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Epicure 108108, rue Cardinet 75017 PARISTel +33-1-4763-5091休み 日曜日、月曜(夜)、土曜(昼)昨年アフリカへ行った際の思い出をblogに留めておきたい。ガーナからパリへ行った時のこと。今回のパリの夕食で楽しみにしていたのは、Epicure 108を訪れること。ひょんなことからここのご夫妻と日本でお知り合いになり、パリへ行くことがあれば食事をしようと決めていた。今回の出張は他の出張者もいるため、パリで日本食を食べることになれば、この店へ行くことが出来なくなるため不安であったが、相談してみると他の者も是非行ってみたいということになり、1週間前にスキポール空港から電話で予約しておいた。Epicure 108を切り盛りする呉屋氏は、恐らく日本人で渡仏し、本場のフレンチを学んだ先駆けの1人。30数年前にフランスで日本人が料理の修業をするのは、今と比べその苦労たるや如何ばかりかと思われる。当の本人はそんな苦労は微塵も見せず、人懐っこい笑顔で私たちを迎えてくれた。ディナーは19:30からのため、腹ごなしのため凱旋門から17区のお店まで散歩することにした。途中、Taillevntの前を通る際は後ろ髪を引かれる思いだったが、次回のお楽しみとしたい。Cardinet通りをしばらく歩いた右手にお店が見えてきたときには、ちょうど良い時間と空腹感となっていた。こじんまりした店内は、マダム呉屋の暖かいもてなしとあいまって、とてもリラックス出来、シャンパーニュと軽い前菜を楽しむころには旅の疲れが溶けていく。前菜は、フォアグラ、サーモン、ホタテなどが入ったグルメサラダ。我が儘を聞いていただき他の者とシェアして味わう。エスカルゴは、呉屋氏が修行したアルザスから取り寄せたもので今回は大変珍しいエスカルゴの卵がトッピングされている。 前菜には、ピュイイ・ヒュメを合わせる。機内では、シャルドネかソーヴィニオン・ブランくらいの選択しかなかったので、ロワールかアルザスが飲みたかった。ピュイイ・ヒュメは典型的な火打石の香りが感じられ、前菜の魚介類に良くあった。 メインは今の季節限定のジビエ。鹿と雉(キジ)、山鶉(ヤマウズラ)をそれぞれが注文しこちらもシェアする。ジビエの醍醐味たる野趣溢れる肉汁と茸類の数々、濃厚だがくどくないソースとVolnayとのマリアージュがとても素晴らしく、口腔内が幸せで満たされる。今回飲んだVolnayはOlivier Lefraiveの2001のもの(写真なし)、日本では白ワインをよく見かけるがここのVolnayを飲むのは初めて。カシスなどの赤系果実の香りと枯葉や腐葉土の香りがジビエに良くあっていた。Epicure 108のワインリストはワイン好きには少々物足りなく、お店のウェッブサイトもなく予約は電話のみだが、パリで地元の人にも愛される繊細で正統的なフレンチを味わいたければかなりお奨めである。翌日アフリカへ向かう我々に心温まるもてなしで歓待していただき、Epicure 108は一生忘れられないパリの思い出となった。呉屋氏夫妻へ感謝したい。
2008.01.05
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久しぶりのBlogの更新となりましたが、今年もよろしくお願いいたします。昨年末はアフリカから帰国し、松山へ出張した後、出張で溜まっていた仕事を片付ける間も無く、私を除く家族皆がインフルエンザに罹患。家事から開放されたのも束の間、実兄が急逝。死は誰もが避けられないことと理解していても、ぽっかり空いてしまったような空虚さと共に月日が過ぎていくのが特に早く感じた年末でした。写真は今朝、帰省先から戻るフライトで見えた富士の姿。その凛とした姿を見ていると、今年は兄の分まで頑張らねばという気持ちが沸いてくる。今年も多忙な年になりそうだが、昨年末の事なども徐々にBlogに書き留めて行きたいと思う。
2008.01.03
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ナイジェリアの首都アブジャへ移動。アブジャはハマターンと呼ばれるサハラ砂漠の細かな砂が舞う季節が始まっており、空が薄茶色に染まっていた。写真は宿泊先のホテルから見た夕暮れ。ラゴスとアブジャ間の移動はVirgin Nigeria航空を利用する。Virgin Airwaysが資本提携し、機体やスタッフも信頼性が高いとのことから、今回唯一アフリカで東西間の移動に乗ってみた。搭乗している時間は1時間ほどだが軽食が配られる。ケーキかビーフロールを選択することになる。ビーフロールは固い肉がミンチ状になっており再度食べたいとは思えず。
2007.11.17
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アムステルダムより、ナイジェリアのラゴスへ。ナイジェリアの首都はアブジャであるが、経済の中心地はラゴス。 KLMに乗るのもこれで4回目、さすがにウガンダに行く便と食事もワインリストの品揃えも全く一緒であった。ラゴスは治安が悪化しており、防弾ガラスと対地雷仕様の車に武装警官が同乗して宿泊先のEko Hotelへ向かう。ナイジェリアは観光で訪れる日本人は稀であり、このBlogを読まれた方の中で、もしかしたら私が誰か検討がつく方もいらっしゃるかもしれないが、どうかそっとしておいて頂きたい。匿名だからこそ書くことが出来ることも多いものである。
2007.11.15
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アフリカの中で東西方向の横の移動をするとなると安全とスケジュールに信頼のおけないエアラインを利用せざるを得ないため、面倒だが確実性と安全性のためもう一度アムステルダムに戻るルートを選択する。スキポール空港に戻るフライトでは、エンテベ行きのKLMのクルーと全く同じでお互い驚く。機内食もしっかり2食食べ、朝の5時過ぎにスキポール空港に到着。KLMラウンジでシャワーを浴びてリフレッシュし、空港内のミュージアムへ。今回アムステルダムには2回着陸するも、市街へ行く時間は取れないためアムステルダム国立美術館が無料で空港内に展示室を設けているミュージアムで数点の絵画を楽しんだ。
2007.11.14
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カンパラでは観光する時間もなく、唯一見れたのは空港への道すがら、どうにか日没に間に合ったヴィクトリア湖。この水がナイル川となり、遥かエジプトまで流れていくことを思うと感慨深い。夕暮れの三日月と湖畔の男女2人を見ていると少し寂しい気持ちになる。 エンテベ空港のラウンジでウガンダ産ビールを飲む。どちらもホップが効いていてエビスビールに良く似ていると言うのは褒めすぎか。ラウンジは古く場末のクラブのようだが、ちゃんとナッツも暖めてサーブしてくれ、その時の笑顔がなんとも擦れていなくて素敵だった。
2007.11.13
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宿泊したSheraton Kampalaからの夜明け。移り変わるあまりの美しさにしばらく見入ってしまう。昨晩のフライトでは機内でビデオを見て一睡もしなかったため良く眠れた。海外のホテルにしては珍しくインターネットもジムも無料なので是非、2泊3日の宿泊中是非ジムを利用しようと考えていたが急ぎの書類作成のためとうとう出来なかった。ウガンダらしい食事といえば、2日目の昼食に食べたマトケというバナナを茹でてつぶしたお餅のような料理、塩味の淡白なおかずとともにピーナッツや豆のソースをかけて食す。
