まだ小さな私は尿意で夜更けに目が覚めた。
リビングが何故か真っ暗で、居ると思っていた両親が見当たらない。
トイレを済ませ、部屋の電気を点けて家中をウロウロしてみる。やっぱり居ない。
私の両親は一体何処へ行ってしまったんだろう。
このブログを書いてる現在の私はもうすっかりいい歳のおばさんなのに、いまだにこの時を忘れられない。
フッと急に思い出しては、怖くて悲しくて苦しくて涙が出そうになる。
結局、この時、両親は何処へ行ってたのかというとパチンコ店に遊びに行っていた。
家族3人で夕飯を食べ終え、私を寝かしつけてから、パチンコ店に出掛けていたのだ。
これは私が考え過ぎなのかも知れないけど、私はこれまで誰にも愛された実感が無かった。
両親は共働きだったが、仕事から帰宅してテキトーに夕食を済ませてはパチンコ。
土日の休日なんて昼間からパチンコへ出掛けてしまう。
遊んでもらった記憶があまり無いし、両親が「お金が無い」とよく嘆くから欲しい物を強請る事も出来なかった。
そんな感じで、昔から家に一人ぼっちにされる事が普通になっていた。
初めて一人ぼっちにされた事に気付いた時はあんなに暗くて怖かったのに、両親が不在である事の方が普通になっていて、両親が家に居ると疎ましく思うようになった。
普通の家庭が何なのか今もよく解らないけど、私も周りの友達みたいにディズニーランドに行きたかったし、ハートカンパニーを買ってもらいたかったし、従兄弟みたいにテレビゲーム機で遊びたかった。
今となっては、これらの何にも欲しくはないけど。
私の両親は現在もパチンコ店に通っている。
昔ほどお金を注ぎ込んでいないはずだが、通っているようだ。
大人になって、些細なことで親と言い合いになった時、私は小さい頃に寝かしつけられた後一人ぼっちにされた事を今も恨んでいると話した。
親から謝罪の言葉は無く「そんな事をいつまでも思っているのか」と言われた。
こんな親でも許してあげられたらどんなに楽なのに、私はまだまだ楽になれそうにない。
私が楽になれるのは、きっとこの両親が居なくなった時。
#アダルトチルドレン
#ギャンブル依存
#パチンコ
#一人っ子
#鍵っ子