どうも、 からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次 です。
先月より、宮野博隆先生考案のCSFプラクティスを泰心堂内でプレ公開しています。
※公式webの方には載せていませんのでご注意ください。
このCSFプラクティスはカイロプラクティックの技法で、脳脊髄液の生産と還流の状態に注目し、その流れを整えるものです。
外見からわかる特徴として頭の大きさ(頭蓋骨の広がり具合) 、関節の可動域内の抵抗、筋力テストなどでからだの能力低下が確認できる場合に、特に有効でわずか数秒ソフトブロックをある箇所にあてることで、脳脊髄液の調整を行うことで、脳脊髄液の貯留による脳圧迫を低下させ、低下していた脳機能を取り戻すことで、身体を健康に導いていく方法です。
これ、鍼灸単体で再現できないかとただいま協力者を募って研究中ですが、なかなか難航中。というかCSFプラクティス自体が簡単なので敢えて鍼灸の技法に落とし込み複雑化させる必要があるのかどうかという問題もあります。
今のところわかっていることは、手の経絡や背中の経絡上のツボを使うより、足の要穴を使った方が頭が小さくなる傾向がありますね。
それはさておき、鍼灸を得意分野とする泰心堂はりきゅう院でCSFプラクティスを取り入れる大きなメリットは、” 頭すっきり ”状態を作りやすいということですね。
特にこれが大事なのは、 各種頭痛、自律神経の不調 で頭がもやもやするもの、 めまい 、原因不明の背部痛を伴うものなど。
頭痛は大きく分けると、前頭部痛、頭頂部痛、後頭部痛、片頭痛という部位によるパターンと、拍動性、群発性、持続的な痛みの三つのパターンとの掛け合わせで考えるのですが、先にCSFプラクティスで頭自体の圧迫を取ってあげると、場合によってはそれだけで痛みが取れます。そうでない場合も、スクリーニング=篩分けをした後の状態となり、どの頭痛のパターン化がはっきりと浮き彫りにされるので、施術がわかり易くなることと、頭がすっきりするので経絡の反応が早いというメリットが生まれます。
自律神経の不調 はパターンが難しいのでメリットだけ言うと、頭がすっきりするので、思考能力が上がります。頭がもやもやしていて、症状もやるべきこともはっきりしない状態から、しっかりと考えて優先順位をつけて片付けていくという本来の思考に近い状態に戻る傾向があり、そうなると施術のペースにうまく乗りやすくなります。
めまい は単純なめまい、メニエール(氏)病(症候群)、貧血を伴うものなどの取り扱いが多いのですが、特徴としていずれも頭を触ると、頭皮がパンパンあるいは逆にふにゃふにゃになっています。これは要は症状が出ているときに頭がパンパンに引き延ばされ、めまいがない調子が良いときはそれが小さくなっているからです。泰心堂はりきゅう院で考えているめまいの主原因は脳機能の機能低下(あたまの疲労)がメイン。だので、積聚治療でいうと逆治から入り順治、あるいは第二方式から入り順治、第三方式-順治→逆治→第二方式-順治のパターンですね。経絡治療的な話をすると、最終的には陰虚証で施術し安定させるのですが、陰実証→陽実証→陰虚証のパターンの人と陰実証→陽虚証→陰虚証のパターンの人とがいます。施術自体は陰経の補方(水穴を中心に木穴)をメインに陽経の瀉方(私の場合は割と火穴を使う)を行う感じですね。
重症ほど刺激の深度は浅く、ひどいめまいを訴える方はほとんど触るくらいの鍼操作で十分ですね。最近は、CSFプラクティス(月1~2回)→てい鍼による施術(週1~2回)を推奨していて。早い人で10回前後、標準で20回くらいでしょうか?
何回でよくなるかは人それぞれなので何とも言えませんが、まあこれくらいですかね?
鍼灸のみの場合は30年来のめまいを3年間2週間に一回の施術で日常生活に問題ない状態まで持っていたケースもあります。このときCSFプラクティスを使えていたらもう少し早くできたのではないかとつい思ってしまいますね。
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