全774件 (774件中 1-50件目)
茶道流儀の全国大会で奈良に行った。春日大社の献茶を含む、前夜祭と東大寺での濃茶・薄茶席及び点心席に献茶後の拝服席、春日大社宝物殿と萬葉植物園のチケット付き。せっかくだからと、一緒に行った友人と連泊、遷都1,300年の都をすこ~し観光。今回は、西への旅行をしたことのない友人の希望で、一般的な観光ルートを回ることに。一日目、早朝から新幹線で奈良へ。夕方からの懇親会を兼ねた前夜祭までは時間があったので、平城宮跡へテクテク。そこで天平衣裳を借りて着付けてもらい、汗をかきつつ広い跡地を散策。何を勘違いしたのか、見知らぬおじさま達から幾度かモデルを頼まれ苦笑の連続。 茶会前夜祭は、フルコースを頂きながらの南都楽所の舞楽演奏やフルート、ヴァイオリン、ピアノの楽曲演奏、又お楽しみ抽選会など盛り沢山だったけれど、残念なことに私達のテーブルからは誰一人抽選に当たらず、気分撃沈。終了後そのままホテルに入ったが、日頃歩かない足が酷く疲れてしまい、ベッドに入ってもだるくて夜中に何度も起きてしまった。翌朝、寝不足からか普段より早めに目覚めたので、そのまま着物に着替えて早朝東大寺へ向かった。雨の予報もあり予定より早く受付が始まったので、ほどなく濃茶の一席目に入ることが出来た。 軸は、『近衛信尋時鳥懐紙』、花入は利休好写の大鶴首。紅の釣鐘鉄線と、添えの原種薄紫の都忘れがみごと。茶入は一翁手造の肩付『長暦』、裏に在判くっきり。香合も直斎好の大型の源氏車、四代宗哲造の貴重な一品。ゆっくり拝見させて頂き、続いて隣接の点心席へ。 朝食を召し上がられたばかりで避けて行かれる方達も多い中、朝食を抜いた我々はペロリと美味しく頂戴し、少し早いとは思ったが先に春日大社へGo!! 結構前の方に座ったつもりが、人垣で所々しか見えず残念。とはいえ、板間に座って足は痛くなったけど、厳かな雰囲気を湛えた良い献茶だったように思う。 例年に比べ気温が低めなせいか砂摺りと云われる藤の房も短い。拝服席で薄茶を頂いた後小雨も降り出し徒歩での移動が面倒だけど一応チケットを貰っているので萬葉植物園にも。 宝物殿を見た後、シャトルバスで再び東大寺へ移動、残る薄茶席に並ぶ。さぁこれから入室という時になって、なんとお家元御一行が!!ラッキーなことに、ご同席させて頂けた。厚かましくも我がA師匠の隣へそそくさと席を取り、お家元とも相対峙する場所でお茶を頂いて至福のひと時だった。 幸せな気分で、残りの時間で東大寺見物を。着物を着ていたせいか、観光に来ていた韓国のお嬢さん方から、一緒に写真をと頼まれたりして、なんとなく華やいだ気分でホテルに戻る。次の日は法隆寺、唐招提寺と薬師寺を観光、オトナの修学旅行だ。 あっという間の2泊3日、楽しい楽しい奈良旅行だった。
2010年05月13日
長くお世話になっていたお茶の先生が亡くなられたのが一昨年。 今年、その先生のご主人先生が目出度く米寿を迎えられた。 何かお祝いをして差し上げたいと思い、先生のお茶の生徒さんの中から私とも懇意な人をピックアップ、ささやかなお茶の席を設けることにした。 とはいえ、自分で道具立てを考えてお客様をお持て成しするのは初めて。 親しい人達だけの気の張らない席ではあっても、それなりの線は崩したくないし、先生に喜んで頂ける席にしたい。 そんなこんなで、現在お稽古して頂いているA師匠に相談。 すると、思ってもないことに、お忙しい中A師匠自身もお祝いの席にご参加下さる運びに! 願っても無い展開に、嬉しさと共に不安も・・・師匠が来られるからには下手なことは出来ないな(笑) お祝いの気持ちを込めたお道具を、手持ちのものだけでは間に合わないので友人知人達からもお借りして、精一杯準備させてもらった。 あとは天候だけが気掛かり・・・ と思っていたら、予定日の前あたりから気温がググッと下がり、なんと前々日にはまさかの雪!! 幸い短い時間で雨に変わったものの、その雨が予定日前日の午前中一杯降り続き、非常にヤキモキさせられた。 山間部に位置する場所を借りていたため、道がとても心配だった。 それ以上に、当日の気温が!!! ご主人先生は非常に寒さに弱い。当初3月というだけでも些か腰が引けていた位だから、これで真冬の寒さに戻ったりしたら絶対アウトだ。 な~んていう危惧も吹っ飛ぶほど、前日午後から急激に天気は回復し、気温もグングン上がって来た。 そして当日は文句無しの晴天、風も無く穏やかで暖かな日になった。 お料理も、事前に打ち合わせて思い描いていたより期待以上のものが用意されていて、先生はじめ皆さんに喜んで頂けたのも何よりだった。 お菓子はA師匠のお心入れのものをお送り頂き、また当日は続き薄のお点前をしたが、その替茶碗に初お披露目の乾山をお持ち頂き大感激!!!!! A師匠が起こし下さったお蔭で席も締まり、会話も弾んで思い出に残る会となった。 曲がりなりにも初亭主役に頭が麻痺したらしく、当日の私は失敗だらけ。 おおらかな先生や師匠のフォローでなんとか無事済んだけど、これは何度も経験して身に付けて行くよりほかなさそう。 今回はひとまず盛会だったということで・・・
2010年03月15日
昨日、職場で恒例の茶会二日間が無事終了。両日共お天気に恵まれ、着物で動き回ると汗だくになるほど。 昨年に続いて点心席を担当したが、閉席後には我々にもその点心を振舞って頂き超ラッキー その後、お席で出されたお菓子も頂戴し幸せな気分だ。 中でも薄茶席で供された『きみごろも』は、薄焼きの黄身にメレンゲが包まれたフワフワの、ちょっと洋菓子のようなお味。後引く美味しさだった 例年に比べて参加人数が少なかったせいもあり、皆様ゆったりと各席回られたようで、それはそれで良かった。 でも、欲を言えば一人でも多くの方々にご参加頂きたいなぁ。
2010年02月24日
昨日から断続的な揺れが続いている。 震度2程度の弱い揺れでも、頻繁に揺れると気味が悪い。 些か不安な気持ちになってきた頃、ドン!と震度3 夫は入浴中だった。 更に、私の入浴中にも強い揺れが・・・ 震度5弱 さすがにちょっとドキッとした。 もしもの時、まさかそのまま避難するわけにはいかない。天災は時を選ばないけれど、やはり入浴中は困る。 真面目に考えさせられた瞬間だった。 夜中もずっと揺れていた。 お蔭で少々寝不足気味。 なのに夫は、夜中の揺れを全く知らない。鈍感極まりないのだ。 今日も引き続き揺れている。 さっきまで電車も運転を見合わせていたが、現在一部を除いて運転再開となった模様。 家には大して被害は無いが、市内の他の地域では、配水池の緊急遮断弁が作動したことによる断水が発生、復旧工事を急いでいる。 我が家では、いずれやって来る東海地震への備えが全く出来ていない どうしよう・・・・・。
2009年12月18日
会期終了の迫ったウィリアム・メレル・ヴォーリズ展にどうしても行きたくて、先月最後の休日に、車中泊の強行スケジュールで行って来た。 街を挙げてのイベントで、ウィークデーの早朝とはいえ結構な人出。 偶然見たTV番組で知ったヴォーリズが忘れられず、ずっと行きたいと思っていたところへこのイベント。 建築もさることながら、その人となりを知るにつけ、益々好きになってしまった。 伝道者、教育者、建築家、事業家と、幅広い活動に取り組んだ彼の精神の根底にあったのは『隣人愛』。 その理念に基づき、当時不治の病であった結核から人々を救うため、1918年に結核療養所(後の近江サナトリウム)をも開院している。 色んなことに感心しながら、広くも無い街をぐるぐる歩き回って、とても良い運動になった。 せっかく滋賀くんだり迄出掛けたのだから・・・と、この後別の所へも足を延ばして少しばかり観光。安土城址へも上り、暫し古に思いを馳せる。復元された金色の天守閣上層も拝見。あの時代にこんな建造物を思い付いた信長の想像力には、只々驚くばかり。 夕暮れの琵琶湖の美しさも、離れがたいほど印象的だった。
2009年11月04日
追善茶会の数日前に突然高熱が出てしまい、インフルエンザを疑ったが幸いその心配もはずれ、すぐに元気になった。 知恵熱だったのだろうか?今年はもみじの色付き始めも早い。気温の変動も激しいせいか、体の調節機能がうまく働かなくなっているのかもしれない。 今日もなんだか肌寒い。 この季節、点前は中置のしつらえで、お客様から水を遠ざけ風炉の火を近づける。 床も名残の花で、籠などに盛り沢山に。 風炉は破れ(やつれ)。 この時期には、名残ということに掛けてか、普段使わない金つぎした茶碗なども使って良いようだ。 織部茶碗は形がいびつな物が多いため、この時期に好んでよく使われる。 早いものだ、もう温かいものが恋しい季節になってしまった。 今年の紅葉は一体どんな具合になるかなぁ?
