All The Things You Are

January 7, 2007
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テーマ: Jazz(2024)
カテゴリ: Album
Jazz At Massey Hall


Jazz At Massey Hall / Charlie Parker : The Quintet


録音日:1953年5月15日
録音場所:カナダ、トロント、マッセイ・ホールにおけるライヴ録音
レーベル:Debut

[パーソネル]

チャーリー・パーカー(as)
ディジー・ガレスピー(tp)
バド・パウエル(p)
チャールズ・ミンガス(b)
マックス・ローチ(ds)



1.Perdido パーディド
2.Salt Peanuts ソルト・ピーナッツ
3.All The Things You Are - 52nd Street Theme オール・ザ・シングス・ユー・アー~52丁目のテーマ
4.Wee ウィー
5.Hot house ホット・ハウス
6.Night In Tunisia チュニジアの夜




これは、 1953年5月15日、
カナダ、トロントのマッセイ・ホールで行われたコンサートのライヴを収めたものということです。

このアルバムは、何といってもメンバーがすごいんです。
サックスのチャーリー・パーカー、トランペットのディジー・ガレスピーという絶妙のコンビに、

ジャズのことを少しでも知っている人にとっては、このメンバーを見ただけで感激ものでしょう。
歴史的ビッグ・ネームが5人もいるのですから。
この一枚で、パーカーもガレスピーもパウエルもミンガスもマックス・ローチも聴けるというわけです。
しかも、この5人が一堂に会したアルバムは、これ一枚しかありません。

この録音から約1年後のジャズ・シーンは、ビバップが、さらに新しい形になっていく、

また、約2年後の1955年の3月にはチャーリー・パーカーはこの世を去ってしまいます。
そんなときのジャズの、ビバップが最も成熟した形がここにあるということです。

しかし、このアルバムは、このときのメンバーのチャールズ・ミンガスがほとんど私的に録音し、
自ら興したレーベルのデビュー・レコードから、自費出版に近い形で発表されたものだということです。
そのため、チャーリー・パーカーはレコード会社との契約の関係でチャーリ・チャンという名前になっていたり、
「オール・ザ・シングス・ユー・アー~52丁目のテーマ」は別の日の録音のものを持ってきたり、
この曲のピアノはパウエルではないのではないかとか、拍手やベースがダヴィングされているとか、
いろいろ言われています。
しかも、パーカーもパウエルもボロボロの時期。
パーカーはよく楽器を質に入れてしまったりして、
レコーディングにも楽器を持ってこなかったことがあるという逸話がありますが、
パーカーは、このとき楽器を持ってこないで、
近くの楽器店で借りたというプラスチック製の練習用のサックスを吹いているということです。
しかし、そんなことは演奏するほうにとって何のいいわけにはならず、
聴くものにとっても関係のないことで、いいものはいい、悪いものは悪い、それだけです。
確かにそう言われれば危なげなところも感じられますが、
やはりこの人は信じられないくらいの天才的な感覚で、すばらしいプレイをしているのが伝わってきます。
そして聴くものに興奮と感激を与えてくれます。
こういうパーカーやパウエルのような人のプレイのことを、まさに「神がかり的」と言うのでしょう。
もちろんガレスピーは言うに及ばず、まったくもってサエまくっています。

それぞれのアドリブ・プレイはもちろんのこと、
パーカーとガレスピーの絶妙なセンスのコンビネーション、
そして、リズム・セクションのサポートのすばらしさ、
そんなところからも、これこそがジャズだと思える一枚です。

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Last updated  January 7, 2007 01:27:45 PM
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