泊3日の合宿だったのですが、人間関係学の先生が、受付対患者の会話を実践するところで初めて「患者様」という言葉を聞いたのです。その時に感じた、何とも言えない違和感は、今でも忘れることができません。「患者さん」と「患者様」皆さんは、この使い分けをどう思いますか?私は「患者さん」という呼び方にすっかり慣れ親しんでしまっているため、どうしても、「患者様」という言葉を使わなければならなくなる時、一瞬構えてしまいます。犬も歩けば歯医者に当たる。コンビニより多い歯科医院。歯科医療者にとって、現在のこの飽和状態の業界内で生き抜くことは、弱肉強食のサバイバルゲーム。サービス業、水商売となってしまうのも仕方のないことではありますが、やはり「患者さん」は「患者さん」なのではないかと思うのです。スーパーやブティックに、自らの自由な時間とお金をかけて、完璧な必需品とはいえないが生活の潤いとなるものを求めて足を運ぶ人とは、やはり少し違う気がするのです。こう言ってはいけないのかもしれませんが、歯科を含め医療を受診する人々は、何らかの形であれ、「そこにかからざるをえない状況」にあるわけです。そして、その原因の多くは自分自身にあることが多い。特に、歯科に関して言えば、虫歯や歯周病と言った多くの症状はほとんどが自己責任です。自分の口の中が悪くなってしまったのは、自分の責任です。それなのに、生存競争激しい歯科業界はすっかり水商売と化し、患者さんの口腔内への危機感や意識はそれほど触発されることもなく、安価な材料でスピード重視の治療の元、医原病(行った治療が原因で新たに起こる病気)が再生産されていく…。言いすぎかもしれませんが、私の見てきた現実は、少なからずこれに当てはまります。私は、患者さんに対し、歯科医院は口腔疾患を治療「する」場所であり、起こった病気はあくまで自己責任なんです。というメッセージを込めて「患者様」という言葉はできるだけ使わないようにしています。うまく言えないけれど…。「患者さん」はあくまで「患者さん」。古いといわれるかもしれませんが、私はそう思って仕事をしています。これに関しては、また後の機会に書こうと思っています。
July 21, 2005
コメント(10)
オーラルケアのススメ、お口の基礎知識でもご紹介していますが、お口の中は、歯だけじゃありません。歯肉(歯ぐき)や舌、頬、粘膜、唾液腺、土台になっている骨などなど、いろいろな組織でできています。そして、歯科治療では何より、その内部の状態を知ることが何より大切なことなのです。その内部を知る方法。つまり、X線、放射線、レントゲン。何はなくてもレントゲン。こいつがなくては始まらない。こいつがいないと始められない。というわけでここ2週間。初診の患者さんの治療ほとんど進みませんでした(-_-↓なぜってそれはレントゲンのフィルムが届かないからだってばよ!<ナ○ト風味うちの病院は、物品は1ヶ月に1度リストアップして事務課に提出することになっており、そのリストはコピーをとって各課でも保存しておくのです。注文しましたという証拠として。で、先月、足りない物品などを多少の余裕をもって注文したはずなのですが…。一週間待っても…二週間待っても…三週間待っても…一ヶ月待っ(以下略)とにかく、来ないのです。先生方と、せまい歯科室でコナイ~コナイ~と何かの呪いのように繰り返しつつ幾数日。待つ身の女に幸せは来ぬ!と、思い切って事務課に連絡。確認をとってもらい、即届けてもらうように頼んだのです。先方も、発注もれはないしおかしいですね~~と訝しがりつつ、あまりに来ない期間が長いので、こりゃヤバイと思ったのか、その場で注文してくれました。しかし。一週間待っても…二週k(腹立たしいので略)コナイ~。いい加減、お人好しはバカを見ちゃう!と、またまた事務課に連絡。日頃はクールな事務課のお姉さんも、事が妙に大きく膨らんでしまっているような感に今度ばかりはマジヤバイと思ったらしく、またその場で材料屋さんに連絡してくれました。