2007.11.12
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アムステルダムに夕刻到着し、空港近くのトランジットホテルに宿泊。時差のため朝の3時に起きてしまい残っている書類を作り、6時に空港近くをジョギング。まだ辺りは暗く気温は10度ないくらいだが風が強い。30分ほどで切り上げシャワーと朝食を摂りスキポール空港へ。今日からアフリカへ2週間にわたる出張が始まる。アムステルダムからKLMでウガンダのエンテベ空港へ8時間のフライト。料理のメニューは日本発の便と異なるがワインリストは全く同じ。チーズとTaylor's 2000 Late Bottled Vintage Portの組み合わせがなかなか良い。
2007.11.11
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今回は久しぶりのビジネスクラス。KLMオランダ航空B747の2階の一番先頭の席が用意されていた。Charles Heidsieckのウエルカムシャンパンに始まり、昼食はスモークサーモンのディル風味、これに南アフリカのChardonnay Groote Pot 2007を合わせてみる。メインは、サーモンのグリル、チキンのロースト、すき焼きのなかから選択することになるが、今回はエメンタールチーズのかかったチキンにした。赤ワインはトスカーナ、チリ、ボルドーしか選択がなくトスカーナのBrncatelli, Valle delle Stelle 2006を注文。セパージュはCS 80%とCF 20%。チョコレートのような甘いニュアンスとちょっと舌に残るほろ苦いような味わいが好き嫌いが分かれると思う。料理すべての量が多く、気をつけないと出張中に太ってしまいそう。
2007.11.10
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今日は出張前のブリーフィングのため東京へ。帰りに国立新美術館でフェルメール展を見て帰宅。今回の出張では2回ほどアムステルダムへ立ち寄る予定だが、観光している暇はないため美術館に行けないが残念。ちょうど良い時期にフェルメールの絵の方が東京に来てくれた。金曜日の国立新美術館は、他の曜日は17時で閉館だが、19時まで開館時間が延長されているせいか人も少なめでゆっくり楽しめた。帰宅後、いつもの魚屋に見繕ってもらったお刺身と黒龍大吟醸で出張前夜を楽しむ。今日はいつもにも増してサービスしてくれたのか、てんこ盛り状態。特に初物のブリ、コハダ、イワシ、中トロが最高であった。黒龍大吟醸は、大吟醸でよくあるようなフルーティで飲み口の軽いものではなく、しっかりした造りで出汁の効いた料理や鍋にも合いそうな感じ。黒龍 「龍」大吟醸720ml ※箱入り
2007.11.09
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いよいよ明後日より3週間弱の海外出張。ワインが飲めなくなるわけでもないが、ちょっと良いワインを開けたくなる。今回はボルドーを飲もうとセラーを見てみると、以前に飲んでしまったと思っていた1992のラフィットが1本残っていた。1992のボルドー5大シャトーは、リリース時の価格が7-8000円であったことと、あまり良いヴィンテージではないとの評価から、結構早飲みしてしまっていたため、もうないものと思い込んでいた。15年が経過し、エッジは少し枯葉色がさしているが香りは元気。スーボワ、杉、鉛筆の芯、カシス、そしてトリュフのニュアンス。味わいはやや複雑味に欠けるかもしれないが、思いもかけず1992のラフィットが素晴らしい熟成をしており、出張前の楽しい一夜となった。パーカーポイント89点![1992] シャトー・ラフィット・ロートシルト 750ml[1992] Chateau Lafite Rothchild 750ml
2007.11.08
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今日は、息子の友人宅に招かれ、このClos de Tart 1993を持参した。1993はパワフルなイメージであったが、今日は綺麗に熟成しておりエレガントな印象。ホストのご主人もワインに興味を持たれたようで、これからグラスを揃えていきたいとのこと。息子の関係から、共通の趣味を持った友人が増えるのはワインのおかげ。
2007.11.03
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11月1日は、”紅茶の日”。ウィークデイはアルコールを飲まないことにしている私は、久しぶりに紅茶を飲んでみることにした。朝や仕事中はコーヒーを飲むことがほとんどなので、我が家の紅茶消費はごく僅か。1年前に飲んだスリランカのアールグレーも残っていたが、頂き物のMariage FreresのEARL GREYとMARCO POLOという缶を見つけ、飲んだことのないMARCO POLOという紅茶に決定。茶葉からは、甘い果物や花の香り。カップに注ぐと女性の香水を1番に思い浮かべた。このようなフレーバーティーは、茶葉本来の香りや味わいを楽しみたい方には邪道かもしれないが、たまには良いもの。 リリエンベルグのマロンパイ。栗の渋皮煮が入っており上品な甘さ。マロンパイといっしょに楽しむならばストレートティーの方が良いと思われる。
2007.11.01
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仕事を少し早く終わらせ帰宅すると、玄関は真っ暗。子供達が仮装して飛び出して来た。今夜は、ハロウィン。帰宅時間をメールで訊いてきたのはこのためか。4歳の息子は暗がりの中で怖くなり涙を浮かべていたらしい。お化けは怖いが、それをお祭りにしてしまうと恐怖感も薄れてしまう。自分の子供の頃の気持ちを懐かしく思った。写真は、今年の妻作オブジェ。
2007.10.31
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大分出張からの帰り、空港までホバークラフトに乗ってみようと考えていた。ホバークラフトという乗り物は知っていたが、これまで乗ったことがなく、国内で唯一民間で就航しているのはこの大分ホバーフェリーのみらしい。めるちゃん1さんの御宅で遅くまでワインをいただいていたが、翌朝はすっきり目覚め8:30発のホバー乗り場へタクシーで向かう。口腔からは昨夜いただいたMouton Rothschild 2000の香りが立ち昇ってくる。乗り場まであと少しというところでタクシーの無線にホバー欠航との連絡。但し、空港まではタクシーで送迎してくれるとのことで安心するもホバークラフトに乗れなかったのは残念。乗り合いタクシーの乗客が集まるまでホバークラフトの乗り場で待っていると、けたたましい音と共に空港から帰ってきたホバークラフトが別府湾から上陸。水上から巨体が上陸してくる様は迫力があった。結局、乗客は4名のみでタクシーで送迎。天候不良で欠航というよりは、乗客が少なすぎてホバークラフトを運航させるよりタクシーの方が安上がりということではないだろうか。次回大分へ行くことがあれば、今度は乗船してみたいと思う。 155名の定員に対し、4名の乗客ではやはり無理か?
