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正月も近くなると京都の錦市場には 昔から野菜の細工物が並ぶ。
筍やなんきんが 亀や木の葉に似せて作られている 1個かなりのお値段だ。
二つ三つ買っても仕様がないので眺めるだけだった。
そんなことを考えていたある年の暮れ テレビで高野豆腐を貼りつけて彫刻刀でお城を彫っていた。(正月用のウインドー飾りに)
私は木彫りをする 高野豆腐なら木のブローチを作ることより簡単である。
以後毎年高野豆腐を4つに切り(以前は6つに切っていたが近年老眼が進んで4つ切りにしている)鶴と亀を彫ることにした。
差し上げると喜ばれるのでついつい夜なべ仕事が増える。豆落雁と間違われたことがあるが 普通に炊いてお重につめる。(高野豆腐は熱いうちに形を整え冷ますと型崩れしない)このままの状態で煮あがる。最後に鶴の頭に紅でも差すと上等だ。
