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予算が足りない?職員が足りない?
それなら仕方ないですねと、引き下がる事は出来ませんでした。
10年を無駄にしたくなかった・・・
10年前、管理所に足を踏み入れた瞬間、
ゼロからのスタートではない!マイナスからのスタートなんだと、
高いブロック塀、張り巡らされてる有刺鉄線を見て、そう感じた。
今は退職された当時の職員さんから、
当時は多々、嫌味を言われ続けた。
それでも足を運び続けた。
ヘラヘラ笑い続けた。
収容されている犬猫の、
今日、明日、明後日という時間を
目、耳、感触、匂い、心、同じ空間で感る事と引き換えられるなら、
バカを演じれば良いんだ!自分が耐えば良いんだ!
プライドをひとつひとつ捨てて行くと、こんな楽な事はなかった。
人間に対して「無」になる事を覚えた・・・。
でも、自分の体にだけは、嘘をつき通せなかった。
悔しさ、悲しさ、辛さ、耐え切れずに、体が震えだしたり、
のたうちまわりながら、泣きわめく事も多々あった。
でも、私が悲しい・・・私が苦しい・・・私が辛い・・・
それは私ではなく、犬猫の感情なんだという事。
自分はただ、あの子達の感情を受けているだけに過ぎない。
悲しいならどうする?苦しいならどうする?辛いならどうする?
心は「今」を感じ、頭で「未来」を感じるようにした。
熊本市愛護センターで、私は泣いた。
神戸愛護センターで、頭と心の整理がつかなくなった。
どうしたら良いんだろう…
どうしたら宮崎県もこのような愛護センターができるんだろうと、
でも、耐えられたから今がある。
なぜ耐え続ける事が出来たのか…と自分に問うと、
信念、目標、があったから。
必ず実現すると信じてたから・・・
「2017年愛護センター設立決定!」
実際にふたを開けてみると、驚きの連続でした。
これが宮崎県の愛護センターなの?
本気で言ってるの?
都城の犬猫は?小林市の犬猫は?延岡市の犬猫は?
日向市の犬猫は?高千穂町の犬猫は?
・・・どうなるの?
一度建ってしまうと、もう二度と変更する事はできない。
こんな愛護センターでは、「殺処分ゼロ」という最終目標には、
いつもでたってもたどり着けない。
県民皆さんで立ち上がりましょう!
皆さんに声をあげて欲しい!
ですが・・・インターネットをされない方や、「動物愛護」に
辿り着けていない方は、まだまだ沢山いらっしゃいます。
建設計画案、最終締切りは2016年3月31日。
何ヶ月も前から、大きな啓発イベントをやろう!
殺処分の一番多い県北管理所のある、日向市でやろう!
と、スタッフと話し合ってきました。
スタッフ皆でお金を出しあいましたが、とても足りる金額ではなく、
そして・・・管理所からレスキューした子達、保護中の子達の
手術費用の面もあり、どんどん目標額から遠ざかって行きました。
助成金の申請等も調べてみましたが、
とてもイベントが出来る金額ではありませんでした。
何度も何度も、話し合いを重ねました。
「ゆみさん、もう諦めようか・・・?」
「・・・。」
私は、首を縦に振る事がどうしても、できませんでした。
そのときに、スタッフから 「クラウドファンディング
」という方法を聞きました。
クラウドファンディングというのは、
最近になってだいぶ一般的に
なってきた資金調達の仕組みで、
インターネットを通じて資金提供を呼びかけ、
目標額に100%まで到達した場合のみ、
そのプロジェクトの実行が決定するというものです。
公開期間終了までに目標金額が集まらないと、
信じて寄付して下さった皆様から引き落とされる事はありませんし、
私達にも、手元に1円も入らない仕組みとなってます。
私のつたない文章で、どこまでご理解頂けるだろうか…という事と、
愛護センターへの夢を賭けたこのプロジェクトに、
ご賛同頂ける方は本当にいらっしゃるのか…等、
始める前から不安はありましたが、やらずに後悔するのだけは絶対イヤだと、
思い切って「クラウドファンディング」に応募しました。
「クラウドファンディング」
※宮崎で保護される犬猫3800匹の命をつなぐ愛護センター設立を!
https://readyfor.jp/projects/hogoya

捕獲された、持込まれた地域によって、
いのちの格差が起こってしまう。
そんな現実を変えるために、
全国の皆様のお力を貸して下さい。
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