2007.10.26
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先週に引き続き、今週末も素晴らしいワインを飲む機会に恵まれる。大阪でお世話になった方が東京へオペラを見に来られ、その後一緒に食事ということになった。横浜のあるフレンチレストランにて。 ワインはグラスで Chablis Grand Cru Les Clos 2000 Domaine Vincent Dauvissatシャブリとは思えない濃厚な香りと味わいだが、アフターにミネラル感があり、それと分かる。 Chassagne Montrachet 1er Cru La Romanee 2000 Domaine Vincent Dancer初めて飲むワイン。白い花やナッツ、トーストの香り、まだ開いていない様子。 Morey St Denis 1er Cru Les Blanchards 2003 Domaine Jacky Truchot Martinこちらも初めて飲むワイン。これまでMorey St Denis 1993を3本飲んだが、どれも枯れかけていた。2003というヴィンテージのせいか、下記のClos de la Roche 1997よりも濃い色合い、ブラックベリー、カシス、プルーンのニュアンス。味わいは、やはり濃厚でやや焦げた印象。 こちらはボトルで Clos de la Roche 1997 Domaine Jacky Truchot Martinソムリエの方が抜栓し、”最高の状態です。”とのコメントから期待が高まる。美しい薄いルビー色にエッジにオレンジが入り、熟成も進んだ印象。テイスティングの際の香りだけで、状態の素晴らしさが分かる。赤系果実、紅茶、苔桃、ハーブ、枯葉、藁などのニュアンス、色は薄いが旨味成分は十分でトリュフをたっぷりかけたリ ド ヴォーにとてもよく合う。初めて素晴らしいJacky Truchotのワインに出会え、大満足な週末となった。
2007.10.20
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めるちゃん1さんがCh Le Pin 1990と共にこの日に開けていただいたワイン。 饗宴の後のデザート。めるちゃん1さんはパスされるも、私は全て味わってみたく厚かましくも全種類制覇。当日朝、別府湾沿いを1時間ジョギングしたが、これでカロリーオーバーは確実。素敵な誘惑には滅法弱い。 Ch Petrus 1966は、最初から腐葉土、トリュフ、カシスなどのニュアンス。ポート系というよりは醤油系の味わい。Ch Le Pin 1990よりも当然ながら熟成しており、果実味は少なくなっているが熟成による複雑味は素晴らしい。Ch Petrus 1966とCh Le Pin 1990、同時に佐賀牛で味わう幸せは残念ながら私には言葉に出来ないくらい衝撃的で、時間が止まったような錯覚を覚えた。【ポイント最大10倍中】(10/22 9:59迄)【ボルドー取寄せ】シャトー・ペトリュス <赤> [1966](プラチナ・ゴールド会員様10倍、シルバー5倍、その他会員様2倍)
2007.10.19
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今日は大阪日帰り出張。大分ワイン会の続きをblogに残していきたい。このCh Le Pin 1990は私が持参したワイン。10年以上前に購入し、ずっとセラーにあった1本。 4皿目は、天然関鯛のポワレ、葱のトリュフ入り2色のソース。葱の青いところを使ったソースの発色が美しい。関の鯛は、いかにも天然もので身がしまっており”筋肉質”な食感。こちらも火の入れ方が絶妙で筋肉の繊維に沿って割れるように砕ける。この皿は残しておいたBatard Montrachet 1995 Domaine Leflaiveと絶妙のマリアージュ。 5皿目は、佐賀牛マディラ酒ベースのトリュフソース驚きの1皿。超レアに焼き上げたフィレ肉を口へ入れると、中はもちろん冷たくなく牛脂がとろけ、ネットリとした食感と濃厚な佐賀牛の味が口腔に広がる。これはおそらく肉の表面をサッと焼き肉汁が出ないようにした後、フライパンごとオーブンに入れ、じっくり熱を入れていくことでローストビーフのようなネットリ感が出ているのではないかと思われたが、素人の考えのため真実は不明。 Ch Le Pin 1990は、まずブショネでなかったことで一安心。香りは、最初青い草のようなハーブ、カシス、そして期待されるトリュフが溢れてきた。醤油や腐葉土の香りが堪らない。外交的なワインでWAの評価が高いのも頷ける。後、数年から10数年ほど置いても良いだろうが果実味を残した状態が好みであれば、今楽しむのも良いと思われる。佐賀牛とのマリアージュは言わずもがな素晴らしい。佐賀牛のネットリとした食感と濃厚な肉汁、マディラ酒ベースのトリュフソース、それにトリュフの香りのCh Le Pin 1990。2度と経験出来ない体験だけに、その一瞬が今も舌と脳裏に焼き付いている。[1990]シャトー ルパン
2007.10.18
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Cros Parantoux 1996 しかもマグナム! こんなワインが飲めるのが奇跡に近い。持参いただいた滝川クリスタル映像さんご夫婦に感謝。エチケットをよく見ていただくと分かるが、ヴィンテージを1995→1996に書き換えてある。これはマグナム用のVosne-Romanee 1er Cru Cros Parantoux 1996のエチケットが足りずドメーヌで1995用を流用し、Emmanuel Rougetが書き換えたものとのこと。 3皿目は、フォアグラのソテーとサツマイモのピュレ、トリュフ風味。まずは、フォアグラへの火の入れ方が素晴らしく、片面のみ少しクリスピーにし、内部はレアに近い。フォアグラとの付け合せは、まったく繊維質を感じさせないサツマイモのピュレ。サツマイモがフォアグラの脂を吸い込みトリュフと混ざった状態となる。フォアグラと大根の組み合わせはよくあるが、大根の繊維質がフォアグラのクリーミーな感触と違和感があるように思う。どのワインと食してもフォアグラの脂が勝り、ここは素直に水で小休止。 Vosne Romanee Cros Parantoux 1996は、スミレやベリー系の香り、マグナムということもありまだ若々しい印象。味わいは、最初は1996年のブルゴーニュの特徴である強靭な酸を感じるが、1-2時間後にはそれも和らぎ旨味成分が出てくる。後半にはややスモーキーな果実味が溢れ楽しませてくれた。[1996] ヴォーヌ・ロマネ・クロパラントゥー(エマニュエル・ルジェ)750ml[1996]Vosne Romanne Cros Parantoux 750ml
