泰心堂はりきゅう院 楽天出張所 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)の個人ブログ

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カテゴリ: 本職ネタ
鍼灸治療ってなんですか?どういったものですか?

こういう質問ってシンプルでありながらとても難しい。

どうも、ご無沙汰しております泰心堂です。
年末年始の予定も決まりましたので近日公式WEB?に掲示します。
一応、 12/30~1/6の間を冬休み という形で休診させていただきます。

さて、冒頭の質問ですね。
う~ん、難しい。私のところの方針だと・・・
『痛みを止めることを目的とはせずに、治癒力を発揮させる環境を作ることを目的としたもの=回復力の高い身体作り』
ということになりますね。



うん、最もな意見ですが・・・これが人の身体の不思議なところで、痛みを止めることを目的としなくとも、痛みは止まります。

なんで?

ええ、皆さんが持っている(自然)『治癒力』(=回復力)といったものが発揮されて体が回復するためです。気の調整だとか身体のバランス取りだとかなかなか難しい言葉を使いますが、要は皆さんが本来持っている回復力を、現在の身体の状態で発揮できる分を発揮してもらおうということです。
この効果は瞬間的にも出ますし、その後も持続して発揮されます。
この方法の場合、身体に大きな無理がかからないので回数を重ねれば重ねるほどその時々の治癒力に応じて体が回復に向かっていきます。
また、この方法の場合は、痛みを引き起こしている原因となっている問題が解決したので、痛みが引くわけです。つまりこれは治癒の結果、痛みが引くのであって、一時的な鎮痛とは異なります。
回復力の高い人はそれこそ嘘みたいにその場ですっきり症状から解放されたりします。

一方で、痛みを止めることを目的とした治療は何かというと・・・
もし前者の治療法を調整作用を利用したものだとすると、こちらは鎮静作用を利用したものになります。この原理は鍼鎮痛あるいは鍼麻酔と呼ばれるものと同じです。

痛みの強い部分ということは異常反応を起こしているわけです。
この痛みは大きく二つの意味あいがあり、一つは『身体が弱っているという警告』、一つは『身体を修復しているという目印』です。



この意味で『経皮鎮痛消炎剤』(いわゆるシップ薬)などの痛み止めの常用はあまりおススメできません。ま、飲むかどうかを決めるのは本人であり、投薬の指示をするのは医師の仕事ですので私は飲みなさいとかやめなさいとかは言いませんけどね。

もちろん痛みを止める治療が全面的に悪いわけではありません。痛みが強すぎて、痛みがあること自体が強いストレスになる場合、痛みを緩和しなければ強いストレス状態から抜け出せませんので治癒に向かいにくい。そういう場合は痛みを緩和するための刺激を入れおいてあわせて、治癒力が発揮しやすいようにと調えてあげることが必要でしょう。

さて、ではどういった刺激を入れていくのでしょうか?
痛みを止めるための鍼灸治療の場合は身体に対して強い刺激を入れればよい。これは『痛い刺激を入れる』のではなく『身体がその刺激を強いと感じる程度の刺激入れれば良い』ということです。
やや太めの鍼を痛みのある局所に沈め圧迫刺激を与えるか、長めの鍼を患部の皮下にゆっくりと滑らせて皮下の圧力に変化を与えてあげることで、筋の緊張程度などが変化します。これを目安に十分な刺激を与えてあげれば、局所的な異常興奮状態が落ち着き、痛み不快感が治まります。


『痛みを止めることを目的とはせずに、治癒力を発揮させる環境を作ることを目的としたもの=回復力の高い身体作り』ではどうかというと・・・

もっと軽微な刺激を丁寧に与えていきます。理想的には刺激箇所は1~2箇所で済ませるべきですが、なかなかそのレベルにはいきませんね。必要に応じて丁寧に鍼を沈めていくように刺激をしていきます。

刺激は最小限にとどめて後はできるだけ皆さんの身体にお任せするようにという心持で最小限の手数を掛けていく。それによって何が正常で、何が異常かを皆さんの身体が自動的に検知し、修復を始めるのを待ちます。

皆さんの持っている力を利用する治療法なので無理がなく、副作用もありません。
皆さんからしてみるとかなり物足りない刺激に見えるかもしれませんが、それで良いのです。

・・・とまこういう説明をしても皆さんからいただく質問で圧倒的に多いものがあります。

ええ、「鍼って痛いですか?」ってやつです。
これも実は答えるのが難しいです。どのレベルで聞いているのか?というのが難しいんですね。

生理学的に・・・となると針灸による刺激は『侵害刺激』というものに当たります。なぜか?それは外から加わる刺激だからです。この侵害刺激という言葉は『痛み』を感じるかどうかとは無関係な概念です。(程度によって痛みを感じます)

『鍼の響き』という言葉を知らない人からすれば鍼の響きですら、『鈍い痛み』と認識します。だって、日常的に鍼の響きを示す表現はなし、ましてその程度は表現できません。

『鍼を刺す痛み』はいわゆる刺痛と言われるものですが、これは『痛い』と感じるかどうかは別として身体はこの刺激を感じています。この刺激が『痛覚受容器』ってのが反応する程度になると『痛み』として感じることになります。

なんで、痛みってどのレベルの話なの?ってのはけっこう難しいんです。

ただ、これだけは確実に言えることは、鍼の刺入技術と言うのは鍼を無理矢理入れるためではなく、痛み少なく、丁寧に鍼を扱うためにあります。

だので皆さんが「痛い!」と感じるような刺激はそうそうありません。

・・・とそろそろ午後の予約の方がお見えになるので今日はこの辺で。

ご質問や治療のご相談、ご依頼は下記までお気軽にどうぞ

泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
Mail   taishindo@festa.ocn.ne.jp
Web http://takefor.client.jp/





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最終更新日  2007年12月14日 15時45分26秒
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