猫背でも胸をはって、泥臭くとも前向きに生きるやすきゅんの独り言

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2005/05/27
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カテゴリ: 過去を振り返って
先日は飲酒運転の話をしたが、交通事故というものは本当に怖いものである。


自分自身、何年も夜勤で長時間の勤務の不規則な環境で仕事をしていて
居眠り運転で事故を何回も起こしたことがある。

不幸中のさいわいにして、信号待ちでブレーキから足をはなしてしまい
前方のクルマに「コツン」と当てた程度で、人身事故に至るまでひどくはないが
一般人が生涯に起こすであろう事故の回数よりははるかに上回っているはずである。

ぼくが夜勤は絶対にやりたくないという理由のすべてがそこにある。


交通事故によってぼくの人生が狂ったといっても過言ではない。
それくらいハンドルを握るということは、責任のあることなのです。




小学校の頃に競輪選手を夢みて自転車をこぎまくり、ボーイスカウトで長距離をあるいてまわり
ぼくの太腿の筋肉はJリーガーと並んでも見映えするほど鍛えられていた。

そうした経緯あり、とくに走ることに関しては自信があって、短距離も長距離もそこそこだった。


あれは忘れもしない、15歳のクリスマス。12月25日のことである。

受験生だったため冬休みも補習で学校からの下校途中だった。
この帰宅途中、信号のない交差点にむかう下り坂でぼくは自転車を走らせていた。

そして交差点の向こう岸へ渡ろうとした瞬間、対向車線の左手にトラックの影が見えた。
それ以降の意識はなく、気がつくと天井が動いていた。不思議な感覚だった。

ぼくはトラックにはねられたのだ。もちろん交差点にとびだしたぼくに非がある。

しかしながら、トラックの運転手も速度オーバーした上でよそみ運転していたらしい。
聞いた話では、ぼくを跳ねた事に気づかずノンブレーキで20mほどひきずられたらしい。



ぼくは左脚のかかとの関節を複雑骨折した。

3度の手術で25針以上縫ったが、おかげで靴のサイズが左右変わってしまった。


しかし、そんなことよりショックだったのは、走ることができなくなったこと。
走れないというのは語弊があるが、昔のように走れなくなったというのが正解か・・・。

走ることに自信があった人間が、走れなくなった。なんとも言いがたい挫折である。

世の中には生まれもってハンディキャップを背負っている人がたくさんがんばっているのだから。

ノンブレーキのトラックに跳ねられ20mひきずられた状況を冷静に判断し
事情聴衆に病室に見舞いに来た警察官が「生きていることが奇跡だ」と言っていた。

奇しくもこの年の夏、ぼくは唯一の理解者であった祖父を亡くしていた。


世界中で、生きたくても生きれない人が大勢いる。
しかしぼくは生と死の選択で生きることを選択したのである。
通常では死んでもおかしくない事故に遭遇しながらも、ぼくは生還した。

こうして与えられた命だからこそ、なにかを残さなければいけない。
自分が生きたという証を証明できるまで、不自由な左脚を引き摺りながらも進んでいく。








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Last updated  2005/05/27 07:34:26 AM
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Re:不自由な左脚(05/27)  
痛々しい

だけど
ピンピンしてたので
おばさんに注意をして、またこぎだしました。

事故は両方に原因があるはずだ。

(2005/05/27 08:45:47 PM)

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