2009年10月05日
茶道の我が恩師であるH先生と、同門のN先生の一周忌となる今年、お彼岸に合わせてお二人の追善茶会をとの声が上がり、去る21日、お二人の恩師でもある流儀の家元教授A先生がお席を持って下さった。 水屋は我々の会が担当、故人に繋がる大勢の参加者を得て盛会の内に終えることが出来た。多少A先生の足を引っ張った感が無いでもないが、寛大な先生は重箱の隅をつつく様なことはなさらない。 お席後には我々水屋陣のために特別席を設けて下さり、お濃茶を一服点てて下さった。 追善茶会は、機会が巡って来なければ経験出来ないもの。今回、我々も非常に良い勉強になった。会記は下の通り。 『本席』 床 後陽成天皇勅筆 和漢朗詠集より 花入 唐銅 経筒 圭成造 花 天人草 香合 堆朱 芦葉達磨 釜 真形 春斎造 風炉 朝鮮 春斎造 先 一指斎好 不二形 小兵衛造 水指 車軸形 菱菊紋 理平造 棚 愈好斎好 澤潟棚 小兵衛造 茶入 瀬戸 織部手 銘玉簾 三井泰山旧造 茶器 不徹斎筆 乱菊絵 雅峯造 茶碗 木守写 了入造 替 不徹斎筆 円相に無一物 新兵衛造 茶杓 文叔作 一啜斎筒は子書共 蓋置 一指斎好 武蔵野 建水 モール 菊花形 秀明造 菓子 残り香 風流堂製 器 縁高 干菓子 山川 風流堂製 器 青漆 源氏香図 雅峯造 『点心席』 床 宗屋筆 観音図 不徹斎賛 慈眼視衆生 以上
2009年09月26日
先日の木曜、健保のバスハイクに参加、長野の入笠山に行って来た。早朝の出発時は今にも降り出しそうな天気だったが、バスが進むにつれて回復、下山までなんとか持ってくれた。木の根の剥き出した石ころゴロゴロ道は歩き難いが、木屑の撒かれたフカフカ道はクッション性抜群で足に優しい。歩きやすい道ばかりではなかったけれど、周りの自然に心も和み、快調に歩は進む。そして、日頃の運動不足で途中少々きつい行程もあったが、スキーのストックを杖代わりに汗だくで頂上まで辿り着いた。登頂直後は一瞬晴れたものの、その後はずっと霧の中。 頂上の気温は少々低め。どっさりかいた汗も、引いていくにつれだんだん肌寒くなって来る。そんな中でも、ミツバチはせっせと蜜集めに勤しむ。 下山途中に眺めた丘陵地は、その時期になるとスズランでいっぱいになるとか。 例年、やや軽めのコースが多かったが、今年は当初の目的通り、多少ハードではあったが結構な運動量で、メタボ解消にもってこいだった。でも、正直もう少し緩やかなコースでも良いかな~。帰りに、記念の缶ジュースを頂いた。
2009年07月26日
紫陽花で賑わう鎌倉へ行って来た。長谷寺、成就院、明月院等々お馴染みの場所は平日にもかかわらず人でいっぱい。 よく晴れて、人垣の向こうに海も見える。 あんなのやこんなのや、紫陽花の種類も様々。 日暮れの明月院 時間が遅くなったので、葉祥明邸は覘けなかった。残念!
2009年06月19日
『遣唐使(?)が持ち帰った菓子』とやらを再現したものを頂戴した。あまりのインパクトと珍しさで誘惑に勝てず、すぐにパクリ。 と言いたいところだが、見かけは巾着型の餃子みたいなその菓子、少々硬めでその上一つしかないので夫にナイフで半分にしてもらったら、半分どころか何だかぼろぼろになってしまった。 原型の残っている時に写真を撮れば良かった・・・ と、粉々になってから悔いるが後の祭り。 破片を適当に並べて、雰囲気だけでもパチッ☆ ワクワクしながら食べた。 最初に皮の風味が口に広がり、それはまさしく昔の味。 肉桂と胡麻油のような味の後は、中身の何とも言えない不思議な味が口いっぱいに。 当時はドライフルーツなどが入っていたらしいが、今回のそれは餡子。 現在の餡とは全然味が違う。生姜の風味もほんのりと、食べ慣れた小豆餡のそれではないのだ。 この香料?は何なのか? まるで線香。そう、線香を食べたことは無いが、きっと線香の味に違いない。 微妙なのだった・・・。
2009年06月11日
春爛漫仕事帰りに満開の桜を満喫 既に蚊に悩まされて寝不足なのだった
2009年04月09日
招待券を貰って、五島美術館『筆の美』展へ行って来た。木村陽山コレクションを中心に様々な種類の筆、遺愛の筆や和物、草物筆等、化粧道具に使用された筆までも一堂に展示。行くまではあまり期待してなかったけれど、結構面白くて満足。雨上がりの庭も少し歩いてみた。薄曇の中、枝垂れ桜が辺りを華やかに彩る。寒さは戻っても、もう春なのだ。
2009年03月26日
この時期恒例の我が茶苑の茶会が今年も無事終了 初日は天気に恵まれたが二日目は生憎の冷たい雨それでも大勢のお客様においでいただき感謝に堪えない今年は例年の点心が変更になり京都の『三友居』が担当流儀の茶会などでもその名前を耳にすることがあり何となく親しみを感じる 皆様にも喜んで頂けただろうか?
2009年02月26日
官休庵の東京稽古場初釜に行って来た。 お天気もなんとか持ったし、楽しい会だった。福引で家元の色紙が当たり、幸先の良い滑り出し。今年もガンバロ
2009年01月19日
今年の目標散らし書き!