出たのは、いつもにこやかに歯科室の扉を叩いてくれるダンボさん(仮名:おでこの毛が羽っぽい)ちょびっと風通しの良い後頭部、やに下がった目尻、常に斜め遠くを射るような視線、どこから見ても立派なザ●エル。そのダンボさんの口調が、どうもいつにも増してにこやか~<ペ○ングソースやきそば風不自然なまでににこやか~。これはどう考えてもオカシイこと山のごとし。とりあえず、平静を装いながら、事の次第を問い質してみると…どうやら…受付の女の子が…二度に渡って…受注品のメモを…紛失してしまっていたそうです…ガッデムこれはその後、医局長宛に送ったメールへの返事です。「はぁーっ(-"-;)て感じです。■■デンタル(←材料屋さんの名前)来たら、医局長に報告したら、かなり怒っていましたよ~。患者の診断つかなくて困って、患者の信頼損ねないように苦労してました。恥を偲んで知り合いの歯医者にデンタル(←フィルムの名称)借りて。今度同じことあれば考えますと言ってると伝えてください。お菓子でもくれるかな。アイスがいいな。」私もアイスがいいな~☆冷凍庫、スペース余ってるし☆医局長は、とっても変わかわいらしい、すてきな方です。めったやたらに逆らえないっす(ガタブル)
July 21, 2005
コメント(0)

現在、巷では「クール・ビズ」という単語がすっかり浸透し、薄い衣服で高めの温度、という状況がちらほら見えるようになってきた模様です。どうも、我が歯科室にもその波がじわじわとしみこんできているよう。部屋で作業をしていると、うっすら汗ばむ素肌を感じます。でもね、きっと日本全国こんな感じ。かけがえのない地球。生かすも殺すも一人一人の意識から。ほしがりません、勝つまでは。自分でもよくわからない正体不明の使命感に、心頭滅却すれば火もまたすずしと、笑顔はあくまでクール・ビズ。笑顔でお仕事してたわけですよ。でもね、その笑顔がね、どうも、クールでい続けるわけにはいかなくなっちゃったんです。それは、昨日の診療中のこと。うちは、大抵要介護の患者さんばかりなので、病棟と歯科室の往復には介助者の手が必要なわけです。で、治療が終わったら、病棟から看護士さんを呼ぶのですが、治療を終わったある患者さんを迎えに来た看護師さんの顔色が部屋に入ったとたんにさっと変わったのです。でもって、患者さんと私たちにちょっと引き攣った笑顔を向けると車いすを押してとっとと外に出ちゃったのです。本来は、治療室の中で会計伝票と次回の予約票が書き終わるのを待ってるはずなのにがーーっと車イス押して、「外で待ってますねーー☆」なんて言い残して、去っていったのです。で、先生と二人で「??」と首をかしげ、書類を渡しに外へ出た時、私たちの素朴な疑問は一瞬にして素朴な答えに変わりました。そ、外のが涼しい… 快適なまでに涼しい…寒すぎず、暑すぎず、湿度もよく、人体に負担をかけないギリギリのラインをキープしている…何か、広い宇宙にぽつんと1人立つような戸惑いが全身を包みました。治療室の中と外。ドア一枚で隔てられた二つの世界、その差はすべからくして戸惑い以外の何物でもありませんでした。まるでここは、南の島の砂浜を白い素足で軽やかにかける真夏の少女に寄せる潮風。……しかし、私はこの世界の住人ではなく…一抹の落胆と覚悟をもとに、元いた世界の扉を開けました。すると、そこには定められたお約束の空気が渦巻いており…。むぁ~~~~~ほっかほかの肉まんが入ったセイロの蓋を開けた時のごとく顔面を包む、いやぁ~~なむわむわ。エアコン、全然効いてないし。効いてないし。効いてないし。っつーかエアコン…エアコン……ナンデスカコレハ。ちなみに、その時、廊下の設定温度は「27℃」でした。総合病院の奥座敷とはいえ、それなりに需要もあるのですから、いろいろ後回しの、いろいろ使いまわしな立場は胸が切ないです。クール・ビズって何。
July 20, 2005
コメント(2)
