Uと愉快ななかまたち

Uと愉快ななかまたち

2006.12.19
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カテゴリ: コラボレーション
「手をかしてください」



おれは半端なくダサイ赤のジャケットを着て,
駅前のバス停周辺でタウンワークを配っていた。

「タウンワークでーす。お願いしまーす。」

いつも通り軽いノリで,
スーツを着たサラリーマン以外に対して
片っ端からタウンワークを差し出す。
タウンワークなんて普通とらねえよな,いらねえよな,
と卑屈に考えながらやってる仕事だ。
くだらねえバイトだと思いながらも
時給1000円にひかれてたまにやる。

この日もいつも通り10人に2人ぐらいのペースで
タウンワークをとってもらっていた。

2.と,バスを待つ20人程の最後尾のさらに3m程後方に,
おじいさんがいることに気がついた。

そのおじいさんは目をつぶっており,右手には杖があった。

そのときバスが到着し,
最後尾の青年とおじいさんの距離が離れていったが,
おじいさんは動こうとしない。
よく見ると,目をつぶったまま何か布を広げようとしている。

何だ。何をしたいのだろう。

おれは何か芸が始まるのかと期待して,
仕事そっちのけでおじいさんを凝視した。

黄色いくしゃくしゃになった布は徐々に広げられていく。
おれはそこで縦一行に書かれている文字を読み取った。

「ください」

3.ください?
やはり何か芸をやって
お金をくださいとでも言いたいのだろうか?
おれはふとそのとき沖縄に旅行に行ったときに見た路上で
ハーモニカを演奏するおじいさんを思い出した。

だが,黄色い布が完全に広げられたとき,
おれは全てを把握した。

teokasitekudasai

4.おじいさんは目が見えない障害者だったのだ。
目をつぶっていたのではなく,開けることができないのだ。

おじいさんは一人でバスに乗るのは困難なため,
今助けを必要としているのだ。

周りを見るとそれを見て気づいている人は確実に何人かいた。
しかし,誰もその足をとめようとしない。
待ち合わせなのか,近くに立ち止まっている人もいたが,
助けにいく兆候すらない。

おじいさんと最後尾の青年の距離はどんどん離れていく。
おれは世の中の矛盾を感じ,人間の冷たさに憤りを感じたが,
そんなことを考えるのに時間は使わなかった。
タウンワークを片手に,気づけば自分の足が動き出していた。

5.
「おじいさん!このA町行きのバス乗るんですか?」

おれは自然におじいさんに声をかけた。

「ああ。わしゃA町に行きたいんだ。」

「今バス来てるんで乗りましょう。


おれはおじいさんの背中を押してバスに一緒に入り,
障害者優先席におじいさんを座らせた。

途端に「ブー」とバスの発車合図が鳴ったので,
おれはあわただしくバスを降りた。

6.一瞬のことで
おじいさんからの謝意を感じることもなかったが,
おじいさんはきっと嬉しかったと思う。

今回かなり脚色して書いてしまったが,
結局おれは当たり前のことをしただけだ。

でもその当たり前のことをできない人が
世の中にはたくさんいる。
とりあえず,これ読んでくれた人でこれ↓


teokasitekudasai

を見たら,「我こそは!!」
と助けに行ってあげてください。

最後に―
くだんないプライドとか恥の意識とか全部無くして,
みんなで助け合える世の中になるといいですよね。
そうしたらいじめ問題とか教育問題とか格差社会とか…
そんなことを論議する必要なくなりますよね。。。(end)


さぁ、久しぶりにこの『Gゆか』ブログを
再開させたと思ったら、G本人の日記ではなく
『まつええ話』となってしまいましたが(笑)、
いかがでしたでしょうか
G的にはちょっと感動でしたね~(笑)
恥ずかしながらGはこういういいことが
頭で思っててもなんか恥ずかしいとか思っちゃって
なかなか行動に移せない人なので、、、

けど6章がなんだかまっちゃんらしいですよね

しかも「脚色」って…あかんがなっ(笑)

この話は嘘なんですか?ねぇ、まっちゃん
コメントで弁明期待してます(笑)





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最終更新日  2006.12.19 20:21:43


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