2007.10.17
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Batard Montrachet 1995は今回嬉しい驚きを与えてくれた1本。 2皿目はオマール トリュフのリゾット パルメザンチーズ添えいよいよトリュフ尽くしの始まり。オマールのソース、ヒュメドポワソンに牛乳、生クリームソース共に、雑味なくクリアな味わい。口腔を満たしてゆっくり収束に向かい、再度、スプーンを口に運びたくなる。めるちゃん1さんに”是非、それぞれソースを味わってみてください”と言われた意味がよく分かる。トリュフのリゾットは、それ単独で食すとBatard MontrachetよりVR Cros Parantoux1996やCh Le Pinにも合っていて、初物のトリュフを楽しんだ。 Batard Montrachet 1995 Domaine Leflaiveは、最初からクレームブリュレ、ノワゼット、焼き栗の香りが立ち昇り素晴らしい。味わいの余韻の長さを別にすれば、モンラッシェと言われても分からないだろう。今回の白ワインの選択に関して、おそらくこのBatard Montrachet 1995 Domaine Leflaiveがちょうど1つのピークであることを見抜いていたのではないかと思い、めるちゃん1さんへ伺ってみるとその通りであった。”その時”を読むには、同じビンテージのワインを何本か経時的に飲み観察するしかなく、それをやってのけるのはとても困難なこと・・・恐るべし めるちゃん1。☆ドメーヌ・ルフレーブバタール モンラッシェ [2005]!1995年は見当たらず。2005年は凄い価格になってます。
2007.10.16
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ワイン会の開始時間の10分前にル・セリエに着くと、既にお店の前にめるちゃん1さんらしき方が立っておられた。blogやメールで連絡を取り合っていても、初めてお会いするのは緊張するもの。早速、お店のセラーを拝見させていただきワインの話をしていると、徐々に緊張も打ち解けてきた頃にワイン会の開始。 Cristal Rose 1999で乾杯。既に部屋の中は、この稀有なシャンパンの香りで満たされていた。 最初の皿は、ヒオウギ貝と亀の手の網焼き、大分の生椎茸を使った温かいソースにカボスの香り。大分の食材を用い、素晴らしいフレンチに仕立てられている一品。大分へ来た者へのシェフの心遣いが感じられる。ヒオウギ貝亀の手ヒオウギ貝や亀の手、椎茸というと和の出汁を想像するが、軽く利かせているカボスの香りと酸が全体を引き締めていて、Cristal Roseによく合う。Cristal Rose 1999はその後もフランボワーズや薔薇、ナッツ、トーストなどの香りがどんどん湧き出し、複雑さを増して楽しませてくれた。 ルイ・ロデレール・クリスタル・ロゼ[1999] 化粧箱入
2007.10.15
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日記の記入が前後して申し訳ないが、大分夢のワイン会2次会をBlogに残しておきたい。2次会は肉の饗宴。極めて新鮮なマクミを生で醤油で食す。霜降り肉の甘味が際立つ。普段、なかなか食べられない一品。滝川クリスタル映像さんが、この日のために片道2時間かけて新鮮な馬刺しを調達していただいた。こちらは馬刺しのタレで食す。甘いレバー。馬刺しは、どちらかというと脂の少ない肉が味も濃く旨い。タテガミ。脂肪の塊と思われるが、しつこさはなくこちらも甘い。私がblogでとり天の話題を書いていたのを見られて、滝川クリスタル映像さんがその場で揚げていただいた一品。美味しかったが、この時点で満腹を通り越しており、2つ、3つほど頂いてギブアップ。2次会で飲んだワインも素晴らしいものばかり。 Ch Lafite Rothschild 2000もちろん初めて飲むヴィンテージ。ハーブや藁、カシス、ベリー系の香り、膨大なタンニンがあり、パワフルなワイン。余韻は極めて永い。 Ch Mouton Rothschild 2000こちらも初めて飲むヴィンテージ。ボトルのデザインやクオリティが違うため、飲む前から威圧されてしまう。香りは、Lafiteと共通するものも多いが、こちらの方がよりパワフルで蒸した小豆の香りやアニス、黒系果実のニュアンス。咬めるほどのタンニンで唇が染まる。一体、この2本が熟成したときにはどのようになっているのか見当もつかないほど現時点ではパワフル。 Chambertin Clos de Beze 1996 Domaine Prieure Rochピノノワールのビオワインの香りが爆発。ハーブ、チェリーに馬小屋の藁のようなニュアンス、DRCを彷彿とさせる旨味、酸は強いがル・セリエで飲んだCros Parantoux 1996ほどではない。深遠な厚みを感じさせるワイン。 私が持参の2次会用ワイン。フランスワイン好きな方々にあえてイタリアワインを飲んでいただこうと、これまで1993と1995、2つのヴィンテージしか飲んだ経験がないが2回とも印象的なワインであったので選択した1本。香りを嗅いで愕然とする。”閉じている”とすぐに分かるくらい、1995の以前の印象とは比べ物にならなかった。味わいは、安いワインが多いアブルッツオ州のワインとしては驚くほど濃厚。本来は、”血”を感じるワインとして当日のマクミや馬刺しに花を添える予定であったが、ワインは難しい。本当に遅くまで歓待いただき、めるちゃん1さん、GTOツインターボさん、滝川クリスタル映像さんに感謝いたします。
2007.10.14