2009年01月11日
職場の忘年会でお腹一杯食べた幸せだがっつきすぎて蛤のお吸い物を撮るの忘れてしまったけど
2008年12月20日
故郷の友人から思わぬ宅急便が届いた。毎年この時期に買出しに行くという『寄島の殻付かき』である。去年、牡蛎の話で盛り上がってた時に、きっとずーずーしくおねだりでもしたのかも・・・。自分は忘れているのに流石! 友は覚えていたのだった。そしてこの我が儘な私のために、わざわざ送ってくれたのである。感謝感謝大きな発泡スチロールにいっぱい食べ切れるかな
2008年12月09日
お茶の先生に『江戸・東京の茶の湯展』の招待券を頂いたので、前から行きたかった東博の『大琳派展』と抱き合わせで行くことにした。折角だから、科博でやっている『菌の不思議展』も覗いて・・・。琳派展は、宗達、光悦から始まる琳派芸術が光琳、乾山を経て抱一、其一と時代を超えて受け継がれて行くその変遷を、分かりやすく展示してあって興味深いものだった。展示数が多いのと、平日にもかかわらず沢山の人出で展観も楽ではなかったけれど、見応えは充分。特に風神雷神図が4点、一堂に展示してあるのが圧巻。光琳のそれも見事だと思っていたけど、こうして並べて観ると、やはり宗達が卓越している感がある。他の作品も、何点か元の絵と模写とを並べてあったが、どうしても模写が見劣りするように思うのは私だけだろうか。オリジナルの迫力や高さには及ばないと感じてしまうのだ。まぁ、模写を経て自分自身の芸術を完成させて行くのだから、そんなの比べる必要はないのだけれど・・・。たっぷり琳派に浸った後は、腹ごしらえをして科博へ。可愛い『もやしもん』のキャラクターが私を誘う。実は、私は科博へ行くのは初めて。夫から、面白いよ、と話だけは聞いていたのだけれど、さてさて。今回は企画が楽しいので行く気になった。もやしもんを引っ張って来るとはさすが! 考えましたね。学生さんのツアーもいっぱい、大盛況の様子。写真撮影OKというのも嬉しい。 ショップで思わずキャラクター商品も買ってしまった。意外に楽しんだ科博を後に、次は日本橋高島屋へ。東京茶道会創立100周年記念の展示らしい。徳川家ゆかりのお道具をはじめ、江戸から東京と引き継がれる茶道の足跡ということで、遠州流や宗偏(正しくは行人偏)流、江戸千家などが主な展示となっていた。考えてみれば、我が武者小路千家や表千家は京都から西が本拠地である。今回の展示に出展が少ないのは致し方ないことだったが、なんとなく残念な気持ちになってしまった。結構歩き回ったので足も痛くなってしまい、ジョギングシューズで来れば良かったと後悔した。ハイヒールは失敗だった!それでも、最近は忙しくてどこにも出掛けていなかったので、久々の遠出は良い気分転換にもなったし楽しかった。急に肌寒くなって早くも冬の到来かと思うような一日だったけど、ホットな時間を過ごせた。でも、寒がりの私にはそろそろストーブも必要になるかもしれない。一年は本当に早いものだ。
2008年10月30日
お習字に通い初めて5ヶ月目。8月はお休みだったので丸4ヶ月間、月2回のペースで通った。変体仮名で『いろは』を練習した後、今は百人一首を毎回二首ずつ書いている。字の大きさが揃わなかったり真直ぐ書けなかったりと、初心者故の苦労も色々。しかし、何にも増して出来ないのが『宿題』である。他の生徒さんは皆さん真面目で、出された課題をしっかり家で練習し、その成果である清書を毎回一枚提出してからその日のお稽古に入られる。しかし、端からそんな上を目指しているわけではない私ともう一人Aちゃんは、お習字に行ったその時間だけ集中的に練習できればそれで満足だった。ご祝儀袋や芳名録に恥かしくない程度の字が書けるようになれればそれで良いのだ。筆を持つことは苦ではない。気分が落ち着くし、なにより楽しい。練習しなければ上手になれないことも重々承知ではあるのだけれど・・・家で書くということは、何故かなかなか出来ないのである。ま、動画を見る暇があったら筆を取れ…と言われれば一言も無いのだが、それはそれ。適当な気分転換も必要なわけで―――。真面目な先輩生徒さん達が美しく散らし書きなど練習され、昇級の話で盛り上がっているのを横目に、それはそれで羨ましくもあるのだけれど、やっぱり私達二人はのんびりスローペースで行こう!と、先生には大変申し訳ない決定を、二人密かに下しているのであった。
2008年10月25日
以前、知人から輸入ビールを何本かまとめて頂戴したのだけど、少しずつ飲んで最後に一本残ったこれ。ベルギービールを飲むのは初めて。容器が陶器なのか意外に重く、王冠を開けた後も栓をして気が抜けるのを防げるようになっている。無濾過なので濁っており、喉越しは甘くフルーティで私好み。美味しいわー。若い頃『青島ビール』も好きだったんだけど、ちょっと清涼飲料水っぽさが似ているかも。早速ネットで検索。あったあった!あー、でも製造中止って・・・え~~、どうして!? Shocked!!
2008年10月22日
長くお茶を教えて頂いた先生がお亡くなりになり、その通夜と告別式に参列。ご高齢でもあり、足が弱くなられて何度も転ばれたせいで外出を怖がられるようになり、もう2年ほどにもなるだろうか、ずっと家で療養されていた。最近は寝たり起きたりで、日中もウトウトされている時間が長いように伺っていたが、夏の暑さにやられ食欲が落ちていると耳にした矢先の入院、10日目で帰らぬ人となられた。老衰・・・だった。いずれは避けて通れない、人としての定めではあるが、お子様を早くに亡くされ、今また長年連れ添った奥様にも先立たれた旦那様はさぞお淋しかろう。落ち着いた静かな表情で話される姿に、奥深いお気持ちが滲み出ているように感じられ、一層胸を打たれる。残された者の複雑な心情は、その時を通り過ぎた後も繰り返し小波を立て続けるもののように思われる。亡くなられた先生のご冥福を祈ると同時に、旦那様のご健康もお祈り申し上げる。
2008年10月21日
朝、適当に日差しがあったので、何の躊躇もなく屋外に洗濯物を干した。後雨という予報ではあったけど、それはずっと後の夕方だと思ってた。安心しきっていたせいか、外が薄暗くなったことにも、シトシト滴り落ちる雨音にも気付かないで、私は迂闊に動画にはまり込んでいた!!テン、トテン・・・時折静かに落ちる雫の音にハッとして窓の外を見るとああああああ~~~地面もすっかり濡れている。まだ昼前だというのに、当然洗濯物もじっとり。慌てて取り込んで除湿機をぶんぶん。幸い少量だったため難なく乾いて助かったけど、家にいて良かったー。屋根の無い所に干しているので、雨が降ると最悪。一雨毎に肌寒くなって行くこの頃。もう金木犀の香りも漂って来なくなったなぁ・・・。
2008年10月14日
仕事から帰って食事の支度をしていると 突然「宅配便で~す!」という声え? 誰から?実家から何か送って来る時は その前に必ず『送る』という電話が入る通販の注文もしてないし 心当たりがないなぁ・・・と 思いながら受け取ってみると なんとそれはブログ友達のきびちゃんから!!早速包みを開けてみると 中からパッケージに包まれた瓶詰めの栗の渋皮煮とチョコマフィンが少し前から渋皮煮に挑戦していることは 彼女のブログで知っていた失敗・・・とか書いてあったけど―――まさかわざわざ私の所に送ってくれるとは夢にも思っていなかった栗好きの私のために!?う・れ・し・いーーー!!とても失敗作には見えないパッケージも手作りなんだろうけど 買ったものと勘違いするくらい綺麗なのだ添えてある手紙も 最初何かの印刷物かと錯覚したほどの美しい字!あぁ 何もかも素敵すぎて感激ありがとう きびちゃんすご~~く美味しかったよ
