2010.04.11
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カテゴリ: 誘惑のシャドウ
一升瓶的愛車寓話 Part6 子供の頃からリトラ萌えの巻・後編

そんなある日、



週末に Sting Ray を見ようと思っていたのだが

病弱だった私は 風邪を引いて寝込んでしまい (なんと今でも病弱w)

楽しみにしていたSting Rayを見に行けなくなってしまった。

とはいえ、相手は売り物であり、

売られてしまってはなかなか見ることは出来ないので、

その日は 弟ひとりを見に行かせた。



弟が帰宅し私に告げた言葉は、それ以降魔法のような輝きを保ったまま

現在の私の心の中に生き続ける事になる。




「にぃちゃん、車から目が出てた」



自分が発熱している為、聞き間違ったのではないかと

思ったが、弟に何度尋ねても、帰ってくる言葉は同じだった。



車に目がある。多分 ヘッドライト の事だろう。

でも「出ていた」というのはどういう状態なのか。

確かにSting Rayには一般的な車には必ず存在する

ヘッドライトが見当たらない。

実は以前から常々疑念を感じてはいたが、

あれだけ革新的な車なのだから(しかも車先進国の米国製でもあるし)

何か別の手段で夜間は安全に走れるのだろうと

さしたる関心を示していなかったのだ。

(子供だったので、夜間の走行に関する意識が薄かったのかもしれない)



とにかくなんとか翌週には発熱を終息させて、

「目が出ている」Sting Rayを自分の目で

確かめてみよう。そう思ってその週末はそのまま療養を続けた。



そして翌週



待ちに待ったSting Ray参詣の日がやってきた。

早速弟を連れて外車屋に行くと、幸運な事に

Sting Rayはまだ売れずに残っていた。



しかしその佇まいは以前と些かも異ならず

そのシャープで精悍なスタイルは 今までと同じ だった。




 瓶「なんだよ、前と変わってないじゃん」



 弟「あれぇ~たしか目が出てたんだよな~」



実際に車に近寄ってみたいけれど

十中八九店員に怒られるのは目に見えてわかっていたので

いつも通り、国道の歩道から遠巻きにして眺めていた。



するとやたらと ヒゲがモジャモジャな若い店員 がやってきて

私たちに声を掛けてくれた。




 髭「おまえら飽きずによくくるなー。スティングレーがそんなにすきなのか?」

 瓶「はい...」

 弟「あの~この前来た時に目があったんだけど...」

 髭「あぁ、目ねw 見せてやるからチョット待ってろよ」



髭の若い店員は事務所に戻ると、車のカギをもってやってきた。

そしてドアを開け、おもむろにエンジンを始動させた。



ヴァヴァヴァヴァヴァァン!!!



(`・ω・´)<おおお!音の大きさが桁ハズレだぜ!



周りの空気そのものが爆発したかのようなエンジン音!

驚く我ら兄弟をニヤニヤと笑いながら、髭の若い店員エンジンを噴かした。



そして次の瞬間...



車のボンネットから

4つのおめめがコンニチワw



(`・ω・´)<おおお~!目だ!確かに目が出た!!



なんという事でしょう!( ビフォーアフター 風に)

スイッチを入れると目が出たり引っ込んだり。

国産車ではお目に掛かれない高度なギミックだ!

手品のような意外性にビックリだが、

その衝撃が感動に変化するには、数秒の時間も必要なかった。



(`・ω・´)<よっしゃ~!大人になったら絶対Sting Ray乗ってやる!!



店長におこられている髭店員の呪詛を含んだ視線を一切無視し、

私は幼心に硬く誓ったのだった。



続く


自動車のスタイリングを根本から覆させた

Chevrolet Corvette C3 Sting Ray。

是非あなたのおそばに♪



私の瞳は

あなたし・だ・い♪






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Last updated  2010.04.12 05:36:43
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