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今回blogを通じて知り合った方とワインを飲む初めての経験。大分のワイン愛好家として楽天のblogでも有名なめるちゃん1さんご夫妻、男の中の男GTOツインターボさん、滝川クリスタル映像さんご夫妻とともに、萩原シェフのトリュフ料理と素晴らしいワインの饗宴が始まる。上記の写真は、ル・セリエで楽しんだワインのラインナップ。その後、めるちゃん1宅へ移動し、エンドレスナイトの2次会へ突入。翌朝、目覚めたときCh Mouton Rothschild 2000の香りが口腔内に立ち上り、素晴らしい余韻に浸っていた。二日酔いのような不快な症状は全然なく、翌朝の便で帰宅。移動で疲れたため、素晴らしいワインや料理の話題は、明日以降に。めるちゃん1さん、GTOツインターボさん、滝川クリスタル映像さん、萩原シェフ、スタッフの方々の心温まるもてなしに感謝。
2007.10.13
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昨日より仕事で別府へ来ている。大分県人の1人当たりの鶏肉消費量は日本一らしく、一度食べてみたかった”とり天”を三つ葉グリルで食す。とても柔らかな鶏肉をから揚げではなく、てんぷら風に揚げ、ここのお店独自の甘酢たれをかけたシンプルな料理。から揚げならば飽きてしまいそうな量だが、軽く仕上がっており瞬く間に完食。明日は大分市へ移動し、素晴らしいワインを浴びるほど飲む予定。今からわくわくしている。
2007.10.12
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軽井沢から帰宅し、ブランジェ浅野屋のバゲットと共にVosne Romanee Champs Perdrix Vieilles Vignes 2001 Christophe Perrot Minotを抜栓。濃密なルビー色でまだ早いかと思われたが、なめし革、ブラックチェリー、スパイスの香りが立ち昇り、結構開いていた。味わいは、A.C.Vosne Romaneeとは思えないほど深みがあり、1er Cruと言われても信じて疑わないだろう。父親から引き継いだ畑から造られたワインにはDomaine Henri Perrot Minot、買収したペルナン・ロサンの畑から造るワインには、Domaine Christophe Perrot Minotと表記しているらしい。秋の夜長に楽しむワインとして素晴らしい1本となった。
2007.10.09
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翌朝は5時に起床し、ジョギング。前夜に宿の主から念のため動物除けの鈴を持参したほうが良いと言われ、まだ暗く誰もいない旧軽銀座を熊よけの鈴を迷惑にならないよう握り締めて下り、JR軽井沢の駅前を左折、矢ヶ崎川沿いの”ささやきの小径”などを通って万平ホテルを過ぎ、愛宕山の浄水場まで上り旧軽井沢の別荘地の中を通ってロータリーへ下り、つるや旅館へ戻ると丁度1時間の良い運動となった。写真はジョギングのあと立ち寄ったショー礼拝堂。 軽井沢別荘1号となったショーハウス。復元されたもの。 向かいにある芭蕉の碑。俳句を読んでみて英語の解説の方が理解しやすいのが、日本人として情けない。 フレンチベーカリーとブランジェ浅野屋でパンを購入し、午前中に軽井沢をあとにする。帰りは高速も渋滞なく、3時間弱で帰宅。
2007.10.08
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息子の運動会へ義母に来ていただいたので、翌日1泊2日で軽井沢へ行くことにした。連休にどこへ行くか決めかねていたが、たまたま2日前にネットでつるや旅館に1室空きがあったので予約しておいた。この旅館は旧軽銀座のメインストリートの一番奥まったところに位置し、旧軽井沢を散策するには絶好の場所。連休の中日だが高速道路はどこも渋滞。遠周りになってしまうが、圏央道、関越、上信越道で軽井沢へ向かい昼前に到着。Trattoria Primoでヴァ-ニャカウダ、パスタ、ピザを食べ、つるや旅館へ向かう。 ここの人気のピザの1つ、フェガート。フォアグラとレバーの挽肉、バジルソース、ルッコラなどがトッピングされ、やや苦味があるのが大人の味だが、私はマルゲリータの方が好み。つるや旅館は、過去文人が多く利用していたそうだが、特に高級な設えではなく幼い子連れにも気兼ねなく利用可能。特に食事は贅沢ではないが、限られた予算の中で質、量ともに努力されているものだった。
2007.10.07
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今日は、息子の幼稚園の運動会。晴天に恵まれ順調にプログラムを消化した。15時には帰宅し入浴後、お弁当に作ったオカズの残りと共にSaint Veran Domaine de Curis 2002 Louis Jadotを抜栓。綺麗なレモンイエローで軽いナッツや青草の香り、微かに苦味を感じるが2000円程度の価格からすれば、高騰するボーヌの白ワインに比べお得感がある。久しぶりに綱引きに参加し、軽い筋肉痛とともに早々に就寝。Louis JadotのSaint Veranは楽天では見かけないが、Vergetもお勧めの1つ。
2007.10.06
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今日は息子の友人家族と近くの公園でBBQを予定していたが、あいにくの雨のため友人宅で料理持ち寄りの会に変更となる。我が家はダッチオーブン料理として焼きリンゴを予定しており、紅玉をケーキ屋さんを通じて仕入れ、シナモンパウダーとバター、砂糖、ラム酒、レーズンを入れ作ることにした。上火ヒーターを使い30分ほど加熱したが、もう少し火が入ったほうが良いと思いさらに15分ほど加熱したところ紅玉が破裂、無残な焼きリンゴとなってしまった。やはりレシピは大切であると思う。形は無残な焼きリンゴだが味は悪くなく、爽やかな酸味を楽しんだ。
2007.09.29
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今日は妻の誕生日、前日に頼んでいたケーキを受けとり帰宅。Real Wine Guideでは何故か評判の良くないドメーヌだが、私は好きな造り手のMeo CamuzetのVosne Romanee Les Chaumes 1999を抜栓。 薔薇、赤系果実ともに皮や馬小屋の藁のような熟成した香りがどんどん湧き上がって来て、しばらくグラスに鼻を入れて楽しむ。口に含むとベリー系の凝縮した果実味とクリアな酸が心地よい味わい。味わいは香りに比べ、厚みがそれほどでもないが、香りで魅了するワイン。妖艶な香り・・・とはこんな香りをいうのかもしれない。
2007.09.27
