泰心堂はりきゅう院 楽天出張所 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)の個人ブログ

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カテゴリ: 本職ネタ
本職ネタの更新が続きます。
ちょうどま、土砂降りで暇と言うこともありますが・・・

ど~も~泰心堂です。
ネット上ではできるだけかる~い雰囲気をと思いつつついつい硬くなってしまう今日この頃です。
あれ?いつもだっけ?

さて、本職ネタで本職ははり師、きゅう師。泰心堂はりきゅう院、京成大久保駅徒歩4~5分で営業中と宣伝らしきものは置いといて・・・

本職で使うものとして「経絡」という概念があります。一応ね。これ大きく分けると正経と呼ばれる十二本の道筋と、それ以外の奇経というのがあります。
だいたいみなさんがツボといって使われているのは正経上の反応点=経穴と呼ばれるものですね。

厳密に言ってしまうと私、積聚治療という特殊な術式を使う派閥に入るので、経絡をあまり重視しない立場にありますが・・・それでも経絡を知ることで治療の効率が上がるのでなんだかんだ言いつつ利用しています。



さてさて、基本を積聚にしているわけです。積聚治療の旧い名前は「経絡積聚治療」といいます。この時点では脈調整というものを細かくやっていて、脈の好転+背部治療によるお腹の積状態の好転を持って治療を終えていました。この時点では脈に対する原穴補正、五行穴補正などという要求もありました。
そのうちに、脈もまた指標=サインの一つという考え方になり、脈調整では身体を整えることもしますが、そう働きかけてどの程度変わるかを診るという程度把握のサインという意味を持つようになりました。そうすると脈に影響を与える経穴を刺激すればよいということになり、脈会である太淵、心包経(脈を動かす)の原穴 大陵を使うパターンが多くなりました。

この時点で積聚治療は、脈証中心の経絡治療から離れたといっていいでしょう。

さて、「積聚治療は効果がない」という批判があります。しかし現実に師匠 小林詔司先生ら積聚会の面々はもちろん、私も指標の状態を変えています。これは積聚治療では効果が出ていることを示しています。そうしてしばらく治療を続けると自然治癒力が高まり自然と症状が解消していきます。鍼灸の本旨からみるとこれは本治法の効果そのものなので効果がある・・・というよりも効果的といえるでしょう。なにせ患者さんの方でも身体の様子が変わることが体験的にわかりますから。

もちろん、「ここが痛い」というのに効果がないという批判があります。
これも私のレベルで十分程度を変えられています。痛みを麻痺させてゼロにするのがが良いとは限りません。「痛みは不調サインであり回復のサイン」でもあるわけですから。ある程度の痛みがあることで無理な動きをさせないようにすることはとても大事なことです。大事なことは経絡治療でもそうですが、10のものを11、12にしないこととできる限り7、6、5と程度を減らしてあげることが大事です。
そのためには質問を考えなければなりません。
「痛いですか?」
これはYesかNoで少しでも痛みがあればYesです。大事なことは程度。

さて、そうやって治療をしていくと・・・
ここが問題なんですが、術者側の技量による個人差というのが生じやすいのが積聚治療の難点ですね。


奇経治療を使うと公言すると未だに邪道と言われるようですが、邪道という言葉は効きすぎるからねたみを買うとでも思いましょう。(刺絡と同じかな?)

奇経治療というとこれがまあ簡単といえば簡単。一番わかりやすいのは組み合わせ治療でしょうね?
これは専門学校の教科書レベルにありますし、毎年のように酷使で聞かれるものです。なにせ組み合わせ八穴四組しかありませんから・・・。

現実的には奇経の概念は循環する正経をつなぐバイパスであったり、バランサーであったりします。比較的浅い病なら、このバランサーへのダメージが少ないので、ごく普通に治療していてあっという間に軽快をみます。しかし深くなるとバランサーまでダメージがいって調整しても直ぐ戻ってしまい時間がかかるということになりがちです。(お血反応とかですね。)
そういう時、奇経治療を使うと劇的な効果を発揮したりします。



さて、私の場合、奇経の概念だけをいただきます。積聚治療の本質は単一の行に対する補法ではなく五行分類した力の正しい循環の回復です。そこで患部を通る奇経を意識してそこに意識を徹すようにするとあら、不思議効果倍増・・・みたいな?効果が出てしまいます。
人の身体って不思議ですね~。

さて、経絡治療で使う場合・・・私論ですが奇経治療は正経治療を阻害しないので、奇経太極療法(by山下旬氏)をやりながら、普通に経絡治療をしてしまうと短時間でいい効果が出るようですね。
何度かやってみましたがこれはこれで面白かったです。今度、夏の特別講座とかありがたそうな名称付けて後輩と一緒にこれで治療する機会を設けてみようかなと思っている。

おおっとそろそろ次の患者さんの時間だ。

泰心堂Web http://takefor.client.jp/





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最終更新日  2006年07月18日 16時45分26秒
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