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2008年06月03日
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カテゴリ: 天璋院篤姫
6月2日の大河ドラマ「篤姫」22回目では、篤姫が家定に次期将軍のことで一橋慶喜(平岳大))の名前を持ち出していましたが、翌日3日の「南日本新聞」に掲載されたシリーズ記事「薩摩より御台所 篤姫さまお目見え」の第5回目は「次期将軍に慶喜を 大奥の工作実らず」というものでした。

 同記事によりますと、篤姫が大奥に入った当時、そこで主導権を握っていたのは家定の生母の本寿院だったそうで、また女中としては歌橋が威勢をふるっていたそうです。歌橋は家定の乳母として彼を養育しており、当時は上臈御年寄という地位にありました。そして、彼女たちはいずれも次期将軍に紀州家の徳川家茂を推していたそうです。

 なお、紀州の家茂とともに有力な次期将軍候補とみなされていたのが一橋慶喜でしたが、この慶喜は前水戸藩主の徳川斉昭の七男として生まれており、後に御三卿一橋家を相続した人物です。ですから彼の実父は水戸の徳川斉昭なんですが、南日本新聞の前掲記事によりますと、「大奥の女中はこぞって『水戸嫌い』だった」そうです。すなわち徳川斉昭を嫌っていたそうで、そのことについてつぎのようなことを紹介しています。

「多くの歴史家らは、質素倹約を掲げる水戸家生まれの将軍を迎えることで、大奥が贅沢な暮らしぶりに口を出されることを嫌ったと指摘する。前水戸藩主の徳川斉昭が大奥の費用が多すぎるとして、予算削減を進言していた経緯もある。
 もう一つの要因に、黎明館の崎山健文学芸専門員は水戸家の"女性問題”を挙げる。
 一八五六(安政三)年、水戸藩主・徳川慶篤の正室緑姫(いとひめ)が自害する事件が起き、斉昭が息子の嫁に横恋慕したためだと、大奥でうわさになった。
 線姫は有栖川宮家の娘で美しかったという。五〇(嘉永三)年、慶篤に輿入れする際、当時の大奥上臈御年寄・姉小路の目にとまり、将軍世子だった家定の正室にしようとしたものの、斉昭の反対で流れた。
 さらに斉昭には『慶篤の妾に手を出した』『兄に嫁いだ姫に供をしてきた大奥女中に手を付けた』などの世評もあり、斉彬も『大不評判頓(とん)と致しかた之なく候』と嘆いている。崎山学芸専門員は『真偽は別として、大奥でうわさになっただけで意味が大きい。間違いなく水戸家の評判を落とした』とみる。」

 徳川斉昭にこのような悪評が立ったのは、やはりそれなりの根拠があったようです。山内昌之・中村明彰『黒船以降』(中央公論社、2006年1月)で、山内昌之はこの人物について「人間として忌避される嫌みな個性があった」「執拗で偏執的な独裁者の風情がある」と評し、中村明彰は「女性関係がひどい。精力絶倫です。側室が少なくとも九人いて、二十二男十五女、つまり子どもを三十七人も生ませた。オットセイ将軍といわれた十一将軍・家斉といい勝負です」と言っています。






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最終更新日  2008年06月05日 18時57分32秒
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