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ル・オー・メドック・ド・ジスクール[2009]昨日は、なぜかマイブームになったシャーヴが到着。ただ、急にそうなったわけで、ネットで現実的な価格で購入できるのは、若いヴィンテージ。上のキュヴェは、いつ飲むか迷うところです。その夜に飲んだのはローヌではなく、ボルドー。この09は数本目ですが、ひさびさの最後の1本でした。ほどよく熟成が進み、いちばん美味しいかったかもしれません。軽めの黒系果実、よき意味で金属感を伴ったしなやかなタンニン、よく熟した梗のようなニュアンスは、ブルゴーニュの全房派とも共通するものがあります。まあ要素はシンプルなのですが、オー・メドックに求める基本要素はしっかり入っている味わい。ゴルフでいえばフルセットではなく、これだけあればコースを回れる最低限のドライバー、アイアン、パターのセットのようなものでしょうか?(って、ゴルフをやらない人間の、適切ではないかもの喩えですが…)この銘柄、ネットで探すとかなり価格にバラツキがありますが。総じてリーズナブル。このワインも2,000円以下。その値段で、これだけ満足度の高いブルゴーニュは、ほぼないような気がします。また買い足さなければ^^
2016年04月21日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2012]/トマ・モレベルナール・モレの次男坊のほう。長男は飲んだことがありますが、トマは初めてでした。2012年はドメーヌ全体の収量減で、いちばん下のクラスのコレにけっこう樽を奢ったようです。果実の熟度がしっかりあって、樽に負けていません。軽く麦とトロピカルフルーツが入った香り。時間が経つとアフターに軽い苦みが出てきますが、さらに温度が上がるとそれが消えて、生クリームやビスケット香ともに、果実の甘みが増していきます。酸が太め、ミネラルもほどほどですが、かなり旨いです。代継ぎして兄弟相続した場合、たいがい弟のほうが、よりぽっちゃりした味わいを造る気がするのですが、このモレ家もそんな気がします。1級も買ってみたので、いずれ飲んでみたいと思います。
2015年12月11日
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