日常あるいは乗馬な日々♪

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8がつ27にち はれ[後編]







外乗を終え,帰りの電車内で撮った写真を見たりしながら札幌まで戻ってきた。
ホテルは地下鉄で3駅行ったところなので,ここでちょいと,ある店の下見をしてから帰ることにした。
なにせ,時刻はまだ19時ころ。
帰ったら寝るだけだし。




で,何の下見かというと,実は今回の北海道旅行にあたり,上司から頼まれていたものがある。
「じゃがポックル」という北海道限定のお菓子なのだが,これを5箱買ってきてくれというのだ。



じゃがポックル。



そのときは簡単にOKしたのだが,いろいろ調べてみると相当人気の高い商品のようで,1箱840円という決して安い値段ではないにも関わらず,飛ぶように売れていつも品切れ状態だという。
ぶっちゃけた話,私はこのテのお菓子にまったく興味がないので気が乗らないのだが,引き受けた以上は仕方がない。

実際に買うのは明朝だが,店の位置が分からないのでは話にならない。
数量が限られている上に1人1箱まで,という制限がある。
開店と同時に入らねばなるまい。

そんなわけで,店の場所を確認しに行ったのだった。








地下鉄南北線の大通駅から数分歩くと,昨日スープカレーを食べた店に着く。
そこからさらに1ブロック先に行くと,その店「たぬきや」がある。
店内に入り,あちこち見ていると,問題の「じゃがポックル」を発見。
といっても,見本の箱があっただけ。
その隣には


   「次回入荷予定は8月28日午後9時30分です。12箱。お一人様1箱まで。」


の表記が。
ネットで見る限り,このたぬきやは札幌でも最大級の土産物屋らしいが,それでも12箱しか入らんのかい。
ますます朝イチで来ねばならなくなった。
やれやれ。(--;)







店の位置は分かったので,あとは駅からのルートだけ。
明朝慌てるのは嫌だったので,道を確認しながら帰ろうと思い,駅に向かった。



が。



駅がない。





・・・・・。







店の位置と,この「狸小路4丁目」のアーケード入り口を確かめながら,しばらくその周辺をぐるぐる歩いてみる。
手元に地図がないのではっきりと分かっていたわけではないが,こう来てこう曲がったんだから,こっちに行けば駅があるはず,なのだが・・・ない。
いつもなら「またやっちゃった?あはは。」と一人ごちてみるところだが,今日は昼間に外乗して,結構身体が疲れている。
体力的に余裕がないので,できれば早く帰って横になりたい。



札幌から伸びる地下鉄南北線は,順に「さっぽろ」「大通」「すすきの」「中島公園」となっており,ホテルがあるのは中島公園駅。
カレー屋には大通駅から歩いたが,感覚的にすすきの駅が一番近い気がする。
しかし,来たときと帰りの道が異なると余計に迷いやすい。
よって,まずは大通駅まで行き,そこから方角を確かめつつすすきの駅に移動して,その後たぬきやまでの道順を再確認するつもりでいたが,そもそも大通駅が見つからない。
そして,目印にしていた三越がない。
あんなに大きな建物がなぜなくなるのか,とても不思議だ。


てくてく,てくてく歩く。
ひたすら歩く。
角に来るたびにきょろきょろと見渡すのだが,どうも目印が見あたらない。
そして,何度も同じすすきの駅にぶつかる。




・・・・・・?




線路の走っている方向から考えて,こっちに行けば大通駅があるはず,と固い信念を持って歩き続けること15分。
やっぱり,ない。
だいたいにおいて,すすきの<>大通の間に三越があるはずだから,それが見えない時点で道が違うことに気づくべきなのだが。

いや,うすうすは気づいていたが,認めたくなかったのかも。
1時間以上歩き続け,一つの結論に達した。







どうやら本格的に迷ったらしい。【危険度Lv2『迷いかけ』】







札幌市内の道路は,碁盤の目状にきれいに区分けされており,「南4条3丁目」みたいな呼称がついている。
見た目には大変きれいで便利そうだが,私にはどれも同じ通りに見えるので,歩けば歩くほど深みにはまっていく。
さすがに疲労が激しく,途中で500ミリリットルのペットボトルを買ったが,あっと言う間に飲み干した。
これは,少々やばい。


とはいえ,現在地がおぼろげにしか分からない状況は一向に変わらない。
地図があればまだマシなんだが,と思って,ふと,コンビニが目に入った。
「地図がある!」
もっと早く気づけ,というツッコミはなしでお願いします。
人間,追いつめられると視野が狭くなるので。


買うともったいないので,立ち読み。
すすきの駅や路面電車の駅の位置などを確認し,今度こそ,とコンビニを出る。
めざすは大通駅。
そこに戻ってみないことには,どーにもならんのよ。
次のステップには進めんのよ。
がんばれオレ。




しかし・・・・




大通駅は,なかった。。。_| ̄|○lll





なぜ?
なんでどんどん街の明かりが少なくなっていくわけ?





完全に迷った。
迷子。
どっちへ進んでもダメな気がする。【危険度Lv3『迷子』】






ぐるぐる,ぐるぐると似たような道を歩き回る。
さっきは右角にあった「ロビンソン」というデパート?みたいな大きな建物が,いつの間にか左角に移動していたり。
地下鉄の入り口かと思ったら,ただの地下街への入り口で,しかもわざわざ降りてみたのにシャッターが降りてて通れないし。



あぅあぅあぅ・・・(涙目)





ここに至って,とうとうルート確認を断念。
もはや店の位置がどうのこうのと言っている場合ではない。
人命第一。
自分の命を最優先に考え,生きてホテルにたどり着くことを第一の目標としなければ,この北の大地で朽ち果てることになりかねない。【危険度Lv4『遭難一歩手前』】






足が痛くなってきて,正直歩くのが嫌になってきたが,すすきの駅から乗ってしまえば中島公園まではすぐだ。
もう少しだ。
がんばれオレ。

生きろ。







へろへろになりながら,ようやくすすきの駅に到着。
だが,さっきまで見ていたすすきの駅と微妙に異なるような。
手持ちのおおざっぱな地図を改めて見て,初めて気づいた。



  「すすきの駅が2つある! Σ( ̄□ ̄;)!!!」



南北線のすすきの駅と,路面電車のすすきの駅。
これだ。
私を迷路に誘い込んだ張本人は,これだったのだ。
コンビニで地図を確認したときも,路面電車のすすきの駅と,南北線のすすきの駅を見間違えていた。
この2駅,直角に交わってるから,当然進む方向もおかしくなってくるわけだ。

恐るべし,すすきのトラップ。
危うく命を落とすところだった。







かくして,体力ゲージがゼロになった状態で,どうにかこうにかホテルにたどり着いた。
翌朝まで死んだよーに眠ったことは言うまでもない。
















それにしても,よもや大都会札幌のど真ん中で,遭難しかけるとは思わなんだ。

すすきの,(一人では)二度と行かねぇ。(--;)












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