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啓発、譲渡活動を続けてきました。
保護家の仔達は、順番に不妊去勢手術を受けさせてましたが、
間に合わない仔は、ストレスが少ないようにと
手をあげて下さった預かりさんとお話を重ね、先住猫がいない事、
保護予定とされるお部屋の安全面を確認させて頂き、
未不妊手術の生後6ヶ月~の子達を6匹、
1人の預かりさんにお願いしました。
絶対にあってはいけない事…
保護家に戻ってきた子達、6匹中4匹の子達に、
新しい命が宿っていたんです。
事実が発覚し、直ぐに元の預かりさんに事情を話し、
預かり期間中に脱走がなかったか確認したところ、
預けた後、お部屋の移動、そして…
別ルートでオス猫を保護してたとの事でした。
接触の本当のところの確認はできませんでしたが、
接触がなければ、新しい命は宿りません…
場所がない…人手がない…
そんな理由で、保護活動歴長い経験の慣れている人だからと、
安易に未手術の子達を預けた事、
完全に保護家の…私の管理、指導不足でした。
そのために、尊い小さな命が犠牲となりました。
レスキューして命を繋いでいるつもりが、
結果、産まれようと形になりつつある命を殺してしまいました。
内二匹は、譲渡した後に発覚したので、
新しい飼い主さんの心を、深く傷つけてしまいました。
そして猫達にも…
あの子達から子猫を取り上げてしまいました。
命を奪い、人間を傷つけ…
今まで私は何をやってきてたんだろう…
この七年…何を掲げてきたんただろう…
猫部屋は、病気ごとにお部屋を7つ分けています。
・エイズ猫部屋
・ヘルペス猫部屋
・半身不随の猫部屋×2部屋
・真菌猫部屋
・健康&不妊去勢済み猫部屋
・心のリハビリ猫部屋
猫の他にも、犬が16匹居ます。
保護家では、一人体制の時も多々あります。
1人では、半日で作業は終わりません。
私自身、それだけに必死になりすぎて、
ひとつひとつに、意識が集中できてなかったんだと思います。
副代表と猫担当スタッフと話し合い、
私も週一回できるだけ休むようにして、
オンとオフの切り替えができるようにして、
多方面で意識を集中していけるようにと思いました。
そして…
多数ある猫部屋を、一人体制時でも回せる頭数に抑える事。
それまでは…猫のレスキューはストップします。
再開できるのは、半年先…1年先…
それ以上になるかもしれませんが、
資金がないからと、不妊手術をゆっくりのペースで
行ってた事にも原因がありました。
そして、人手と部屋不足だと不妊手術待ちの猫達を、
保護家で学んでいたスタッフやボランティアさん以外の方に
託した事は、あまりに無責任で危険な行為でした。
私は今、立ち止まるべきだと思いました。
今居る猫達に、時間と意識を使っていくべきだと…
絶対に許されない事故…
それを、施設の責任者の私が、会の代表の私が、
7年啓発と保護をしてきた私自身が起こしたんです。
「うちの仔は発情の管理してるから大丈夫」
飼犬猫に不妊去勢していない方々も沢山いますが、
そういう方々に、今まで以上に強くお願いしていきたい。
自分の犯した過ち、罪を、このまま伝えていこうと…。
そうじゃない…その大丈夫は絶対にないって事を。
反面教師として…
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