百の理屈より一の実践だ!
あるセミナー終了後の個別相談会での話です。
30代の男性です。
「今日はよいお話をありがとうございました。
僕は恵まれた家庭に育ちましたので、先生のような過酷な試練を受けた人の
話を聴くと感動してしまいます。」
「いや私よりももっとひどい先天運から、成功を勝ち取った人も
いますよ。」
「失礼なことをお聞きしますが、先生は学歴もないのに、どうして
講師として人様に、ノウハウを教えられるようになられたのでしょう。
講師の先生方は、すべて高学歴の方ばかりだと思っていました。」
「私は無学ゆえに講師ができるのです。
学歴社会というのは、100年ほどの歴史しかありません。
坂本竜馬や、勝海舟、吉田松陰、西郷隆盛など
キラ星のような偉人たちが大学を出ていたはずはありませんね。
人は、高い理想を胸に努力をしていけば必ず、世の中から
評価を頂戴できるのですよ。」
「僕は一応、東大を出て、大手勤務を経て、
コンサル業を興したのですが、
世の中、知識だけでは
渡っていけないのではないのか?
と最近、感じるようになりました。
取引業者の中には、無学なのに成功している人が多いのです。
正直言って、僕は今まで、
無学な人に一種の哀れみを持って接していたのですが、
人間としての魅力のある人にはかなわないということに気づいたのです。」
1 それはよいことに気づかれました。
2 人様の何倍も勉強して現在の地位を築いた、貴方は立派ですよ。
3 そのことは一生の宝です。~ただしこれは原石なのです。
4 この宝を磨いていく!=これが貴方の課題です。
「僕の場合、どうすれば原石を輝かせることが出来るのでしょう?」
5 貴方は理論家で実績が伴わないのだと思います。
6 何かを成し遂げたいと思ったら、百の理屈よりも一の実行なのです。
7 企画書を書くことも、取引先の業務改善指導
も全て実行なのですが、日々の業務で終わっているのでは
ありませんか?
「はい。それは日常業務です。」
8 貴方は今日から、自分の行動をひとつひとつ検証することです。
9 反省、感謝、報恩の心で!平常心も忘れてはいけません。
10 まず、意識して人よりも先に動く!~これが大きなポイントです!
理論家の人はどうしても理論が先行して、
ワンテンポ遅れるのです。
~失敗を恐れるのです!体面を気にするのです!
~これを頭でっかちの腹なしといいます!
無学な人の中には、実践先にありきの人がいて、
失敗から学んで、ドンドン大きくなっていくのです。
~こうして失敗の中から魂を磨いていくのです!
検証も勉強も、データ収集ももちろん大切ですが、先手必勝!
~このことも実社会では、非常に重要なのです!!
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