All The Things You Are

January 26, 2007
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テーマ: Jazz(2024)
カテゴリ: Standard
【スタンダード・ナンバー】

ウィスパー・ノット Whisper Not

1956年
作曲:ベニー・ゴルソン Benny Golson
作詞:リーロイ・ジャクソン Leroy Jackson




この曲は、1956年、サックス奏者のベニー・ゴルソンが、
トランペット奏者のディジー・ガレスピー率いるディジー・ガレスピー楽団に在籍中に作曲したものです。

私としては、ウィスパー・ノットというと、
ピアノ奏者のジュニア・マンスの録音のものを一番耳にしたもので、

発表当時から、多くのジャズ・ミュージシャンがこの曲を取り上げています。

ディジー・ガレスピー楽団のものが最初に録音されたのかと思っていましたが、
ディジー・ガレスピーのアルバム『バークス・ワークス』は、1957年4月録音で、
トランペット奏者のリー・モーガンのアルバム『リー・モーガンVOL.2』のほうが早く、
1956年12月録音です。

ピアノ奏者のウイントン・ケリーのアルバム『ウィスパー・ノット』は1958年1月録音。

ベニー・ゴルソンが1968年から参加したドラム奏者のアート・ブレイキー率いる、
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに在籍中のときのアルバム、
『サンジェルマンのジャズ・メッセンジャーズ』のパリでのライヴ盤は1958年12月21日の録音で、
これは空前のベスト・セラーを記録し、今日に至るモダン・ジャズ・ブームの原点ともいえるものになりました。

ギター奏者のウェス・モンゴメリーのアルバム『ザ・ウエス・モンゴメリー・トリオ』は1959年10月の録音。



最初、この曲はインストゥルメンタルの曲でしたが、後にリーロイ・ジャクソンによって歌詞がつけられ、
ペギー・リー、アニタ・オデイ、メル・トーメなど、多くのシンガーにより歌われています。

どういうわけか、ジャズ評論家のレナード・フェザーが作詞したとしているものもありますが、
それは間違いだということです。

「Whisper not(ウイスパー・ノット)」とは「Don’t whisper」の語順を変えただけで意味としては同じで、


「ぴったり合っていた私たちの気持ちは壊れてしまったけれど、
あなたはそれを許してくれた。
私はもう忘れたの。
すんだケンカのことなんて口にしないで(Whisper not)」

と、絶望のささやきを否定する歌詞がつけられています。

この曲はインストゥルメンタルの演奏では「セカンド・リフ」という、
コーラス部分と同じコード進行で、別のメロディーがつけられているところがあり、
普通のスタンダード・ナンバーとはちょっと違った凝ったつくりになっています。
そのセカンド・リフにも歌詞がつけられていて、そのゴロは良く合っていますが、
どうしても音符が細かいので英語だと早口で歌わなくてはならないため、
シンガーにとってはかなりのテクニックが必要でしょう。

この曲はスタンダード・ナンバーとして、多くのジャズ・ミュージシャンによって愛され、演奏され続けています。

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Last updated  January 26, 2007 09:48:40 PM
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