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基本的にウィークデイはアルコールを飲まないが、今週は特別。特別な日には、特別なワインを飲みたくPuligny Montrachet 1er Cru La Truffiere 2002 Michel Colin Delegerを抜栓。Truffiereはその生産量のためか、Puligny Montrachetの1級の畑のなかでも稀少なワイン。過去Etienne Sauzetも所有していたらしいが、残念ながら飲んだことはない。グレープフルーツや白い花の上品な香り。ヴァニラやハーブ系の香りもあるが極控えめ。ミネラル、酸もしっかりしているが、舌を刺激するようなものではない。3時間ほどかけてゆっくり楽しんだ。La Truffiereという名前から茸系の香りが期待されるところだが、残念ながら私の鼻腔には届かなかった。
2007.09.26
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週末の仕事が終わり、秋めいて来てフルボディの赤ワインが飲みたくなり抜栓。以前、Winartで評価が高く、1本だけ購入しセラーに入れていた。過去にセカンドのLe Cupole 2002を飲んでなかなか良かったのでフラッグシップは期待されるところ。エッジにオレンジ色も見られ熟成した感もあるが、黒系果実、アニス、ハーブなどの香りと共に分厚い味わいが永く続く。久々に飲むフルボディのワインとしては楽しめたが、これはイタリアワインであろうか?メルローやカベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、カベルネ・ソーヴィニョンなどのセパージュからしてボルドー右岸のワインを意識した作りと思われるが、同じ価格ならば別の選択をするだろう。こちらはやや価格が上がったが、皆で気軽に飲むには最適なワイン。キャンプにもお勧め。
2007.09.23
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キャンプ2日目の夜も雨。3日目の朝まで降り続くも昼前には晴れ間が見えた。撤収後、白沢温泉で汗を流し、林道を通って静岡へ。東海道五十三次丸子の宿の名物、丁子屋のとろろ汁で遅い昼食を摂る。 ご飯はお代わり可能。素朴な味が空腹には堪らない。 安藤広重の絵にもあるように四百年の歴史があるらしい。
2007.09.17
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キャンプ2日目は、昨年SLに乗り金谷から千頭まで行ったので、今回はその先の井川線に乗ることにした。 千頭の駅前の”丹味”という店で蕎麦を食べ、接阻峡温泉まで切符を購入。分厚い切符が昔懐かしい。崖崩れの工事のため、千頭から奥泉まで代替バスに乗り、いよいよ井川線の旅が始まる。アプトいちしろ駅から長島ダム駅までの間が日本一の急勾配(90/1000)でラックレールと機関車のギアを噛ませて上る日本で唯一のアプト式鉄道。以前は、碓氷峠にもあったらしいが、今は大井川鉄道のみらしい。 ED90型という専用の電気機関車を連結。手前に普通の線路とラックレールの接続部分が見れる。 電気機関車の歯車の部分。鉄道マニアには堪らないかもしれない・・・レインボーブリッジを渡り、接阻峡温泉駅へ。温泉会館でヌメリのある温泉を堪能しキャンプ場に戻る。 2日目の夕食は、10 inch deepのDutch Ovenで鴨鍋。Fixin 1er Cru Clos Napoleon 2002 Domaine Pierre Gelinと楽しんだ。
2007.09.16
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ひょっとしたら今年最後のキャンプが出来る週末になるかもしれないため、天候に不安があったが大井川へキャンプに行ってきた。この”くのわき親水公園キャンプ場”は、昨年、大井川鉄道に乗った際、窓からキャンプサイトが見え、一度行ってみたかったところ。行きの東名では、ドシャ降りのような雨にも遭遇したが、キャンプ場に着いてみるとごらんのような晴天に恵まれ、フリーサイト1番乗りの特権で好きな場所に設営した。設営後、少し遅い昼食は、10 inch deepのDutch Ovenを使ったパンと非常用食料として自宅に保管していたMEIJIYAのボルシチの缶詰。大井川の対岸をSLが走る。川辺で焚き火のための流木を拾ってきた。ここは直火OKのため、石垣を作り理想的な焚き火を楽しんだ。 夕食とその後の焚き火ともに楽しんだのは、Faugeres Valiniere Leon Barral 2002。Leon Barralの中では高級な部類であるが、キャンプも今年最後かと思うと奮発してみた。タイムやセージなどのハーブ系香りが印象的。セパージュはムールヴェードルが主体らしいが、スパイシーで濃厚な味わい。キャンプには贅沢な美味いワイン。
2007.09.15
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DeHavilland DHC-3 Turbine Single Otter (14人乗り)以前、カナダへ行った際、水上飛行機に乗る機会があったのでBlogに記録を残しておくことにする。これまでプロペラ機は、ボンバルディア機をはじめ何度か乗ったことはあったが、水上飛行機は初めての体験。宿泊先のホテル近くの海上より、ブリティシュ・コロンビア州の州都であるVictoriaまでを約35分で結んでいる。テロ対策が厳しくなった一般の民間航空機では考えられないが、パイロットの隣の席に座ることもリクエストすれば可能。パイロットと同様にシートベルトと無線用の機材を装着する。彼は以前、カナディアン・エアーのパイロットをしていた際、成田や関空にも飛んでいたとのこと。左手に着水するVictoriaの湾が見えてきて旋回。ほとんど揺れもせず着水し、エンプレスホテルの前に着岸。同じ行程をバスとフェリーだと3時間30分もかかるため、時間を節約したい方や水上飛行機に乗ってみたい方にはおすすめ。
2007.09.12
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いよいよ私の夏休みキャンプも終わり、桧枝岐村ともお別れ。キャンプサイトを撤収した後、前日の尾瀬ハイキングの復習も兼ねてミニ尾瀬公園へ寄って帰宅。植生は、もう少し鑑賞に足るよう望まれるところだが、併設された写真館や尾瀬の歴史資料館はなかなか良かった。帰りの渡り橋より見た風景。YouTubeに紹介されていたjazzyな夏の思い出。