最近、頻繁に歯科室に来る患者さんがいます。うちは、スタッフも診療室も小規模なので(小さすぎて院内地図に名前が無い…)もちろん、予約もコミコミ。患者さん1人あたり、1週間に1回診れればお大尽といった状況なのです。それにも関わらず、この2週間の間に4~5回、往診も含めて考えると、お見舞いにノーザンライトボムでもかけて差し上げようかしらなんて衝動に駆られるほど、すっかり顔なじみになってしまった患者さんがいます。この人と初めて会った日の何とも甘酸っぱい思いは、会う度にその匂いを増して私を責め苛むのです。私「こんにちは。キリンさん(仮名:部屋の前にキリンの絵があるので)」キ「あれ、東北の人?」私(何、いきなり)キ「東北だよね~。東北、北」私「…え、はい。そうですよ。よくわかりましたねー。やっぱり、訛ってます?しみついちゃってるのかな…」キ「(ムシ)しかも、山形…仙台あたりでしょ」私(無視かよ!しかも、当たってるし!)私「へぇ~~、すごいですね。どんぴしゃですよ。仙台の近くでね、ずっと育ったんです」キ「(ちょっぴりご満悦)そうでしょ、そうでしょ。俺ね、仙台行ったことあるからわかるんだよ。1回だけね、知人の結婚式でね」私(1回かよ!) キ「仙台ね~~。いいところだよね~。あ~何だっけ、歌あったよね。んんんんん~~~♪」 切ないほどに音程がない。とりあえず、仙台で検索をかけてヒットした曲を言ってみる。私「………あ、あ、えー…と、青葉城、恋歌…?」 キ「そうそう!それそれ!いいよね~~、さとうむねのりね~」私(むねゆきだっつーの!むねのりって、そりゃ、同じむねさんだけど!下の二文字は上に比べりゃ存在価値薄いけど!)キ「んんんがわ~~♪んんれるひしべ~~♪」<適当私「………(絶句)」キ「(突然ガバッと振り向いて)でもさ、俺、背筋力250あるんだよ」私「?!」キ「握力はさ、前の半分になっちゃって90なんだけど、背筋は250あるの」私「へ。へぇ~~キリンさん、すごいですね~。250ですか」キ「病気になるとさ、手使わないでしょ。弱くなるんだけど~背筋はさ、ほら、いろいろ使うから」私(何、いろいろって)キ「日常動作でもさ~背中は大切~。うつ伏せとかなんないといけないしさ~」私(うつ伏せになるのに、なぜ250?)キ「あとね~アレも大切ね。バイア○ラ。俺の病気にはね~すごく大切(強調)」私「へ、へぇ~…」キ「いやね、やることやんないとね、長生きできないからね~。俺の知り合いで80になっても…(以下延々と男女の生命活動及び自身の身体機能についてきわめて一方的に語るり合う)」~途中省略~キ「でね~、俺ね、ね、ね、ね」私(げっそり)これが、私と彼の初邂逅。それからというもの、病棟で会っては歯科室で会っては廊下で会っては、ぺらぺらしゃべる仲になってしまいました。先日は、夜中に歯の奥がやたらめったら痛み出したらしく、病棟で暴れ回ったあげくに、スーパーの痛み止め(訳:一番いい痛み止め。スーパーマーケットに置いてある痛み止め、ではないです。念のため)出せ!と言って、座薬!座薬!と絶叫しまくっていたそうです。実際、そこは神経までやられてしまっていたので、痛くて当然の場所だったのですが、日頃のエキセントリックきわまりない言動のため、医療のプロである看護士さんにもまったく信用されず、電話口で「何か言ってるんですよ。一度、診て大人しくさせてやって下さい」…との趣旨のお言葉をいただくしまつ。そんなおちゃめなキリン(仮名)さん。今日も、我が歯科室にて自慢の250の背筋話をリピートしていました。一日一回背筋話。すでにもう、先の展開が見えることに、一抹の物足りなさを感じる今日この頃です。
July 19, 2005
コメント(2)
あーーー。3連休がーーー。終わっちゃいますねーーー。私は現在、非常勤扱いで働いている上、入ったばかりなので後3ヶ月は有給が出ません(T▽T)で、うちは総合病院なので、基本的に入院している患者さんがいる限り、病院全体が長期休暇をとることはまずありえません。盆も正月も無きに等しいっちゅーわけです。つ・ま・り☆夏休み返上ほぼ決定(泣くに泣けねぇ)というわけでです。この3連休はプチ夏休み的なつもりで、ごごーーっと満喫するつもりだったのです。しかし。何か知らないけど社会人なのに「課題小論文」を書かねばなりませんで。課題って何。課題。3連休まるぶっつぶれ。遊んだのはなぜか金曜の夜。