京都の池田屋事件はやはり新撰組の仕業でした。
冷酷に長州の攘夷派を切り捨てていく新撰組の浪士たち。幕府の意向に沿った団体だったのでしょうから、仕方がないのかもしれませんが、それよりなにより、龍馬さんにとっては、幼馴染の望月亀弥太が新撰組に斬られたことが許せないことで、池田屋事件の後、歌を歌いながら、京都のまちを行進する新撰組を一人で襲撃しようと狙っているところを、長州藩の桂小五郎に引き止められる。
桂小五郎は池田屋に到着するのが遅れて、新撰組の襲撃を逃れたのだった。
今日の龍馬伝は、武市半平太と奥様の言葉や距離を超えた愛情の深さに涙が出た。
土佐藩に投獄されている武市半平太がいつか釈放されて戻ってくると信じている奥様の冨さんの健気さに心打たれた。
子供はできなかったが、二人で静かで温かな家庭を育んでいた武市家。
半平太がどれほど冨さんを愛していたかは、以前の回でも冨さんに宛てた手紙でわかりますが、今回、牢の番人に半平太が頼んだ冨さんへのメッセージは、『おまんにつらい想いをさせてすまん、まっことすまん』というものだった。
そしてその答えの代わりに冨さんが番人に頼んだ返事は、自宅の庭に飛んでいる蛍を袱紗に包んだもの。
牢で開けたら蛍がほわっと飛び、はかなげな光を放って格子で仕切られた狭い空間を飛び交う。それを見上げる武市半平太。
今までの『龍馬伝』の中で一番の名シーンだと思いました
なんて美しく、悲しく、切ない輝きなのか・・・蛍の光は命の光なのですね。
遠く離れていても、心は通じている。私の心は蛍になってあなたのそばにちゃんといます。というメッセージだったのだろうか。
なんて美しい映像なのかと感動しました。
今日のテーマは『愛』なのかも。
龍馬さんが京で定宿にしている扇岩にいたところ、店主から『ここは新撰組が調べに来るかもしれないから、お龍の自宅に夕暮れまでいたほうがいい』と勧められ、お龍の家に世話になる。
その間にやはり扇岩には新撰組が見回りに来て、龍馬さんは難を逃れた。
また出てきた近藤勇役のお笑いの人・・・もう見るたびにイヤ!セリフ言わないでよ!お笑いのイメージが強すぎて、けっこうシリアスなシーンなのに全然恐くないよ
お龍さんが帰宅して見ると、龍馬さんはお龍の妹弟たちと月琴を弾いて歌を歌っている。
このシーンがすごい!実際に月琴を弾きながら歌う福山龍馬さん。月琴の音は本当に福山さんが弾いているものなのだろうか?だとしたらすごい!と思いました。
確かに運指やピック?で弾くタイミングはピッタリ・・・ということは、ほんとに福山さんが弾いているっと?歌も良かったし、月琴の音もよくて・・・だとしたらすごい!やっぱりミュージシャンだ!と思いました。
そしてお龍さんの病気のお母さんにも優しい心遣いを見せる。
お龍さんが龍馬のために扇岩の主人から託された、白米のおにぎり。
兄弟たちは白いお米などなかなか食べられないらしく、龍馬さんのお弁当を見て『わあっ』と歓声を上げる。
龍馬さんは白米のおにぎりを、お龍さんの家族全員で食べようという。
これが坂本龍馬のいいところなんだなあと思いました。
おにぎりを大喜びでほおばる子供たち、それを『よかったのぉ』と嬉しそうに見ている龍馬さん。
お龍さんはこんな優しさと大らかさと、なぜか誰にでも心を開かせる才能を持つ龍馬さんに心を許したのでしょう。
でも最初の出会いからお二人は何か惹かれるものがあったのだと思います。
夜、お龍さんの家を後にして、大坂行きの船に乗るため、川を下る龍馬さん。
その伏見の船着き場で、龍馬さんはお母さんにそっくりの女性を見つける。船宿の女将『お登勢』さんでした。
あまりに亡き母にそっくりなお登勢さんに唖然とする龍馬さん。
またひとつの出会いが生まれたようです。
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