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2007.01.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
手塚治虫の作品の中でもスケールの大きさと物語りの緻密さでは郡を抜く作品!
10年近く前に初めて読んで、最近久々に読み返してみた。

物語は第二次世界大戦当時の日本とドイツを舞台に
3人のアドルフという男の運命を描いている。
ひとりはユダヤ人のアドルフ・カミル。
もうひとりはドイツ人の父と日本人の母を持つアドルフ・カウフマン。
そして…最後のひとりはアドルフ・ヒトラー。

ヒトラーがユダヤ人の血統だった…という設定。
それを証明する機密文書が存在しその機密文書を巡り登場人物が翻弄されていく展開は

ただしヒトラーの父方の祖母がユダヤ人に犯されたというのは事実らしい。

ちなみにこの漫画の掲載は青年漫画誌ではない。
ジャーナリズム週刊誌の「週刊文春」。
編集長からの「徹底的にシリアスな大河ドラマを」という求めに応じて
描かれたということもあって、手塚治虫の青年マンガ作品の中でも
ひときわシリアスでハードな社会派ドラマとなっている。

僕はこの漫画を通して「正義とは」という問答を頭の中で繰り返していた。

ユダヤ人のアドルフとドイツ人のアドルフ!
…少年時代は共に親友だった。
しかし戦争が彼らを引き離し悲惨な結果へと導いてしまう。
あれだけ国民の支持を集めていたヒトラーも最後は…。


その奥にある人間の心理的な部分に入り込んで読んでみると
終わりのない問答に少しは光が見えて来るのかもしれない。

すべての人からみて自分たちのやっていることがすべて「正義」なのだろう。
特に戦争は「正義」の名の下に人間が人間を殺す。
歴史で起こったすべての戦争は「正義」と「正義」が人を殺し合っている。

異教徒をすべて排除しようしして殺し合いが繰り返される。。。

要するに「正義」の反対語は「悪」ではなく
「正義」の反対語もやはり「正義」なのだろう。
だから「正義」なんて言葉に盲目的にならないことが大切なんだと思う。

このような人間の行いから僕は何を学ぶべきか?

例えば明治維新。
僕は坂本竜馬が好きだ。
だからどうしても維新派的な目線で本やドラマでは「幕府憎し」という見方をしてしまう。

でも幕府側にも「正義」がありドラマはある。
きっと新撰組や白虎隊をテーマにした本を読んだら見方は逆になるんだろう。

高校野球の季節になると「熱闘!甲子園」のような番組を好きで見る。
出場校のひとつの高校を追ってドキュメンタリーチックに甲子園での活躍を紹介している。
どうしても紹介された方の高校に肩入れをしてしまい
その高校を破った方の高校生が喜んでいる姿を見ても嬉しくないと思ってしまう。

宮崎県の知事選。
出馬当時はボロクソ言ってたワイドショーのコメンテーター。
当選したら掌を返して持ち上げる持ち上げる。。。

要するに物事には必ず裏や表があったり
様々な角度から見なければ分からないことがあるということだ。
一方向からだけでしか物事を見れないと大事なものを見失ってしまう。

「6」という数字も逆から見れば「9」
横から見たら「の」にだって見れる。

物事を見る力!判断する力!
…ひとりひとりが問われている!
最近のニュースを見ながらそんな時代になっているんじゃないかと
手塚治虫のマンガ「アドルフに告ぐ」を通して思わされた気がする。


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Last updated  2007.01.31 22:02:35
コメント(10) | コメントを書く


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Re:アドルフに告ぐ(01/31)  
☆ピィチ☆  さん
うー、この漫画の事知らなかった・・・_| ̄|○
ぜひぜひ読んでみたい!!と思いました。

>ただ単に「戦争はいけないこと」「戦争は悲惨だ」ということだけではなく
>その奥にある人間の心理的な部分で入り込んで読んでみると
>終わりのない問答に少しは光が見えて来るのかもしれない。

あたしは戦争映画、好きです。色々な登場人物の色々な思いが見えるから。
そしてやっぱり戦争はなくさないといけない事だと、改めて思います。
(2007.01.31 22:45:40)

Re:アドルフに告ぐ(01/31)  
「正義とは母さんを悲しまさないこと」
広島原爆をうたった大平数子さんの詩です。

人間の本質にせまる言葉だと思います。

偶然にいいこと探険家さんの日記を読んできたところです。
ぜひ、ご覧ください。 (2007.02.01 12:43:54)

Re:アドルフに告ぐ(01/31)  
蛍草  さん
『weiβ kreuz』というアニメを思い出しました。週刊文春ほど立派なものではありませんが、
登場人物がそれぞれの『正義』に疑問を持ちながらも、『正義の名の下に』人を殺していく物語です。
<エンプティ・チェア>を教わってから、片方の考え方だけを捕らえられなくなってしまいました。
必ず、対象になっている人の気持ちまで想像してしまって、どっちの側に立っていいのか、立ち位置が
すごく中途半端な感じ。 昔から、「どちらが悪い」と決めるのは苦手でしたが、それに輪が掛かって
しまいました。 最近は、漫画でも悪役の背景が
描かれるようになり、『ただの悪者』としては見れなくなってきています。