職場の飲みで酒池肉林でした。楽しかったー☆とはいえ、小論文を明日必着で某所に送らねばならないため、お昼前までにガガガッと書き終え、休日営業の郵便局へ。その後、近くの井の頭公園でブラブラしていたら…。見知らぬおぢさんに声をかけられ…。日頃、誰とも屈託なくしゃべる義務感癖が発動し…。やたらカメラやら写真やら詩やら旅やら話は尽きず盛り上がり…。写真パシャパシャ撮られて…。名刺もらっちゃって…。何か、いろいろお誘いされました…。笑顔と人当たりの良さが何より求められる歯科衛生士。期待に応えようと気張りすぎたのか、当初は義務感ぽかったそれがいつしか細胞レベルでどっぷりしみついてしまっていたようです。これはもう、かつてちょびっと諦めかけた「歌って躍って笑いもとれる小川真○美的歯科衛生士」を目指せという天の思し召しと思って、とりあえず、頑張って生きていこうと思います。でも、何か、プロって言ってたぞ、あのおじさん。写真、上手だったし、いろいろ高いレンズ持ってたし。結構本物っぽかった。今度、写真展やるって言ってたしなー。そそ、小論文の課題は「歯科衛生士としての将来の展望」って感じでした。たぶん、誰が読んでも作文。ま、いっか。
July 18, 2005
コメント(2)
「愛」というものは、私にとって常に正体不明の存在でした。別に、愛情のない家庭に育ったわけでもないし、「愛」を大義名分として、誰かにひどく裏切られた経験があるわけでもありません。ただ、いつも、不思議で不可解でしかたがなかった。愛って何。無償の愛って何。そんな疑問がぐるぐるぐる。たとえば、親が子に注ぐ愛情を「無償の愛」と呼ぶ人がいます。自分自身を省みず、見返りなど求めず、ただただその人のために注ぐ愛情。でも…。じゃあ、自分とは血のつながらない子供に対して、同じだけの愛情を注ぐことってできるのだろうか。もちろん、できる人はいると思うけれども、確実に数は減ってしまうと思う。自分の子と他人の子、愛情に落差が生じるのはなぜ?それは、そこに「自分」、ひいては「自分への愛」があるからだと思う。「自己愛」と「他者愛」と、そのせめぎ合いの中、自分を選択する人の方が圧倒的に多いのは、現代では暗黙の了解だ。だとしたら、親が子供に注ぐ愛は、ある側面から見ればただの自己満足になってしまう。子供への過剰な期待を「愛情」と銘打ち、子供の人生を食ってしまおうとする親を、悲しいかな私は何人も見てきた。そして、子供はその重い「愛」という「自己愛」に潰れていってしまうんだ。恋人同士の愛情にしても、私は信じることなどできなかった。「自分」と「相手」と。どうして、一緒にいたいのだろう。理屈じゃないという人もいる。でも、私は相手と一緒にいることの裏の面ばかりが気になって、何も信じられなかった。相手への思いは、きっと自己愛の裏返し。なぜ一緒にいたいと思うのか。相手と自分の幸せを打算でとらえていないか。見返りは期待していないか。自分と相手と、どちらが大切なのか。自分は相手にはなれない。自分は、自分のことすらよくわからない。まして、相手のことなど、何も知らない、わかるはずもない。愛なんて、ただの解釈、幻想にしかすぎない…。そんなことをぐるぐる考えて、無駄に時間を過ごす日々。結局、私は自分が一番かわいくて、そして、それと向き合うことから逃げいていたのです。もともと、ちょっとでも気を抜くとどこまでもズルズル落ちていってしまう怠惰なダメ人間なので、「自己愛」を肯定し、今以上にダメになってしまうことが怖かった。「これでいいや」この言葉で堕落する自分を幾度となく見てきたから。自分を一切排除して、自分の幸せなど考えず、ただただ純粋に100%相手の幸せのためだけに動ける人間になりたい。そう思ってました。でも、そんなことありえないし、そうやってグダグダ絡まる自分のバカバカしさに、この頃やっと気付き始めた気がします。今の仕事を始めて約3週間経ちましたが、今までの25年間かけて作り上げた価値観が、根底からグラグラ揺さぶられ、変わり始めてきています。意識を失い、手足は動かず、皮膚は床擦れで黒く変色し、ただ汚物の排泄と人口の栄養を交換するだけの毎日を送る人々。