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(長文のため前の記事から続いています)
この8月に参拝をしたことには実はもう一つのお礼参りの意味がありました。
昨年の8月に、天河神社のご神宝である五十鈴(いすず)を賜り、
新月の夜に特別に設けられた地護摩神事に参加をさせていただいたのです(ブログにも書きました)。
そして、その3日後に、天河神社は台風による大水害に見舞われたのでした。
天川村の家屋の90%以上が浸水したこの被害を受け、今も復旧の作業は続いています。
宮司様や神社のみなさまは、この出来事を日本再生のための大禊ぎととらえて、
気持ちを強くお持ちになってがんばっておられます。
単に復興するだけでは意味がない、
何を作り直すにしても、
よりすばらしいものに変えていこうという決意をされているのです。
禊ぎ。
昨年の東日本大震災をそのようにとらえている方もいらっしゃることでしょう。
私たちを天河神社へ導いてくださった朱鳥京先生によると、禊ぎとは、
何かの現象そのものではなく、
起こったことをどのように前向きにとらえるか、
感謝してとらえるか、
とらえ方を変えるチャンスとなる出来事のことをいうのだそうです。
禊ぎ、浄化。
人生には、そのようなタイミングがありますね。
それもすべて導かれてのこと。
人間には感情があるので、
思いがけないことや予想外のことに瀕したとき、
つらかったり悲しかったり怒りが湧いたりすることもあります。
感情は、必要で、大切なもの。
泣くことも、笑うことも、豊かさ。
その感情を味わった後に、
みんなこれが最善のことだとしたら...、
この出来事から学べることがあるとすれば...と神様の視点に立ち、
気付かせていただいてありがたいと感謝する、
それによって起こる現実を望ましいものへと変えていく力を、誰もが持っています。
気付く力、悟る力を私たちは有しています。
それが人の美しさ、尊さ、強さの源泉であると感じます。
すべての生きものや事象の中に神を見る、日本古来の神道の考え方。
この神道を深く理解し実践され続けてきた、天河神社の柿坂宮司様から、
その言葉や在り方を通して、私はさまざまな学びをいただいています。
謙虚さと真摯さのお手本のような、たくさんの美徳にあふれた方です。
こちらでのご神事はすべて、神の化身である人間が自ら悟れるように、自ら気付けるように、
信頼して行われています。
けれども決して人間の力を過信することなく、自然の調和を尊び、草一本虫一匹にも配慮がされています。
自然から学び、事象から学び、
自ら悟れるように、自ら気付けるように。
これは、レイキの考え方とも通じることで、とても共感するところです。
今回は初めて、毎年恒例の行事である七夕祭に参加させていただきましたが、
柿坂宮司主導によるご神事の美しさ、荘厳さは、総合芸術といってふさわしく、
ご神事に参加するたび、深い感動に包まれます。
天河社のどこを切り取っても絵になるフォトジェニックなロケーションに加え、
宮司様の高い美意識と、神様(大宇宙)への崇敬、神の前に平等ないのちに対する深い愛のあり方が、執り行われるご神事の隅々にまで行き渡っていて、
もう本当に、その場にいることが「祓い」であり「清め」であるということをハッキリ感じました。
その場にいること。
居合わせること。
それがただただ貴重でありがたいこと。
居合わせる、つまり同じ時空間に人がともにあり何か一つのことを行うことになるのは、
神様(宇宙)の計らいであると改めて教えられました。
出会いは必然。居合わせるのは妙法。
偶然はない。
そう心から思えたら、生き方はより慎重で大胆で、神(宇宙)の意志に沿ったものに変わるでしょう。
七夕祭の大きな目的は、御霊の供養で、
東日本大震災で光となられた方や、戦没者の方々、
ご先祖様たちのたましいを慰め、お礼と感謝を伝える儀式となりました。
1日目の夜は、水にフローティングキャンドルを浮かべた灯籠が1400~1500基ほど神社内に並べられ...
それはそれは美しい光景でした。
空には星の天の川。
地には灯篭の天の川です。
幻想的でもありましたが、同時に明るく喜ばしい雰囲気で、
灯籠に書かれた見知らぬご一族のお名前を眺めながら、「よかったですね」と声をかけました。
細長いろうそくを使って、一つひとつの灯籠に火を灯しながら、こうしたことをさせていただけることがありがたいと感じました。
どなたかのご先祖も、たどっていけば、自分のご先祖。
みんなつながっています。
そして、2日目の朝に行われた護摩焚き神事が、私にとっては特に感動で...。
般若心経や、たくさんのお経とともに多くの人が祈り、
たくさんの存在が喜び、天に還っていくのを感じました。
もくもくと立ち上る煙は、うねりながら上昇する龍のようでした。
七夕でしたので、カラフルな短冊に、
スクールに関係するみなさまのご発展と幸せを祈る言葉も、書かせていただきました。
短冊を結びつけた笹は、ご神事の間、本殿の柱にくくりつけられ、
最後は燃え盛る炎によって、煙となり、天にあげていただきました。
うまく言葉になりませんが、
天河社のご神事には、ぜひ多くの方にご参列いただきたいです。
その場にいるだけで、浄化され、癒され、
たましいの本質に立ちかえることができる、そんな力に満ちています。
私たちの活動も、神様(宇宙)に恥ずかしくないものであるように、
これからもますます変化していくと思います。
地上での仕事。
しっかりグラウンディングしていきます。
では、今日はこの辺で。
愛と感謝をこめて。
こと葉
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