2008年10月12日
友人の華展を見学花を見ると和やかな気分になれる活けた花はよくその人を表すと聞くけれどどんなことにもそれは言える穏やかな人になりたいなぁ・・・
2008年10月10日
友人に誘われて、仕事を終えてからヴァイオリンリサイタルに行って来た。私の職場近くに住むその友人、私の仕事が終わるのを待って車で迎えに来てくれ、一緒に夕食をとった後御殿場の会場へ。ちょっと食事に時間をかけすぎた感もあったけど、開演までには充分間に合う時間だった。だったのだが、頼りにしていたナビが示す方向へ進んだ結果、とんでもない山の中をひたすらグルグル上り、遥か眼下に御殿場と思われる街の明かりが瞬いているのに、更にまだ上って有料道路へという指示。一体何処へ連れて行くつもりだーーー!!!きっと目的地の設定を間違えたに違いない。聞いてみると、住所の途中までしか入力してないという。御殿場市神山・・・で、山の上へ?コンサートのチラシを見てみると、会場の住所はちゃんと番地まで載っている。なんだ、最初からきちんと入力すれば良かったんじゃない?そして方向転換、今度はどんどん下る下る。しかし行けども行けども街は遥か下。大分近づいたと思ってもまだまだ遠い。昼間でも暗いと思われるクネクネ道を日が暮れてから走るのだ、二人で良かったと言い合いながら、何故間違てしまったのか、どうしてこんな道に来てしまったのかと悔やむばかり。そうこうしているうちにそろそろ開演時間になってしまった。スリル満点のドライブ、今夜中にちゃんと目的地まで辿り着けるのだろうか?すると突然私の携帯に着信。誰!?娘だった。“取引先の人から松茸貰ったんだけど、どうしようか・・・。E(弟)もほとんど家にいないし、私一人だから松茸ご飯にしても余り過ぎるんだよねー。”だったら焼いて食べれば?え? 全部は勿体無い? そんなに沢山貰ったのか・・・しかし、家で食事をすることがほとんど無い我が家の子供達。当然自炊なんて忘れ果てている。2年前に送った米がそのまま冷蔵庫に大事に保管されており、今回その米で松茸ご飯を炊いても大丈夫だろうか、と質問され、答えに困った。そんなに長く保存していた経験がないから、害の有無は分からない。試しに少しだけ炊いてみたら?と言っておいた。そうしたら、松茸ご飯とホイル焼きを堪能した由。“ちゃんと昆布を水に浸して出汁を取って調理した。超おいしかったー!!!Eと一緒に食べました。”一本¥5,000もする松茸は、近年私達の口にも入っていない。羨ましい限りだ。話は戻るが、先のコンサート。ようやくの思いで近くまで辿り着いたは良いけれど、施設の敷地が広くて会場である礼拝堂を探し出せない。ホテルのフロントで尋ねて探し回ったが、それでもなかなか見つからない。車を降りてあちこち見ていたら、ここは違うと思って通り過ぎてたネオンチカチカの所が会場の礼拝堂だった。行ってみると、バラバラと出て来る人。えぇ!?もう終わったの??いえいえ、前半終了後の休憩時間でした。後半だけでも聴けて良かった。『糸井真紀 ヴァイオリンリサイタル』後半のプログラムは、バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番よりシャコンヌミルシュタイン:パガニニアーナテレマン:12の幻想曲より第9番すごく素敵な演奏ダイナミックで繊細で・・・。行きは可笑しな迷珍道中だったけど、ほんとに行って良かった~。満足満足
2008年10月07日
今日は『着物サロン』の撮影会で、我が茶苑に武者小路千家の家元夫人千和加子さんがお越しになられた。それに先立ち、撮影隊と共に官休庵のH家元教授が準備に入られるため、目障りなものを片付けたり入念に掃除をしたりとこちらも早朝からバタバタ、普段とは違う雰囲気が庵に流れる。モデルさんが着物に着替え一通りの下準備が終わると、時折奥の広間や茶苑の中でフラッシュの光が漏れて見えたりもしていた・・・。我々のいる営業席からは何も見えないので、撮影がどのように進んだかは定かではないが、お昼を挟んで朝から夕方までびっちりばっちり撮影されたようである。最後はスタッフの皆さんにH先生がお茶を点てられたのだろう、抹茶茶碗だけを借りに来られた。こちらでお茶もお菓子も召し上がらなかったことを考えると、やはりそれらは持参なさったものと思われる。さすが茶家、どんな時にも抜かりはない。お抹茶を点てて差し上げられらかったのは残念だったけど、茶苑をお使い頂けたことはとても嬉しい。ん~~、何月号に載るのかな?買っちゃおうかしら・・・な~んて気にもなるから不思議ねー
2008年10月02日
暑い暑いと思っていたのに、つい2~3日前から急に冷え込んで来た。今日など、薄物の長袖では肌寒いくらい。こんな急激な温度変化は体に毒だ。なんだか鼻風邪を引いたみたい、喉もちょっと変だし・・・。世間で言う『韓流ファン』ではない、と自分では思っているのだけれど、家で比較的韓ドラをよく見ているのは確かだ。『太王四神記』も好きで毎週見ていた。今度ノーカット版が放送されるそうだが、我が家はどういうわけか衛星第2が写らない。第1は写るんだけどなぁ…。なので、残念ながらノーカット版はDVDでも借りない限り見られないという訳だ。で、その代わりと言ってはなんだが、久石譲が手がけたサントラCD2枚の購入を決定、今日それが届く予定。本当は昨日届く筈だったのに、我が家に届く筈のそれは、どんな配送の手違いからか岐阜くんだりまで送られてしまったらしく、心待ちにしていた夫はひどく落胆。きっと今日はルンルンで帰って来るに違いない。ついでにオフィシャル・ピアノスコアも注文。最近はとんとピアノも弾いていないが、楽譜を見ればちょっと練習でもしてみようかという気になるんじゃないだろうか。もう指も思うように動かなくなっているから、ボケ防止程度にやってみるのも悪くない。あー、早く届かないかな~。待ち遠しい!!はッ・・・・・届いた!!!
2008年09月29日
健保主催のバスハイクに参加。毎年格安料金で行けるので、健康のためにも出来るだけ参加するようにしている。今年は入笠山ハイキング・・・富士見パノラマリゾートでゴンドラに乗り10分、入笠湿原とお花畑を散策し、登山口から山頂への予定だった。しかし、運悪く台風の影響で天候が危ぶまれ、行き先変更となってしまった。山梨県立美術館を駆け足で見学。ミュージアムショップを覗く間もなく次の目的地へ出発。『シャトレーゼ』とかいう聞き覚えのある名前のワインセラーを見学後試飲。 樽から、自分で好きなだけ小さな透明カップに注いで飲み比べるのだけれど、ちびちび注いでたんじゃよく分からない。思いっきり並々注いで、あれもこれもと飲み比べる。美味しいワインは特に念入りに何度もチェック。こんなの業者の思う壺だな。試飲の後は、お決まりの販売促進協力。チーズやケーキ等の試食もあって、結局ハム大のチーズ2個とワイン3本を購入。次の葡萄畑での試食は単に試食だけに止めてしまったが、後日友人からその時買ったというレーズンを食べさせてもらい、買えば良かったー!!と激しく後悔。葡萄が枝についたまま干し葡萄になっているのだけれど、大振りの実が頗る美味。普通の干し葡萄とは一味違って、さすが山梨なのだった。バスハイクの雨天時コース変更の決定時間が早かったせいか、決定した時には降っていた雨も美術館に着いた頃には小降りになり、ワイセラーの頃には傘も必要無いくらいになっていて、歩きを目的にしていた私としては多少残念な一日であった。メタボ撲滅を狙う健保のバスハイクが、雨天コースとはいえこんな飲み食い助長コースで良かったのだろうか・・・。しかし、ワインを3本も買ってしまった私としては一言もないのだ。