日を追う毎に、かつての姿と未来への光が確実になりを潜めていく。口の中には、乾いたタンがへばりつき、増殖し凶暴化した細菌が我が物顔ではびこり、具合が悪くなるような腐臭を漂わせています。中には、意識がはっきりしたまま、確実に破壊されていく身体を感じ続けなければならない人もいます。そして、その人々を傍で見守り続けなければならないご家族の方々。いろいろな人がいます。病気との闘いに疲れ、肉親を置いて自分の世界に帰ってしまう人。絶望という名の「他者」と守りたい「自分」の間で葛藤し続ける人。絶望的な状況でも笑顔を絶やさず、自分を捨てて闘っている人。重度の脳血管障害で、全身の運動機能がほぼマヒ状態、意識もほとんどなく、しゃべることも相手の言うことを理解することもできなかった女性がいます。そして、彼女のご主人。常に彼女の傍に立ち、自分を捨てて奥さんを守り続けています。いつも、誰よりも、スタッフよりも早く病院に来て、誰よりも遅く帰っていきます。片道1時間以上もかけて。よく、病棟ですれ違うのでその度にお話をするのですが、いつもいつも、顔がしわしわになるような笑顔を浮かべてお話してくれます。奥さんが一緒のときは、奥さんと私がお話できるように橋渡しをしてくれます。「おはようって言ってごらん」「またねって言える?」まるで、お人形のように動けない奥さんの手を握り、肩をさすり、言葉を促します。そして、奥さんがそれに反応し、声を出すと、心から嬉しそうに「よく言えたね」「最近、言っていることがわかるようになってきたんですよ!」「もうすぐ、家に戻れるかもしれないんです」と、はちきれんばかりの笑顔で話してくださるのです。奥さんを見ると、誰が見ても絶望が漂っているのがわかります。きっと、奥さんが元の姿に戻ることはありえない。一人では何もできない。ご主人は、ずっとずっと、時が満ちるその時までこの奥さんを守り続けなければならない。でも、彼らを見ていて胸が打たれる時、そこには悲しい思いが見あたらないのです。はっきりと、奥さんからもご主人からも、お互いを思っていたわりあっている気持ちが伝わってくるのです。おぼろげな意識の中、ご主人の気持ちに応えようとする奥さんの透き通った気持ち。お互いが、お互いをはっきりと思いあっている。解釈だろうが、一方通行だろうが、自己満足だろうが、蓋を開けたら、そんな言葉が出てくるのかもしれないが、そういう小賢しい言葉は、彼らの間では塵に等しいものに思えます。ここでは、こんな愛の形がそこかしこに存在しています。もちろん、それと同じ、もしくはそれ以上に壊れてしまった形もあるけれど、私は、ここに来て「愛」というものがどういうものなのか、おぼろげながら見えてきた気がします。所詮、人は一人で生まれ一人で死ぬもの。自分は結局一人で、相手にはなれない。この世に存在するすべてのものは解釈するしかできない。これは、永久不変の真理であると思います。でも、だからそれが何だっていうのでしょう。相手を思う、そこから生まれ、育まれる愛や幸せが実際にそこに存在している。思うこと、与えること、幸せを願うこと、心配すること…。たとえ、それが自分のためであったとしても、別の場所に相手の幸せへの純粋な思いがあれば、それはきっと「愛」なんだろうと思います。「自分かわいさ」が生み出す醜悪な現実はたしかに存在しています。それを内包した「愛」と名づけられた関係があるのも確かだと思います。でも、それは、いつかそれ自身の重さに潰される存在。誰が何をしなくとも、自然に淘汰される感情だと思います。本当の愛は、生み、育む力を持っている。そして、それは思い、伝え、与えるというただシンプルに「純粋」なことなんだと、最近ようやっと実感を伴い思うようになりました。この仕事について、本当に良かったと思っています。
July 17, 2005
コメント(2)
