~タロット日和~ by 常葉 了

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常葉 了

常葉 了

2017/11/29
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カテゴリ: 占術一般
​​​​​​ども、トキワです。(^^)/

 いや~・・・

 もう少しで12月ですね。

 年末ですよ。

 早いですねぇ~・・・(--;



​​ 【無属性の好意】 ​​  四大における【水】に関連するお話

 さて本日は、【好き】と言う感情についてのお話です。

 占いのお仕事をしていると、【恋愛】についてのご相談を、よく頂く訳ですが、その際に、この【無属性の好意】と言うお話を、相談者さんにする事が有ります。


 何と無く、雰囲気は良い訳ですが、しかし実際の所、相手が自分の事をどう思っているのか分からない。
 相手は、自分の事をどう思っているのだろうか?

 こんな感じのご相談が、結構多い訳です。

 つまる所、相手は自分の事を【好き】なのかどうか? と言うご質問ですね。

 とは言えです。

 【好き】と言う感情にも、色々と有る訳ですよ。

 友人としての好きなのか。人柄としての好きなのか。それとも、恋愛を意識した好きなのか。

 【恋愛】についての依頼である以上、その好意が【恋愛を意識した好きなのかどうか?】と言う点が重要なのだと思いますが、この部分の判別が付きづらい状態と言うのが、結構有るものなのです。

 それを説明する時に出て来るのが【無属性の好意】です。

 どういう事なのか?

​結論から言えば、本来、人間が何かを好きになる時の【好意】は、一種類しか存在しないと言うお話です。​

【無属性の好意】

 つまり、人の抱く【好意】と言うは、当初において、単純に【それが好き】と言う感覚しか存在しないです。
 当初において、それは友情とか、親愛とか、愛情とかに色分けされてはいません。
 ただ【好き】なだけなのです。

 その後、お互いの関係性などと関連付けられて、その【単純な好き】と言う感情に、属性が見出されるようになります。



 この属性と言うのは、 対象との関係性を、自分がどのように認識するかによって変化する【ラベル 】​ のようなものであり、しかし実際の所、その 【ラベル】が張り付けられている【好き】と言う感情自体は、他のラベルのものと、全く同じもの だったりするのです。



 なので、お互いが異性同士であっても、その関係性を友人関係と認識すれば、その【好き】と言う感情は、友情として認識されるでしょう。
 逆に、同性同士であっても、その関係性を恋愛的なものと認識すれば、その【好き】と言う感情は、愛情として認識される事になります。


 西洋オカルトや、タロットの世界観において、 【愛情】は、四大の水:聖杯のスート で表現されます。

 この時の【水】が、【無属性の好意】と言う事ですね。単純に【好き】と言う感情です。
 そして【水】には、定まった形は有りません。器に従って、どのような形にもなれます。また、温度によって、個体・液体・気体・プラズマ体と、やはり色々と、柔軟に姿を変える事が出来ます。

 そして、 【聖杯】と言う器が、【水】に属性を与える ものです。
 ワイングラスに水を注げば、水はワイングラスの形になるでしょう。
 マグカップに注ぐならば、マグカップの形に、お猪口に注げばお猪口の形になります。
 これが【好意に属性が与えられた状態】と言うものです。

 でも、中身は同じ。
 ただ【好き】なのです。

 ちなみに、対象との関係性の中で与えられる属性ラベルと言うのは、必ずしも一種類とは限りません。
 例えば、1リットルの水が有ったとして、500ミリリットルの水をビールジョッキに、残りの500ミリリットルの水を、花瓶に注ぐ事だって出来ます。

つまり、友情と愛情など、複数の属性の【好意】が、併存する事も有る訳です。


 ちなみに、これらの属性ラベルと言うのは、人間が成長して行き、社会性の中で生活を始めると、徐々に具体化して行く傾向が有ります。

つまり、この属性ラベルと言うのは、四大における【水】の領域の生成物なのでは無く、四大における【風】の領域の生成物なのです。

 四大の【風】と言うのは、他者との関係性をテーマに扱う【社会性】の領域で作用するものでしたね。
 現代一般的な社会の中では、【恋愛的な愛情】は異性同士の中で生じるものであると言う、【社会通念】が、まだまだ強い影響力を持っています。
 その為、社会生活の中で形成された属性ラベルでは、【異性に対する好き】を【愛情】に分類しやすい【文化性】が存在しており、異性愛が多数を占める訳です。

 最近では、LGBTへの理解も深まりつつある為、その部分の比率にも変化が出て来ていますね。


 例えば、まだ幼い子供などは、社会性への適応が完成していない為、【無属性の好意】が、そのまま発現している状況を見る事が出来ます。

 お父さん・お母さん・お兄ちゃん・お姉ちゃん・お隣のミキちゃん・お向かいのナオ君・ペットのミケ・メロンパン・ウルトラマン

 子供が【好き】を語る時、好きなものを全部同列に語る事が有りますね。
 社会的な位置付けにおける分類が存在していないから、単純に【好き】と言う思いだけで、それらを眺めている訳です。

 とまあ、そんな感じで。

 恋愛の場面でも、まだラベル分けが出来ていない状況での【好き】と言う状態が有り得る訳です。

 まあ、少なくとも【好き】と言う感情が向けられている事には変わりは有りません。
 良い事です。

 仮に、そこから恋愛関係に持って行きたいならば、恋愛的な関係性を構築する事が出来るように、コミュニケーションを工夫して行くと良いでしょう。

 当たらず触らずの状況を続けていると、当たらず触らずなラベルが形成されて、当たらず触らずな属性が付いてしまうかも知れません。

 この点を、充分に意識しておきましょう。


 あと、占い師の側としては、【無属性の好意】に、第三者の立場で、勝手にラベルを張り付けないように注意しなければなりません。

 ラベル形成と言うのは、その人の特権であり、恋愛の醍醐味でも有りましょうからね。


 と言う訳で、本日は以上でした。(^^)/​​​​​​





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Last updated  2017/11/29 04:19:12 PM
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