2007.08.23
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いよいよ今日は尾瀬へ。昨晩は雨が夜半まで降り続くも朝には止んでいた。朝5時に起床し、御池の駐車場へ車を停め、ここからは専用のバスで沼山峠へ向かう。 沼山峠の登り口7時より沼山峠からスタート。子供の足には少々厳しい上り坂を進み、峠を越えたあたりで尾瀬沼が見えてきた。 峠を下り、一気に視界が開ける。 整備された木道が続くが、ヴィジターセンターで沼の北側は木道が一部崩れたり、ぬかるんでいる所もあるとの情報。子供達が歩けるか悩んでいると、ここの関係者か1人のオヤジが近づいて来た。”ちょっと大変かもしれないけど親が手伝ってあげたら大丈夫だろう”とアドバイスをいただき、時計周りに尾瀬沼一周に出発。 尾瀬沼と燧ケ岳結構、急なアップダウンがあったものの、子供たちはほぼ自力で走破し、途中2度休憩しながら今朝つくっておいたおにぎりを食べる。尾瀬沼の南側に出た時は”ほっと”するも、天気が怪しくなってきた。 幸い、この後持ち直す13時過ぎに沼山峠に戻る。総距離14.4km! 4歳の息子と8歳の娘には、ちょっと厳しすぎたかもしれないが、道行く他人から”坊や、頑張っているね”と励まされ、最後は無言で手を引かれながらも、最後まで自分の足で歩き通したことは彼の良い思い出になるだろう。キャンプ場にもどり、燧の湯で汗を流すころに、雨が降り出す。今回のキャンプでは、毎日雨が降るがうまい具合に天気に恵まれた。16時から早い夕食。ダッチオーブンで会津牛のすき焼きをつくり食す。、ならぬことはならぬものですという福島の地酒で味わう。久々の焚き火を楽しんだ後、心地よい疲労感と満足感から20時には就寝。
2007.08.22
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本日より家族のみのキャンプ。昨年も檜枝岐村へ来ているが、娘がおたふく風邪で急遽帰宅となったため、1年ぶりの再挑戦。今回もキャンプ場を特に予約せず、桧枝岐村に着いてから数件を見て周り、尾瀬よなご平キャンプ場に決定。キャンプサイトには、他に2家族のみ。天候が不安定なため、今回はタープにテントを隣接して設営。横風が強くない限り、雨でも快適に過ごせる配置とした。初日は、12 inch deepのダッチオーブンでいつもの白菜と豚、餅の重ね蒸しを作って食べ、早々に就寝。明日の尾瀬に備える。
2007.08.21
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桧原湖のキャンプ場を後にし、いよいよ我が家だけの夏休みの開始。とは言え、これからのハードなキャンプを前に、妻や子供たちに中休みが必要だろうとアルツ磐梯に1泊。保冷剤を冷やしていただき、快適な食事と睡眠を味わうが、夕食の満足感は乏しい。翌朝は早く起床し、私はホテルのゲレンデの舗装道路を30分ほどジョギング。チェックアウト後、子供たちは引き馬をそれぞれ楽しみ、いよいよキャンプの始まり。
2007.08.20
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翌日は、秋田県在住の先輩家族とともに桧原湖湖畔の早稲沢浜キャンプ場でキャンプ。1泊のみで降水確率も高かったため、バンガローを2つ借りることにした。タープを張り終え、テーブルやイスなどをセッティングすると夕立のような雨。それまでバス釣りで賑わっていた湖畔も我々2家族のみとなり、少し怖いくらいの静かな夜となる。近くのペンションで入浴後、秋田の先輩にダッチオーブンできりたんぽ鍋を作っていただき、Chablis Les Clos 2001 Domaine Gerard Duplessis 、Ch Durfort Vivens 2003までご馳走になる。我が家は昨晩の合宿でクーラーボックスのほとんどのワインを飲んでしまい。残り1本のワインとなったTrevallon 1999 Blancを提供。ルーサンヌとシャルドネというセパージュだが、ソーテルヌを彷彿とさせる香りが印象的であった。夜は一晩中雨であったが朝には止み昼間は快晴。妻がキャンプ場の草むらで”みやまクワガタ(オス)”を見つける幸運に恵まれた。
2007.08.19
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久しぶりのBlog更新。夏休みの思い出を残しておきたい。本日より1週間のオフ。まずは東北道を下り、福島県へ。学生時代の先輩や一緒に漕いだメンバーと福島県営荻野漕艇場でナックルフォアを借り、久しぶりにオールの感触を懐かしむ。初めて利用した漕艇場だが、とてもよく整備されており、気持ちの良い汗を流した。 その後は、裏磐梯の貸し別荘に移りBBQ。J. Lassalle Cuvee Prefereence Brut MGで乾杯。Louis Jadot Bourgogne Blanc 2001 MG、Mercurey Clos de Migrands Faiveley 2002 MGを皆であっという間に空け、Lynch Bages 1996、Chambolle Musigny Hubert Lignier 2002 をフロマージュと共にゆっくり味わう。年に1度の同窓会のようなものだが、今回は子供たちに普段では想像出来ないボートを漕いでいる父親の姿を見せることが出来、オヤジ達は皆心地よい疲労感とともに就寝となる。
2007.08.18
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仕事で19日よりバンクーバーへ来ている。時差ぼけが治らず、数時間の睡眠で眼が覚めてしまう。こういう時は更新出来ていなかったBlogを書くいいチャンスなので少しずつ書いていきたい。カナダプレイスの近くに宿泊しており、ここ数日は天気があまり良くないが明日以降回復するらしく期待したい。写真は、ホテルの窓から見たクルーズシップ。いつかはこんな船でゆっくり旅をしてみたいものだ。
2007.05.19
