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春江和也さんの西欧3部作がとうとう完結しました。プラハの春を読んだときになんて作品なんだ!とおもって衝撃的だったのを思い出します。 著者が外交官だったということもあり、実際の話だとしたらすごいことが起こっていたんだなと思ってしまいます。 話は(ネタバレ注意)、東京地下鉄サリン事件が起こった時にさかのぼり、あの組織とロシアと北朝鮮はつながっていたという話です。核のことがすごく出てきて、日本て自分の国の防衛に関してはすごく遅れているな、ものすごくグローバルスタンダードから外れているなと思いました。 すごくすごく私たちの国のトップって自分の利権ばかり気にしていて国という本当のことをやろうするとつぶされて、大変だなと思いました。正しいことをやろうとすると圧力がかかって、つぶされるというばかりです。(山崎豊子さんの作品、日航機の事件の本を思い出しました。)変な話、実業家になったほうがよっぽど、やりたいことができる(堀江さんみたいになってしまったらちょっとだけれども…)のではないかと思ったりしてしまいました。 この人の本は、いろんな人に読んでもらいたいと思う本です。
2006年02月11日
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