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2009年01月23日
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まだ生きているのに…とも思ったが

ここ数年、父は家族と居間ですごすこともほとんどなく、
自分の部屋にこもったり
一人でふらっと外出したり
食事も自分の部屋に運んで食べるときもある
という日々だったので
部屋の中が、なんともおどろおどろしいことになっていたのだ。

それに、母と私にとっては
どうしても見つけなくてはいけない
「探し物」もまだ見つかっていない。

読書家で、知識欲旺盛で、多趣味で、メモ魔
反面、身の回りのことには無頓着で
部屋を片付けようとか、
掃除しようなんてことは考えなかった父。

「いつ2階の床が抜けるか心配で…。」
という母の言葉にもうなずける。

とにかく、先日は数百冊
(もしかしたら1000冊あったかも)
の本を1階におろした。

そして今日はファイル類の整理。
昭和の時代からの新聞記事や雑誌の切り抜きから
役所や病院のロビーにおいてあるような小冊子まで
あらゆるテーマに分類されて所蔵されていて
父の情報や知識に対する貪欲さには感心させられる。

母は「こんなにいろんな本を読んだり
知識を得たって、あんなふうになっちゃったらねぇ…」
とあきれたような口ぶり
…かと思えば
「勝手に処分しちゃっていいのかしら」とも。

私の思いは正反対、

本を読み、情報を集め、
吸収した知識や、そのときに感じた何かしらの感情が
父という人を、父の時間を豊かにしたのであれば
それは十分に意味のあることなのだ。

そして、だからこそ
今この部屋に残された「モノ」たちは
捨ててしまって構わない、と思う。


帰りに、病院に寄って、
父に報告をした。

「お父さんの本や、いっぱいの資料
処分してしまうけど、いいよね。
ちゃんと自分の中に入ってるんだから。」






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Last updated  2009年01月24日 13時23分31秒
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