2008年09月18日
前の日記に嫌なことを書いたので、今度はちょっと楽しかった話を・・・。この前の日曜日、フルートとギターのコンサートを聴きに行った。“デュオ マルティネス-タカギ”のフロアーコンサート。デュオ・マルティネス・高木(フルート&ギター)は、結成以来15年余、マドリードを拠点にスペイン内外で演奏を繰り広げ、多くの音楽フェスティバルにも参加。今年1月にはアルジェリアでの演奏旅行で好評を得ている。古典からポピュラー、現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、特にスペイン音楽への造詣は深い。又、スペイン現代作曲家の作品の初演も積極的に行い、多くの曲がこのデュオのために捧げられている。日本公演は2000年以来今回で4回目となるが、そのうち3回は聴いた。ピアソラの『ボルデル1900年』やビラロボスの『アリア』、イベールの『間奏曲』などに混じって『こきりこ変奏曲』のような曲も。スペイン舞曲やスペイン組曲、アンダルーサのような地域性豊かな曲は、きっとお得意なのだろう。私は今回、イトゥラルデの『ミニアトゥーラ・アンプロンプチュ』が特に楽しく聴けた。イトゥラルデは、スペイン・ジャズ界を代表する名サックス奏者で、高齢にもかかわらず現在も活発な演奏活動を続け、スペイン国内のジャズファンにとっては長年No.1の地位をキープしているらしい。ラテンジャズにちょっとバロック風のエッセンスが交じり合い、小品ながらも中身の濃い優れた作品、とプログラムに載っている。演奏後花束を渡し、CDを買ってサインをしてもらい、記念に写真まで一緒に撮ってもらった。マルティネス氏の奥さんも一緒に・・・。(真ん中に写っているのは夫)
2008年09月11日
過日、帰宅途中の電車の中で、とても不快な思いをした。数日を経てもまだ不快感が収まらないので、ちょっとここで発散。不快感を振り撒くつもりはないのだけれど・・・ごめんなさい。車両の中は、真ん中の通路を挟んで両側が長椅子になっていた。私の斜め前方に座ったのっぺり顔の、若いのか年くってるのか分からないような、見るからに感じの悪い男。彼の横には母親と祖母(と思われる)が座り、しきりに横の男に話しかけていたが、煩わしかったのか、男は、「俺に話しかけんな!!」と言い放ち、彼女らとはまるで他人のような素振りでイヤホンをつけ音楽を聴き始めた。かと思ったら、すぐに母親に歌詞カードのようなものを見せながら、「ほら、ここ読んでみろよ。すげーいいこと書いてあるぜ。この歌すげーよ。」と、声高に話しかける。母親は、「いいよ、眼鏡忘れたから読めないよ、読めないんだから。読めないって言ってるのに・・・。」と、迷惑がっているが、イヤホンをつけたまま大音量で音楽を聴いている男の耳には、母親の声など届く筈もない。自分の言いたいことだけ押し付けるように大声で喋り、相手の反応が薄いのを見ると奪うように母の手から歌詞カードを引ったくり、また自分の世界に入り込んでしまった。そのまま大人しくしていてくれれば、男の姿や態度がどんなに感じが悪かろうと、私も我慢できたのだけれど・・・。あろうことかそいつは、やにわに通路にガ~ッペッッ***と、唾を吐いたのだ。それも通路の真ん中あたりに・・・!!!ひえー一瞬で周囲の空気は凍った。母親が顔をしかめて注意したが、奴は聞く耳を持たない。相変わらずふてぶてしい態度で、あらぬ方向に視線を泳がせながら音楽を聴いている。私は吐き気がして来た。いい年こいた大人が、それも親や祖母まで一緒にいるのに、公共マナーも無視して(いや、そもそも知らないのかもしれないが)平気で座っているその厚顔無恥さに反吐が出る。そんな息子に育てた母親と祖母が、そっくりな顔をして困惑気味にその男の横に座っているのだ。私は何度もその三人の顔を見た。ジロジロ見てしまった。見ながら自分の顔が歪んで行くのが分かった。信じられなかった。こんな人間がこんな身近に存在しているなんて!何か一言言ってやりたかったが、常識をわきまえない男である。どんな報復に出るかもわからないし、こちらの言っていることを理解出来るとも思えない。私がキラだったら、真っ先にこの男を抹殺してやる!!と、憤りながらも、立って席を移ることしか出来なかったのだった。なんという不甲斐なさ・・・情けない。更にムカつくことには、そいつの降りた駅は、私が降りた駅と同じだったのだ・・・
2008年09月10日
先週はいきなり秋を思わせるような気温が続いたが、今週はまたまた蒸し暑さが戻って来た。物凄い雷雨の後はっきりしないお天気が続き、乾燥機を持たない我が家では、除湿機フル稼働で部屋干しばかり。夏休みの終わりに、友人とちょっとお出掛け。最近食べすぎの続くその友人とお昼をご一緒することになり、メニュー選びに暫し沈黙。お子様ランチが妙に美味しそうに見えた・・・。年齢制限無しと聞いて迷わず注文。でもやっぱり、ちょっと物足りない、かもね。そして昨日!北海道出身のAOちゃんが、お母様が新千歳空港で並びに並んでゲットして下さった幻の『花畑牧場生キャラメル』を職場でお裾分けしてくれた!!口の中でやわらかくとける冷蔵タイプのキャラメル。確かに、指でつまんだだけで、ほらもうそこからもう融け始めてる。保冷材付きで持って来てくれたわけが分かるわー。12個入りで800いくらもするというのはちょっとお高い気もするけど、それだけ手間隙かけて作ってるんでしょうねぇ。いやはや、自分の口に入ることは絶対無いだろうと思ってたけど、幸運は思わぬ所から降って来た。お母様、ありがとうございましたー!!!
2008年09月03日
昨日からの激しい降りで、JRI線は例の如く今朝まで運休。夫は昨夜宿直だったので、私は一人運転して帰ったのだけれど、至る所の側溝からボコボコ水が噴出しているし、前は見え難いは渋滞はしてるはで、帰宅するのにいつもの倍以上時間がかかってしまった。わずかな距離しか歩かないのに、ふくらはぎ辺りまでびしょびしょになった。ここ数日はかなり気温も下がって、朝夕はややもすると肌寒いくらいだ。そんな昨日の土砂降りの真っ最中、辺りが雨の飛沫で白く煙ってヒンヤリとした静寂に包まれていた昼下がり、それまで雨音だけしか聞こえなかった空間にいきなりミ~~ンミンミンミ~~~ンと、耳をつんざくようなセミの声。何を思ったか一匹、突然けたたましく狂ったように鳴き出した。もはや辺りは完全に秋の気配。焦りを感じたのだろうか、自身の命の短さを思いいたたまれなくなったのか。場違いな鳴き声に度肝を抜かれながらも、つい数日前までの暑さが嘘のような涼しさに、セミでない身の私までも些か驚いてしまっている。そうは言っても、まだまだ残暑は続くらしい。本格的な秋の到来まであと何回30度越えの日があるのだろうか。夏の休暇を暑い故郷で過ごして戻って来た日の夜は、いきなり24度と涼しかった。それからずっと、朝夕はさほど暑くない。涼しすぎる日もあるほどだ。涼しさに慣れた体に再びの暑さは応えるのだが――。今日の気温は過ごしやすく快適快適。次の休日に、息子の大学の授業料を払い込んでしまえば更に快適気分に浸れるに違いない。あと一年。待ち遠しい授業料からの開放。それまで大地震や災害とか無く過ごせれば良いなぁ。その先もずっと安全に暮らせれば尚よろし。憂いのない備えが出来ていない私に、天の助けはあるのだろうか・・・。
2008年08月25日
