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善信

善信

2005.11.14
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カテゴリ: 雑談
日没時刻が早まり薄暗くなった夕方、通りを歩いていると二つの人影が近づいてくるのに気が付きました。その人影の動きは目的地を決めて歩いているようではなさそうです。


通行人が途切れ、周囲に誰もいなくなったところで、ちょうど二人が話しかけてきました。
「コンニチハ。」
くっそぉ、やられた。外国人じゃないか!面倒なので無視。

二人組のうち左側が日本語、右側が英語を話しながら接近。同時に二ヶ国語で話されてもどうかと思うのですが、日本語を話すほうが右側に、もう一人が右斜め後方に立ちました。しかも、腕がぎりぎりで届かない微妙な間合いです。

「アナタノオトサンハ、エイゴハナシマスカ?」
なんで、父親なんだよ、と内心突っ込みを入れつつ、実は英語を話すので、一瞬、知り合いかと思い、真面目に答えようとする自分の馬鹿正直さ加減をこれまた内心苦笑しながら黙って日本語を話す方に向き直りました。

葉書よりも一回り小さいくらいの大きさの紙片を差し出しました。

「アナタハエイゴハナシマスカ?」
「Do you speek engrish?」
条件反射的に、思わず、
「A little.」
なんて答えてしまいました。
中学英語じゃないか!
…
しまった、のせられた、と、気が付いた時にはすでに後の祭り。
二人揃って、「オー!」。
なんだかわけが分かりませんが賛辞とみられる言葉。

「コンド、カゾクデキテクダサ~イ。」

その紙は案の定、教会で行われている英語教室の案内でした。




血沸き肉躍るような展開を期待していた方、ご期待に添えなくて申し訳ありませんでした。





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Last updated  2005.11.16 21:48:16
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