えーー、また、前回更新よりかなりの時間が経ってしまいました(^-^;でもね、その間も、ちょこちょこ時間をぬってページ作ってました。今のところ出来上がっているのが、オーラルケアのススメ全般お悩み別、歯の悩み虫歯になりやすい歯がしみる・削れている詰め物・被せ物が多い色が気になる矯正中商品カテゴリーフッ素歯垢染色液だ液・むし歯菌の検査です。実際、1つのページを作るのに、調べることや知らなかったことが結構多くて、思った以上に時間がかかってしまいます。仕事もあるし…(どどーん)でも、1つ1つキメ細かく作っているつもりなので、充実感はあります。作るほどに、今まであやふやだった知識がかたまっていく感覚や、人に伝えるための言葉が増えてきていて、変な話ですがワクワクしています。ああ、早く終わらせたい…。終わらないことには、正式に公開できないし。中には、くどいなと思えるページもあると思いますが、これでも、削りに削って簡潔にしているつもりです。人に見せるために作っているわけですが、何より自分が納得して、自分が見たいサイトを作らないと意味がないと思うから。さあ、これからも頑張ろう☆
July 17, 2005
コメント(0)
就職してから一週間が経ちました。そして、今日は前任の歯科衛生士さんがいなくなった最初の日。形式的には一人立ちの日なわけです。さて、何から書いたらいいものやら。この一週間、大げさでなく本当に濃くて。口腔ケアを担当する患者さんは、すべて重度の要介護者です。全身疾患があるのは当然のこと。寝たきりになって、自分では動くことも飲むこともできません。それどころか意識すらない患者さんばかり。動くことができないということは危険なことです。私たちの身体は例外なく、機能があり役割があります。それを長いこと使わないと、その機能は錆びつき、役割は薄れ、満足な生活ができなくなります。お口もそれと一緒。使わなければ錆びつきます。寝たきりになって一番困ることは、この「錆び付き」。動かなければツバが出なくなってお口が乾燥します。飲み込む力がなければ、お口にタンが溜まります。そして、この二つが合わさると、弱ってやわやわになった粘膜に乾いたタンがべっとりと貼りつくのです。それこそ、ほっぺた、上あご、唇、至るところに…。そして、貼りついたタンと粘膜の間でプラーク(バイキン)がどんどん繁殖して、お口の中をどろどろに汚くしてしまうのです。また、「錆び付き」で怖いのが飲み込む力がなくなること。普段、私たちの身体は物が身体に入るとき食道と気管をうまく使い分けています。それは、食べ物や飲み物を飲むとき、気管の入り口をぱたりと閉める蓋が機能しているから。しかし、年をとり、筋肉が衰えてくると、この蓋が効かなくなります。すると、お口の中にあるものは、食道にも気管にも垂れ流しになってしまいます。気管に入ったとしても、要介護の方々は私たちとは違って、むせることができません。これが、何より怖いこと。日本における高齢者の死因は、ダントツで肺炎です。そして、この肺炎は紛れも無くお口の中の雑菌が、気管に入り込んでしまったことが原因なのです。お口を不潔にしていたために命を削られてしまった人々が、日本には何十万人といるのです。高齢者介護において、口腔ケアは何より不可欠なものです。しかし、日本においてこのことはつい最近までまったくもってないがしろにされ続けてきました。最近になって、厚生労働省が焦って高齢者介護における三本柱のトップに掲げたのです。私のお仕事は、まさにこれ。本当に、誇りを持てる仕事です。今は、要介護者の口腔ケアについて勉強している最中です。また、ここでお話したいことが増えてきました。私が想像していた以上に、介護でお悩みのご家族の方は多い。ここで、そういう方々に力になれるような情報を提供していけたらと思います。とりあえず、この一週間は、ひたすら無我夢中でした。
July 1, 2005
コメント(7)