たぶん、記者さんもコメンテーターさんも、色んな角度から見ているんだと思います。
その上で、今はどうしたらいいか、選択している。だから、すぐに視点を変えられる。
日に日に言うことが変わる新聞やニュースが嫌いでした。でも、様々な情報が入っている上での
選択、切り替えられる能力だと思います。 少し尊敬してしまうのは、間違っているのかな?
(2007.02.01 14:01:32)

☆ピィチ☆さんへ  
k@-zu  さん
とても考えさせられる作品です。
最初は小難しいですが読んでいくうちに
次第に引き込まれて一気に読めると思います。
…大推薦!

戦争に関する映画や本…などを通して
僕らは当時の人々の心の動きや想い
そして生きていくことへの本質の部分を感じ取るべきなんだと思います。

ひとりひとりが自分自身に問いかけて
本当の意味での「正義」を見つけ出すことを願います。
(2007.02.01 15:03:40)

幸せセンスアップ インストラクター・光さんへ  
k@-zu  さん
いいこと探険家さんの日記…読んで来ました。
紹介されていた二つの詩はとても大切なことを
考えさせられるメッセージですね。。。

終戦記念日や原爆投下の8月だけではなく
常にこのようなことを考えるということも必要なのでしょう。

…という意味では2月のこの時期に
同じような内容の日記が別のところでも
書かれていたという事実にシンクロを感じます。

大平数子さんの詩を借りれば
「母なる地球を悲しませないことも正義」
…なのでしょうね。
(2007.02.01 15:11:22)

蛍草さんへ  
k@-zu  さん
確かに!
記者やコメンテーターも瞬時に角度を変えた見方が出来るからこそ
その都度その都度、コメントを変えられるのでしょうねぇ~。

そういった意味では物事を見る力、判断する力が
長けているのかもしれません。。。

「エンプティチェア」
…僕は実際にクライアントに勧めていますし、やってもらってます。
そして僕自身も時々やっているんですよ。

自分自身の中でも様々な考え方があるし
過去や未来の自分もいるので
「自分vs自分」でエンプティやってます。
意外と効果的ですよ。

そうそう!
今週の金曜日「トランスパーソナル」ですよね。
再受講の予約入れました。
でも予約番号「26」…席を取れる可能性は低いです。

もしも行けたら講座の前後か食事会ででもお会いしましょう。
ボランティアの人に「再受講のシノダは?」と聞いて下さい。
(2007.02.01 15:18:57)

割り込みメッセージ  
k@-zuさん
>そうそう!
>今週の金曜日「トランスパーソナル」ですよね。
>再受講の予約入れました。

前月3回も再受講していたのに。
私が行けない時だけk@-zuさんが再受講。

気が合うねぇ。

割り込みごめん(^^ゞ (2007.02.01 18:30:44)

幸せセンスアップ インストラクター・光さんへ  
k@-zu  さん
あははっ。
前月3回も再受講してたんだね。

僕は約3ヶ月ぶりかなぁ~。。。
これから頻繁に行く予定!
近いうち再受講で会いましょう。
(2007.02.01 18:37:32)

Re:アドルフに告ぐ(01/31)  
mi-mi@rin  さん
K@-zuさんお久しぶりです。
久々にブログを開いたら、パスワード入れなきゃ開けない状態になっていました・・(;^_^A

一方向からだけでしか物事を見れないと大事なものを見失ってしまう。だけど、多方面から見すぎると、どうしていいのかわからなくなり、身動きが取れなくなる・・・優柔不断な私です。

正解なんて無いのに、つい正解を求めようとしてしまうのがいけないんでしょうね。





(2007.02.04 23:09:48)

mi-mi@rinさんへ  
k@-zu  さん
mi-mi@rinさん、お久しぶりです。

久々にブログを開くとパスワードを入れないといけないんだぁ~。。。
…やばい、覚えてないかも。。。
気をつけようっと…(^^;)

僕もmi-mi@rinさんと同じですよ。
ここでは偉そうなことを書いてますが
一方向からだけでしか見れない自分と
多方面から見過ぎてしまう自分…。

そして、そのギャップにイライラしたりメソメソしたりしてしまう自分。。。

でもきっと色んなペルソナ(仮面)を持っているのも人間なのでしょうね。
色んな自分がいるから楽しいということもあります。

優柔不断…大いに結構!
人は考える動物ですもん!
考えなくなったらおしまいですよ。

正解のない正解を求める行動…大いに結構!
人生は答えのない禅問答の繰り返しです。
正解にたどり着けないかもしれないけど
正解を追い求める姿は決して悪くないと思いますよ(o^-’)b
(2007.02.05 10:57:15)

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