All The Things You Are

August 7, 2006
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イオニアのミレトスは、ひじょうに繁栄した町で、
紀元前6世紀ごろ、この町に最初に哲学した人々が出たと言われている。
彼らが問題にしたのは、すべてのものの原因や原理についてだった。
「私たちが見るすべてのものは、いろいろな形をしている。
しかし、私たちに見えるものは単に形だけである」と、彼らは考えた。
そして、そのものを作っている原理について考え始めた。
その原理のことを、哲学では根拠と言う。

このようなことを考え始めた思想家の最初の人は、
ミレトスの タレス
タレスは、「万物の原理は水である」とした。
すべてのものは水から生じて、水へ戻っていくのだと考えた。

このタレスに学んだミレトスの アナクシマンドロス (紀元前610年~564年ごろ)という人は、
原理を「無限なもの(アペイロン)」と考えた。
そしてアペイロンを「不死なるもの、不滅なるもの、神的なるもの、すべてを包括し、すべてを整えるもの」とした。
つまり、アペイロンは自分自身では決して絶えることはなく、そこからあらゆるものを生み出すものだと考えた。
アナクシマンドロスの言葉は少ししか残っていないが、
それについて、多くの哲学者たちが、現在に至るまで考えてきた。

このようにミレトスの哲学者たちは、水やアペイロンなどを万物の究極的な原理とした。
これは一見、幼稚なことのように思われることだが、

その後2000年あまりの哲学の歴史の先駆者として、意義の大きいものだった。

そのころはまだ、「哲学(フィロソフィア)」という言葉はなく、
彼らは「自然について語る人々」という意味で、「自然学者」と呼ばれていた。





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Last updated  August 8, 2006 11:52:53 AM
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