うっほほーい☆よーーやっと東京に戻れますだ。プロフィールには居住地・東京となってますが、実は現在東北の片田舎で隠遁生活しておりましてですね。ちゅーか、親父さんから赤札が届き、実家の病院を手伝っていたのです。ちょっと、すったもんだがありまして。でも、それもひと段落したので、東京戻ります!新しいお仕事も決まったし!今までは、開業医中心に働いていたんですけど、これからは総合病院で、入院患者を対象に口腔ケアを行います。リハビリの必要な患者さんとか、障害のある患者さんとか、リハビリテーション課の人たちと協力して働きます。歯医者で働き始めたのが高校のときだから、開業医は、何ちゅーかもういいやって思っているところがあって(その割には走り出したくなるほどピヨピヨですが)仕事の話が来たときに飛びつきました。チャーーーーーンスって思って。歯科衛生士のお仕事って、狭い世界との見方もあるけど、私は、とても開かれた広い広い世界と思っています。自分で探せばいくらだって開けてくると信じてます。開業医のお仕事ももちろんとてもすばらしいもの。地域の人たちと深いかかわりをもって、その人たちの生活が幸せに近づくように支えている。それに、歯科衛生士の仕事は何より開業医の仕事が基本になると思っています。でも、それだけではやっぱり足りない。もっともっと、広い世界を見たいし自分の能力を上げていきたい。国内だけじゃなく、海外にも目を向けたいし、技術も知識も心も、貪欲に何でも身につけたい。そして、自分の力が誰かにほんの少しでも触れることができたらこんなに嬉しくて幸せなことはないと思ってます。また、違う世界が開けてきてます。楽しみ~~~~☆というわけで、まだこのサイトの完成は遠い気がする今日この頃。はぁ~。
June 22, 2005
コメント(2)
![]()
ふぃ~~。オーラルケアのススメ、書き終わりました。といっても、まだまだ追加したいことはあるし、手直しも必要なんですけれども、とりあえず、ひと段落。最後の最後は、もうほとんどやっつけ仕事。ヤケクソです。大体ね、作業中のBGMがこれだったもんですから、徐々に徐々に心拍数が上がってくるわけです。イースってのは、私が小学生のときに一世を風靡した、知る人ぞ知るパソコンのRPGです。ド○クエとかマリ□だとかファミコン→スーファミ移行期による任天堂真っ盛りの時分に、ビデオアニメとかCDとか関連グッズとかガシャガシャ売りまくりやがってた隠れた名作でして。最近、また復刻版が出てましたね~。しかも、お約束のようにクリーンヒット。ストーリーがいいんです。キャラ設定もいいし、難しい戦闘シーンとかないし。そう、RPGのくせに、戦闘シーンがどう見てもシューティングもどき。モンスターの倒し方が、とにかくぶつかる当たり方がよいと倒れるコツはうーーーんとひきつけておいて近づく瞬間にずらして切るぶしゃっって音がまたいいのです。くぅ~~っ。で、これの音楽が、神秘的で切なくて、メロディーラインをとても大切にしていて良いのです。「戦闘」って、どことなく無機質な響きがありますが、イースの音楽は「戦う」ということが幾重にも織り成された多重世界だってことを、音の奥深いところで感じさせてくれるような気がするのです。そう、イースの音楽は、どれも静かで悲しくて、そして激しい。ゲーム音楽とあなどるなかれ。というわけで、そんな激しい音楽がね、背中をどんどん叩きやがりまして、急かすもんですから、早く先へ行け~~ってな感じでとりあえず、オーラルケアのススメひと段落です。えへへ。ああ、でも、まだ先は長いなあ。ひゅ~るり~~。
June 20, 2005
コメント(2)
うほっ。前に日記に書き込んだのが1日だったんですね。時間が経つのは早い早い(^-^;オーラルケアのススメがもう少しで書き終わります。ふぃ~~。学生時代並に、資料めくりまくりました。疲れた。けど、楽しい☆さあ、もうひと頑張り☆がむばるるるる☆
June 20, 2005
コメント(0)
当サイトをご訪問下さいました皆様、ありがとうございます。現在、鋭意作成中です。お口に関する悩みを抱えた方々に、少しでも力になれるようなサイトを作りたいと思っていますが、書きたいこと、置きたいコンテンツが多くて、まだしばらくかかりそうです。心のほんの片隅にでも、このサイトのことを置いていただければ嬉しいです。また、お時間のある時に覗いてやって下さい。さほ
June 1, 2005
コメント(2)
全19件 (19件中 1-19件目)
1