一週間余りの休暇を暑い暑い故郷で過ごし、帰ってからは連日の仕事で疲れてバテていた。単に普通の日常生活を送っていただけなのに、こちらでは考えられないほど日焼けしてしまい、西の脅威を感じる。 年老いた姑は、更に年取っている自分の姑の面倒を根気良くみていて、長年の嫁姑の確執も無いわけではなかろうに、それはとても真似が出来ない程だ。尊敬に値する。その義母から見れば、私などまだ年もずっと若いのに随分とぐうたらに違いないが、年々優しくなる彼女は、今回私に小言らしいことは一切言わなかった。ご自分も体が辛い筈なのに、私をいたわって家事万端はいつも通り義母が取り仕切ってくれたし、実家の母の見舞いにばかり行く私を気持ち良く送り出してもくれた。その母に対してだって、私は義母ほど至れり尽くせりというわけにいかないのが情けない。いつも弟夫婦がやってくれている洗濯を引き受け、暇を持て余している母の話し相手になったり体を擦ったりはしたものの、せめて普段出来ない親孝行をと思った半分も実行しないまま休暇が終わってしまった。私は未だ精神的に子供の領分から脱しきれていない、そのことを痛感した夏だった。そして今年も、帰省途中で岡山のブログ友達の家に寄らせてもらい、デザート付きの昼食までご馳走になってくつろいだ。人の繋がりとは不思議なものである。見ず知らずの者同士がネットで繋がり、それが実際の関わりも持つようになり、自分だけでなく家族や友人知人と拡がって行く・・・。共有し合える趣味でもあれば尚のこと、怖い面もあるけれど、それぞれが良識と節度を持って臨めばこれほど楽しいこともないだろう。音信が途絶えて久しかった昔の友人達との再会も果たせたりするのだ。そうしてまたそれらの繋がりを太く深めて行けることを幸せに思う。
2008年08月18日
連日の猛暑で少々バテ気味。今朝は、夜半に降った雨のお蔭で久々に涼しく過ごしやすかったものの、昼に近づくにつれてまたぞろ気温が上昇、やっぱり暑い。でも、夏だから仕方ないのだ。先々日28日は父の命日だった。早いもので、亡くなってもう8年になる。亡くなった年も猛暑だったけれど、弱った体に酷暑はさぞ堪えたことだろう。お見舞いに来てくれた伯母が励ますと、『そんなに頑張れ頑張れと言ってくれるな。生きてるのも本当に辛いんだ、もう楽にならせてくれよ・・・。』と、母にも言わなかった本音を漏らしたのを聞いた。リンパ腫で呼吸もままならなくなっていた当時の父にとって、闘病生活の最後に希望はなかったのだろうか。余命宣告を受けてからも、医師が驚くほど長期間をその生命力で堪えた父だった。家族のために懸命に働き、暇があれば地域の世話役も担い、紳士的に真面目に生きたと言える人生だったと思うが、その人生の最後を厳しい試練と共に過ごさねばならなかったことは子として見るに堪えがたく、さりとてことさら優しくも出来ず、結局最後まで淡々と普通にやり過ごしてしまった。親の死に目に会えなかったせいか、今でも亡くなったという感じは薄い。事実としては認めているし、実際目の前からいなくなって会えなくなってはいるのだけれど、どこか気持ちの中で生きていて、その思い出がひょっこり顔を出すのである。普段は遠い人になっているけれど、命日にはきっと遊びに来てくれたのではないか・・・。ささやかな手料理をお供えしてお祈りした。 そして昨日は職場の仲間と終業後に飲み。夏休暇まであと数日になり待ち遠しいばかりだが、帰省する西はもっともっと暑いんだろうなぁ…。
2008年07月30日
暑い暑い。なかなか梅雨が明けないと思っていたが、明けたら明けたで暑さで参ってしまうヤワな私・・・。汗が止まらない。そんな中、久し振りに友達との食事会を計画、その中の一人が最近家を新築したので、お祝いも兼ねてお宅へお邪魔した。散々喋ってくつろいでいたらあっという間に時間が経ってしまい、名残を惜しみながらの解散。今日は土用の鰻の日ということで、みんな夕食は鰻にすると言っていた。そぅかぁ――、うなぎね。帰宅してから夫の買い物に付き合い、いつもお疲れの彼をねぎらうつもりで“鰻”をほのめかすと、案の定一も二もなく乗って来た。出先が例のうなぎ娘の店近くだったので、駐車場が空いていたらそこに行こうと話していたら、都合よく?停められたので簡単にお店決定。ガラガラと戸を開けると、中はいつになく混雑していてバイトの若い子が沢山。あれ?見慣れぬ顔ばかり、と思っていたらうなぎ娘に声を掛けられた。慌しく挨拶を交わしてよく顔を見ると、バッチリお化粧して大人の女性になっている。それもそのはず、今年二十歳になるんだもんねぇ、早いものだわ。たれの匂いに燻されながら食事を済ませ、帰り際にちらっと帰省の話をすると、既に息子から日程の報告は受けていたらしい。やっぱりまだ付き合ってたのか・・・。「三週間くらい前に会いましたけど、元気そうでしたよ。」だって。私にはメールの返事さえ滅多に返して来ないのに。「あ、メールの返事はだいたい2,3日後ですね。」それでも返事があるだけ良いよ。私なんか、嫌というほどメールし倒してようやく返事をもらえる程度なんだから。それも何週間か後に、だからね。それにしても、付き合い始めて四年も経つが、あんな気儘な息子に愛想を尽かさないなんて、淡白なんだか諦めてんだか、そしてこのままいつまで続くのか、その関係がちょっと不思議に思える私なのだった。暑い暑い、土用は暑い。私は全身燻されて、鰻の香り漂ういい女になってます・・・。
2008年07月24日
午前中いっぱいお習字。先回に引き続き『いろは』の練習。かな文字だけど、より漢字に近いくずし。簡単そうでも、書いてみるとなかなかうまく書けない。教室で三時間、帰ってから四時間近く、書いて書いて練習しまくった。書き始めると途中でやめられない。更に更にと思ってしまうのだ。でも、適度に休憩を挟んで気分転換しながら書いた方が良かった気がする。先生のお宅を失礼する時に、はにかむ先生をパチリ。 「あらあら、こんな格好してるのに・・・。」と仰る先生は、前日のお誕生日で確か78歳?になられたのかな。数年前にご主人を亡くされるまでは御髪も染めていらしたらしいが、今は白髪も美しい。ご主人のために髪を染めておられたと聞けば、その献身ぶりも窺われる。なんだか本当に可愛い女性なのだ。本当はお嫁さんの方に習っている筈の私なんだけど、かな文字はお義母さんの方が上手だから…と、お嫁さん。でも、お手本はそのお嫁さんが書いてくれる。教えるのは初めて、という彼女は私より二つ年上で、若い時から字には定評があった。同じ県出身の彼女には面識もあったし、お願いしやすかったのだけれど、きっと教えるのに慣れるまではお義母さんを参考にされるおつもりなのだろう。実際、お義母さんは本当に教え方もお上手だ。朱で書いてくださる字にも惚れ惚れする。あんな字が書いてみたいものだ・・・。夜はお茶のお稽古。何故か『全員浴衣で!』という指令を受け、え、私も?とびっくり。実は、近々飲み会の予定があって、そちらにみんなで浴衣を着て(一人を除いて同じメンバーなのだ)参加という提案だったのをゴネたら、じゃぁお稽古で、ということになってしまった。 というのも、去年私のために例のHさんが買ってくれた浴衣があって、地色と柄の大きさに気が引けて一度も袖を通さないままになっていたのを申し訳ないと言っていたら、それは絶対着なきゃ駄目!と責められ、この日渋々着ることに。やはり外人セレクト――。私の年齢を知っていながらこんな柄を選ぶとは・・・。 夫の誕生日だったけど、結局何もしてあげられなかった。朝一でバースデーメールを送っただけ。でも、お茶仲間達がお稽古終了後にメールを送ってくれて、ちょっと喜んでもらえたかな?
