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善信

善信

2006.03.13
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カテゴリ: ボランティア活動
前回の快くない記憶がまだ風化しないうちに半月が過ぎてしまいました。

今回もまた新人が1名いましたが、他の方が1名欠席だったので総数は前回と変わりません。

準備体操が終わる頃、近くの廊下を通っていた人が見学し始めました。その人たちが見ている時間が数秒か、数分か、もっと長いのか分かりませんので、とりあえず”それらしい”動作を見物してもらおうと考え、急きょ雲手の練習を行いました。
しばらく続けて別の動作に移ったところで去ってゆきましたが、圧腿を見てもらうよりは双方にとって良かったと思います。

一段落したところで、伝統楊式、88式、簡化を少しずつ演じ、相違点・共通点などを話し、今回から套路の学習を始める旨を告げました。実は、ここでは当初套路は行わず、単式の練習のみにして、適当な時期が来たら打ち切ろうと考えていました。しかし、前回の一件があって色々考えた結果、初心者の正しいとは言えない先入観を打破するにはむしろ套路を行うほうが手っ取り早いので、当初の予定を180度転換しました。

今日の出席者との対話の結果、予想通り、簡化を行うことになりました。個人的には簡化に対する考えは色々とありますが、初心者相手にそれを言っても始まりませんので、それはおいといて、”馬の形”の分解動作、抱球と分靠から着手しました。

簡化といえどもやはり初心者には難しいと思います。徳に、単なる健康体操と信じる人に動作を説明することは困難極まりないことです。
こういう場合は、
“ボールを抱え、馬のたてがみを分けるように開く…”


労宮の位置を確認し、両手を向かい合わせにして気感を感じてもらい、その上で抱える形移行してみました。
思ったほど効果はありませんでしたが、これ以外に術がありません。

前回の新人Aさん、かなり性格的に癖の強い人のようです。
頭の高さで抱球しているので、
「もっと(腕を)下げたほうがいいですよ。」
と言うと、
「分かってます。」
一巡して、戻ってくると、全然、直ってないので、また指摘すると、
「知ってます。」
と、迷惑そうな口調で言われてしまいました。
この人は上達しないでしょう。


続いて分靠の動作ですが、これも初心者は腕だけの動作になってしまいがちです。
また、腕部の軌道がどうもしっくりきません。
再び気感を用いて人差し指のラインを意識づけてみましたが、分かる、から、できるまでは果てしなく遠い道のりのようです。

ところで、思い起こせばかつての自分もそうでしたが、ほとんどの場合、習う人は、「見せてください。」を連発します。
しかし、いくら真剣に見たところで、見ただけで覚えられるのは相当に稽古を積まれた方か、先天的にそういう能力の高い人だけで、普通の人は見ただけでできるようにはならないのです。実は、できたような錯覚に陥るだけです。


今日、一緒に学ばれている主催者の方から、「動きを見てください」と、はじめて言われました。深い意味はなかったのかもしれませんが、もし、学習のこつを掴まれたとしたら、この方の先は明るいかもしれません。





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Last updated  2006.03.18 10:27:54
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