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ゴールデンウィークは、1泊2日で友人家族と富士山の麓でキャンプ。前日は雨や雹も降ったようだが、当日は快晴。その代わり朝晩は冷え込む。スペアリブのスープやステーキを炭火で焼いて楽しむ。翌朝は、スープを利用してラーメンをつくってみた。翌日の昼は、朝霧高原のレストランへ。富士山を前に牧草地が広がり、開放感抜群。食後は子供たちとフリスビーで遊ぶ。友人の知り合い方が経営されており、次回はここでキャンプをする約束をして帰途へ。東名は渋滞していたが、それほど酷くはなく帰宅。
2007.04.30
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Blogの更新がまったく出来ていないこのごろだが、大阪へ出張した際のワイン会を記録に留めておきたい。皆忙しい方々ばかりだが、平日の晩に阿波座のAu petit comptorに集まっていただいたことに感謝したい。先ずは、Pierre Gimonnet Les Cuvees L'An Millesime de Collection 1998 MGで乾杯。蒸し暑くなってきた大阪の夜に心地よい1杯。料理は参加者の方が以前食べて好評だった豚料理を、シェフがこの日のために再度作っていただいた。豚半身を仕入れ、オーブンに入るぎりぎりの大きさの塊肉をローストした豪快な1品であった。Meursault Charmes 1996 Dom Comtes Lafonは、時間の経過とともに蜂蜜やバタースカッチの香りが出てきて、久しぶりに飲むLafonのワインに懐かしさを覚えた。GAJAのSPERSS 1996は今飲んでも楽しめるが、まだ数年先の方が複雑味が増すと思われる。Clos de La Roche 1995 Dom Dujacは今夜の一番のお気に入り、熟成感と果実味が混じりあい初期の飲み頃に入ってきたように思える。 この86年のCote Rotieは初めて飲むワイン。馬小屋を彷彿とさせる香りでクラシックなスタイルのワインであった。豚も相当な量であるが、やはり鳩も食べたく注文。豪快な豚料理のあとにフレンチに回帰し、素直に旨い。最後は、JACQUES SELOSSEのCONTRASTE NV。濃厚で厚みのある味わいだが、まだ硬く閉じた印象。いつ飲み頃になるのであろうか?今では、どれも入手困難なワインをこうやって皆で持ち寄り、シェフの力作と共に味わえるのは最高の贅沢であった。また当日都合がつかず参加出来なかった方々、また次回を楽しみにしています。
2007.04.26
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この日は気温もぐんぐん上昇し、昼はTシャツ1枚で充分なほど。娘の友人4家族でお花見をすることになった。お弁当と残り1本のLou Dumontのロゼ、Bruno ClairのMarsannay Rose 2005を持って近所の公園へ出かけた。Lou Dumont Roseは以前も飲んだが、少し苦味を感じる点は変わらないものの晴天の桜のもとで飲むととても心地良かった。Bruno ClairのMarsannay Rose 2005は初めて飲んだが、Lou Dumont Roseよりも色合いは桜色に近く、酸が優しい味わい。桜はほぼ満開であったが、翌日より花冷えの天気となる。
2007.04.01
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週末は仕事のため、帰宅後開けた1本。Blogを見直すとEdoarudo Valentiniのワインは昨年4月1日にTrebbiano d'Aburuzzo 1997を飲んでおり、春先に飲みたくなるようだ。白ワインのTrebbiano d'Aburuzzoは微発泡していたが、このロゼはそれはなかった。色合いからもわかるように熟成しており、一緒に食した天然のなめこの天麩羅とよくあっていた。
2007.03.25
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Blogの更新が疎かになっていたけれども、ワインはしっかり飲んでおり、記憶を辿ってみようと思う。この日は、娘の小学校の終業式であった。前期と比べ通知表の評価が上がっていたので、娘のリクエストに答えて”すき焼”の夕食となり、親父も便乗して娘の生まれ年のこのワインを開けることにした。非常に美しい色調で、果実味はやや後退し、熟成感が出てきている。パワフルではないが、一連のルソーのワインに共通した香りを感じる。エレガントというよりは、素朴な印象。
2007.03.23
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娘のお下がりのキティちゃん自転車で疾走今日は4歳の息子がそろそろ自転車の補助輪を外し、2輪の練習をすることになった。昨年のクリスマスにキックボードをプレゼントされ、これまでバランスを体得していたためか、ほんのわずかの練習で乗れるようになった。これには親の方が驚いたが、本人は世界が違って見えているのだろう、楽しくて何度も転びながらも今日1日で何とか乗れるようになった。 息子の成長に乾杯。色合いは濃く、泡も強めだが、酸が刺々しく微かに苦味も。Lou DumontのCremantのBlancは、以前飲んだ際、2,000円ほどにしては良い印象があったが、こちらのRoseは以前BAR10さんも指摘されていたが、華やかさがなく今一な印象。
2007.03.18
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久しぶりの休みの週末。自宅でゆっくり飲むのにBourgogne 2004 Robert Chevillonを開けてみた。Nuits Saint Georgesの秀逸な造り手で、1er CruのLes CaillesやLes Saint Georgesなどは、すぐに市場からなくなってしまうが、Bourgogne Rougeはまだ入手可能。酸はそれほど強くなく、醤油や土を感じる暖かい味わい。今飲んでも違和感なく、するする1本開けてしまった。こんなワインをケース買いして楽しめれば良いが、今のセラーのキャパシティでは無理。だんだん暖かくなる春は、セラーに入らないワインがあると憂鬱な季節となる。2,000円台の安旨ブルゴーニュとしては、かなりお勧めと思う。
2007.03.17
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