2008年07月21日
私の日記でお馴染みのHさん、一ヶ月間ドイツ里帰りの直前に自宅に招かれ、耐震・改築工事真っ最中のお宅へご訪問。ご注文の抹茶を持参すると、帰省土産にするとのこと。ほォ~。「焼酎の抹茶割って知ってる?すごく爽やかでデリシャスなの!」へ~~、初耳です。お湯で濃い目に点てた抹茶に大きめの氷を入れて冷やし、水と焼酎を入れるだけ。「濃茶に近いくらいに点てた方がいいと思う。上等の抹茶じゃなきゃダメね。焼酎も高級なのあるでしょ?それじゃなきゃ美味しくない。」高級って蒸留酒のこと?彼女ご推奨の抹茶割り焼酎、焼酎が体に合わない私は試してみようとも思わないけれど、ドイツに持って帰ってまでPRするところをみると相当美味しいとみえる。焼酎がお好きな方はお試しあれ。その後、世間話をしながら、冷蔵庫カラッポ作戦協力のためにハーゲンダッツアイスを食べる。そこで、ガルバリウムにすることになっていた屋根の葺き替え用材を、職人さんが間違えて銅板を注文してしまった云々の話を聞いた。「うちの損にはならないから別にいいんだけど、すっごく高いのよねー。」と、彼女。そりゃそうだろう。ピカピカして綺麗よ~、という言葉に誘われて、ご主人様の部屋から屋根を拝見。「元々高い材料で建ててあるから、修理するったって大変ですよ。質を落とすわけにいきませんからねぇ、お金ばっかりかかって・・・。」と仰る割りには上機嫌のご主人は、最近外資系の貿易会社を辞めて、ここのところずっと家におられる。ピカピカのうちに写真を撮っておこうと思いお願いすると、まだ出来上がってもないのに・・・と笑いながらもご承諾。で、早速足場に上ってパチリ。緑青で色の変わった銅も赴きがあるけど、黄金色に輝くほんの短い時も捨てがたいのだ。山手で湿気るこの家は、家主が一ヶ月も家を留守にすれば、きっとまた畳にキノコが生えるに違いない。うちでさえ、夏休みにたった一週間家を開けるだけでも、帰った時が心配なんだもの。
2008年07月18日
あまりに暑くなりすぎて、一日ぐったりノビていた。夕方、西日に照らされた顔が暑くなりすぎて買い物に出た。ちょっとそこらをドライブした後、ケチくさく100円ショップに出掛け18点も買ってしまい、レジで背筋が寒くなる。食事の支度も面倒になり、勢いで外食決定。 帰りにコンビニでも軽く買い物。レジ係りが予想外にご年配のおばぁちゃんなのに驚く。都会では考えられない、田舎ならではの現象である。しかし、このおばぁちゃんとの会話にホッと心が和み、なんとなく温かい気持ちで家路に就く。帰宅して空を見上げると満月。 明日はまた梅雨空が戻って来るとか・・・。なかなか定まらない天候に、体調管理も大変なのだった。
2008年07月17日
ちょっと前から茶苑に大量発生している得体の知れない虫。今日、その発生源と見られる場所を発見!やっぱり紅葉の木だった――!!!目を凝らしてよ~く見ないと分からないけど、先日虫を見つけた壁の丁度前に植えてある木の内の、一番太くて古いと思われる木の幹に沢山くっ付いていた。職方さんが朝水を撒く時に、その幹に向かって勢い良く放水していたけれど、全く効果なし。落ちるどころか益々集まって来ているようにさえ見えるわー。昼間の暑い時間に見てみたら、なんと朝いた木の皮の部分から苔の部分に移動しており、きっと朝たっぷり幹に水をかけたのが仇となり、苔が虫達の避暑地になってしまったに違いない。表の壁にはいないところをみると、日陰を好む性質なのだろう。おや?これは?と、更に観察していると、黒っぽく硬そうな小さなカタマリもあるではないか。これってもしやさなぎ!? おぞましい!! 気持ち悪すぎ~そして、就業後。館内を歩いていたら、明日一日だけのミニ華展?の準備が行われていたので、ちょっと失礼してパチリ。
2008年07月15日
なんとなく日を過ごしている間に、もう7月も半ば。早いものだ、早すぎる。そろそろ学校も夏休みに入るが、どうせ今年も息子は帰って来ないつもりなのだろう。娘には早々に夏休暇の予定を問い合わせて打ち合わせも済んだのだけれど、息子とはなかなか連絡が取れない。電話も留守電だし、メールもしつこく送ってはみるが一向に埒が明かないのだ。しかし、我が家の夏の恒例行事となっている故郷への帰省は、夫の両親の強い要望もあって止めることは出来ない。そして、彼らが期待しているのは、むしろ孫である娘や息子の帰省なのである。我々夫婦はそれに付随するオマケにすぎない、などと言っては言い過ぎだろうか・・・。とにかく、去年『帰る』と言っておいてドタキャンした息子には、今年どうしても顔を見せに帰る義務があるのだった。存外優しい息子も、ソコの所はわきまえているらしく、昨夜も何度目かのメールを諦め気分で送っていたら、“あぁ!!返信すんの忘れてた・・・”と、やっと返事をよこしたのだ。私も軽く見られたものだ、とブツクサ思いながらも、ようやく届いた返事に思わず顔がほころぶ。返事には、一応公休申請は出してあるから一緒に帰れる、とある。バイトにも公休があるのか、知らなかった・・・。それはそうと、彼は卒業後のことをどの程度考えているのだろうか。同じ歳の子供を持つ親同士は、顔を合わせれば子供達の就活の話でもちきりだ。上の子の時には一切関わらずに済んでしまったけれど、下の子はどうも頼りなくて心もとない。大丈夫だろうかと、いつも心配になってしまう。もう成人式も終えて、世間的には大人の仲間入りをしたのだから、余計な心配は大きなお世話かもしれないが、いくつになってもやはり子供は子供だ、と改めて自分を振り返ると、やっぱりいつまでも親に心配をかけたことを思い出して苦笑。カエルの子はカエルなのだ、仕方が無い。子供を信じて成り行きに任せ、あれこれ口を挟むのはやめよう。結果はどうあれ、彼自身の人生なのだから。今年また一緒に帰省出来ることを、先ずは喜ぶことにしよう。
2008年07月14日
暑くなってくると色んな虫が出没するようになる。仕事場である茶苑家屋の外壁に妙な虫を発見!なんじゃこりゃ・・・??尺取虫のミクロンサイズ、う~ん、ほんとに細くて小さい黒っぽい虫なんだけど、気付けばそれが日本家屋の土壁や柱、木の扉、軒先にまでうじゃうじゃくっ付いているではないの!最初、虫の張り付いた外の土壁を見て、ここの壁って藁を混ぜてあったっけか?と、一瞬勘違いしたほど、ほとんど動いていなかったその筋が、何度目かに見た時わずかに移動していて思わずヒ~~~ッ!!!目を凝らしてじっくり観察してみると、なんと模様に見えた細かい筋は、ぜ~んぶ得体の知れない虫だったのだ。屋敷の周りには沢山の木。木に虫が湧いたのか? それとも・・・・・。お客さまの目につかない所だから良いようなものの、このままにはしておけない。どうしよう。箒で払っても払っても、時間が経てばすぐまた元通り。かといって殺虫剤の類はあまり使いたくないし。連絡して来てもらった男性職員に相談すると、なんと丹念にガムテープで取り除いてくれた。しかしこれだってイタチゴッコ。気がつけばまたくっ付いてはいるのだけれど、その数は少し減っているような気もする。帰り際に見ると、上記の男性職員がまたせっせとガムテープで虫捕りに励んでいた。有難いこと! 明日はどうなっているだろう。一体何の虫なんだか、気持ちの悪いことだ。
2008年07月12日
家の近所の公園横に、さほど大きくもない川が流れている。夕方仕事を終えての帰宅途中、いつも橋の上から何気なく下を見るのだが、いつからか鴨?らしき鳥を発見するようになった。最初は一羽二羽だったのが次第に増えて、今日見てみたら、あらあら結構な数いるではないの。親水公園として少し整備されたからか、こんな所で?と思う釣り人等もいたりして、案外豊かな自然が戻って来つつあるのかもしれない。もう7月も半ばだというのに、今年はまだ真夏を感じるほど暑くはなっていない。日中蒸し暑い日は多いけれど、夜には風も爽やかだし、明け方など肌寒く感じることさえあるくらい。つい先日もホットカーペットなんか使ったりして、暑いんだか寒いんだか判然としないこの頃なのだ。そのせいか、身近にも風邪を引いている人が意外に多い。豊かな自然は、やはり季節と結びついていないと奇異な感じを受ける。特に日本の場合は四季折々、その季節々々に相応しい気候によって環境も整う気がするのだが・・・。最近は世の中も乱れに乱れている。そのせいか、自然の乱れも致し方ないようにも思えて来て淋しいなぁ。
2008年07月11日
