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2007.09.02
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カテゴリ: 昆虫(その他)


シソの葉に集るハダニ類 を掲載したが、今日は其処に居た捕食者を紹介する。「日本原色植物ダニ図鑑」に拠れば、ハダニの天敵には、同じダニ目に属すカブリダニ類や、ハダニアザミウマ、ハナカメムシ類、ハダニカブリケシハネカクシ、キアシクロヒメテントウ等の他、タマバエ、オドリバエ、アシナガバエ、ハナアブの各科に属す昆虫が居るそうである。その他にも、クサカゲロウ類の幼虫もハダニの捕食者として知られている。


ハダニアザミウマ2
葉脈の陰に隠れる(?)ハダニアザミウマの幼虫.ピクセル等倍(2007/08/25)



 シソの葉にはアザミウマ類の幼虫が何頭か認められた。前述の図鑑に拠れば、ハダニを食べるアザミウマはハダニアザミウマのみらしいので、此処ではハダニアザミウマとしておく。

 1枚の葉に2~3頭程度の密度である。ハダニアザミウマ雌成虫の1日当たりの捕食量は、ハダニ卵なら約40個、ハダニ雌成虫で約9匹とのことなので、その程度の密度でも良いのかも知れない。

ハダニアザミウマ1
ハダニアザミウマの幼虫.その2.ピクセル等倍(2007/08/25)



 普通、アザミウマと言えば吸汁性の害虫である。それが此処では、ダニを補食する益虫となっている。餌が植物と動物では随分違う様に感じられるかも知れないが、植物の汁を吸うのがダニの体液を吸うのに変わっただけのことである。口器の形を基本的に変化させないで済むから、大した変化ではない。

ハダニアザミウマ3
歩き回るハダニアザミウマの幼虫.ピクセル等倍(2007/08/25)



 アブラムシの中には兵隊アブラムシと言う兵隊アリの様な防御個体を持つ種類が居て、普通は植物の汁を吸う筈の口針で敵を刺す。カメムシの仲間には、ハナカメムシ科やサシガメ科ばかりでなく、多くは吸汁性のカメムシ科の中にも捕食性の種類が居る。これも植物の汁を吸うのが獲物の体液を吸うのに変わったと考えれば納得が行く。

 考えてみると、吸汁性の害虫と体液を吸う捕食性の益虫とは、意外に近いところに位置する必然性が有ることになる。







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最終更新日  2007.09.02 12:03:54
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