本日で三回目のお習字だった。先回先々回と『いろは』のかな文字を練習したが、今日は同じいろはでも漢字のくずし。急に複雑になって、難しいったらありゃしない。「そんなに力を入れたら肩が凝ってしまうわよ。はい、もっとリラックスして力を抜いて、卵一つ持ってる積もりで筆は軽く支えるだけよ。」わかってはいても、集中すればするほど力が入ってしまう。その上、元の漢字を考えながらと言われるが、それさえ全然分からない。だいいち私は『いろは』もろくに知らなかった・・・。かな文字の時の元漢字と、今度の漢字のくずしはまた別のもの。えぇ!?というような漢字が元字だったりするからびっくりだ。『いろは』のろは路だし、は者。わは王でそは所、つは徒だったりね。そういえば万葉仮名だって色んな漢字を当てている。最初はその基本を学ぶのだ。下手すぎて、朱の直しが目にも鮮やか。まだまだ先は長いなぁ
2008年07月07日
猫が昼寝をしているよ、と言われ、指差された木の上を見てみると・・・あ、ホントだ!泰山木の枝の上でのんびり休んでいる猫。 その周りには花がいっぱい咲いている。近くに立っていたおじさんが、「持って行きな」と、枝を折ってくれた。家に帰って早速花器に挿す。つぼみが二つ、一つは開きかけ、もう一つはまだしっかり閉じていたが、翌朝起きぬけに見ると、もう両方とも開いている。それから30分、再び見た時には既に満開状態、芳香を放って咲き誇っていた。 狭い部屋中に、レモンに似た甘酸っぱい香りが充満していたのだった。花の命は短いけれど・・・。
2008年07月06日
やっと休日に来た梅雨の晴れ間に、伸び放題になっていた庭木の伐採や草むしりに精を出したら、大きなゴミ袋6袋が満杯に。ボロボロ花を散らしながら南天も大幅カット。面白半分に挿し木した小豆柳も、大きくなりすぎて困っている。種が飛んで来て育ってしまった紅葉も立派になった。椿も沢山実を付けているし、雪柳もボーボー。蓬や藪からしも、抜けるだけ引っこ抜き、レンギョウには申し訳ないが、ほとんど根だけ状態にまで刈り込んでしまった。ミニ薔薇に至っては、先祖返りか槍のような新芽を何本も勢いよく突き出して、大層邪魔なのだ。それらをぜ~んぶ片っ端からカットカット。山椒の枝を整理したら、あたりいっぱい良い香り。実も沢山生っていたので、ついでに収穫。地べたを這うホトトギスには今回目を瞑ることにして、森のようにこんもり茂った数種の紫陽花は、花が終わって刈り込もう。ギボウシはまだ花盛りだし、緋扇水仙もいつの間にか辺りを席巻。ほっとけねぇ~~状態だけど、今日のところは時間がない。その緋扇に揚羽がひらひら飛んで来た。あまり見たことない蝶だったので、急いでパチリ。蜜は美味しいかぃ? まだ全部は綺麗にしきれてないけど、雨がポツポツ落ち始めたので中断。いや~、些か疲れました。
2008年07月03日
7月が近いというのに、このところ梅雨寒とでも言おうか、少々肌寒い日も多い。入梅発表直後は晴天が多かったものの、この頃は梅雨らしい天候で洗濯物もなかなか外干し出来ないでいる。さて、先頃の暴風大雨で壊れた茶苑の門。扉を外しての修理が、このほどようやく一段落、久し振りに以前の姿に戻った。 大工さん ありがとう
2008年06月28日
お茶のお稽古、今月は烏帽子棚だった。以前は先生の許可の下、お稽古中に写真撮影も可能だったのだけれど、グループの先輩達からはあまり良い顔をされず、“先生の許可は本心ではない、お道具を撮るなんて失礼だ…”と、厳しくご注意を受けて止めざるを得なくなっていた。で、諦めて久しく写真を撮っていなかったところ、今日先生が再び、「撮っていいですよ。」と、はっきり言ってくださり狂喜!でも、他の方達の手前、最小限に止めてお軸のみ撮影させて頂いた。まぁ、人によっては、ご自分の手駒を全部さらけ出すことにもなりかねないこの行為を嫌う方も少なくないから、先輩達の意見もまんざら分からないではないのだけれど、先生は、「しっかりお勉強して下さい」と快く許してくださったのだ。そのご期待に沿えるよう、しっかり修行しなければ・・・。武者小路千家現家元不徹斎宗匠が若かりし頃、参禅の師盛永氏から頂かれたものだとか。今時の修行者が成ってないのは、何処に病気があるかといえば、病気は全て自分を信じないこと(自分に自信がないこと)から来る。信じないから、他人の言動にもすぐ影響され右往左往する。そんな絶え間のない欲求の心を停止できるなら、祖師や仏と少しも違いはせぬ。軸の最後の行が切れてしまっていたのに気付かなかった愚者・・・ちょっと焦っていたのだわ。
2008年06月25日
昨日今日と、ちょっとまとまった雨が降って、入梅からこっちちっとも梅雨らしくなかったのが、少しそれらしくなった。おまけに今日はカミナリまで、些かビビるくらい長く鳴っていたし・・・。しかし、九州や宮城の人達の心痛はいかばかりか、察するに余りある。このところのニュースラッシュで、どれも普通でない出来事なのに、次から次へと入る新情報の前に、それ以前のショッキングな事件の印象がかき消されてしまい、ちっとも頭に残らないので困る。秋葉原の大量殺傷事件も、その時は衝撃を受けたのに、今は思い出すことも稀なのだ。幼女連続誘拐殺人犯なにがしの死刑が執行されたことも、中国の災害のことも、浮かんでは消える泡のように、私の頭の中では整理されないまま記憶の闇に埋没して行っている。固有名詞がすぐに出て来なくなって来ていることや反応の鈍さが増していることなども、物事に対する関心度合いが低くなったせいだろうか。それとも、記憶しそれに就いて深く考察するという学習ないしは作業の占める範囲が、生活の中で極端に狭くなっているからだろうか?漢字も書けなくなって久しい。昔覚えた花の名前や英語のスペル、様々な歴史上の出来事に関する知識も、なんだか長く思い出さないでいる間にすっかり記憶が曖昧になって、中には忘れ果てているものさえある始末。このまま限りなく馬鹿になって行くのかと思うと、若干不安を感じないでもない。人格の向上にも当然自信は無いし、毎日少しずつでもどこか一つでも進歩したいと思う気持ちに、全然合致してない自分の情けなさ・・・。生きて行くって本当に厳しいなぁ―――。
2008年06月23日
こんなに下半身がだらしなくたるんでしまった私にとって、怖い怖いメタボ健診の結果がついに出た。なんだかコリキの体形に親しみさえ覚えるこの頃だけれど、今回はまぁなんとかクリア出来ていたのでホッ。夫も、どうにかメタボに『非該当』という結果を得て上機嫌。油断大敵なのに―――。検査項目が減ったせいで、大体の所は正常値の範囲。ただ、改善しつつあった貧血がまた数値を割り込んでしまったのは非常に痛い。どうりで最近疲れやすいと思った。おまけに腕もだるい。筋肉が所々硬くなって、押すと妙に痛いのだ。肩凝りも酷い。これは確かに老化だ、老化現象に違いない。足もなんとなく浮腫んでいるように思えるし、体全体が運動不足を訴えている。毎度毎度同じようなことばかり並べ立てているのに、ちっとも対処行動を起こさないのだから自業自得というもの。どうにもならなくなって初めて、コトの重大さに気付くのだろう。そうなってからでは遅すぎるのに・・・。私より2才も年上の同僚が、まだ子供会の役員としてほとんど毎週のようにドッジボールのジャッジやウォークラリーの下調べで歩き回ったりしていることを思うと、やらなきゃ!という気にはなるんだけどなぁ。ともかく、貧血の改善は急務だ。世間では色々と大変なことも起きているというのに、お気楽なことである。夏までのシェイプは、全く無理なのだった・・・・・。
2008年06月22日
職場の洗濯機がそろそろ寿命。今日も、スイッチを入れて暫くするとガラガラゴトゴト騒音がし始めた。大体、洗濯機の中で洗濯物が偏ったら、普通は勝手に水を注入して再び正常にドラムが回り始める筈なのに、ここの所いやに音が大きく長い。そろそろお釈迦になる予感がして、今適当な洗濯機を探しているのだけれど、もう発注したのだろうか・・・。しかも、今日はいつにも増して酷い音。最初グワァングアァンと鈍い音だったのが徐々にスピードアップ、ドンドコドコドコまるで祭りの太鼓さながら益々ヒートアップ。あまりのうるささに職員の一人が見に行ってみると、なんと屋外に設置してある全自動洗濯機が前に倒れ込み、悲鳴とも愚痴とも取れるドラムの連打を響かせながら脱水を遂行し続けていたとか。・・・・・笑える。倒れる時に周囲の物を巻き添えにしており、洗剤の箱も落ちてひっくり返り、中身が散らばって大変な状況。バケツも散乱し、度重なる転倒で洗濯機のボディも傷だらけのボコボコ。それはとても笑えないのだけれど、先のドラミングがあまりにも派手で可笑しいのだ。お聞かせしたいわ、あの太鼓の乱れ打ち!!
2008年06月13日
全774件 (774件中 1-50件目)