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以下記事です。
ウガヤゲストハウス:奈良の魅力知る拠点に 開業半年、世界各国500人利用
奈良 10月23日 毎日新聞
◇素泊まり3000円以下、カフェも営業-
-奈良ウガヤゲストハウス 素泊まり1泊3000円以下の低価格で宿泊できる県内でも珍しい宿泊施設「奈良ウガヤゲストハウス」(奈良市奥子守町)が、今年4月のオープンから半年を迎えた。世界各国から訪れた利用客の数も500人を超え、今月からカフェの営業も始めた。オーナーの瀬戸一平さん(33)は「奈良の魅力を一人でも多くの人に知ってもらうための一つの拠点になっていけたらうれしい」と意気込んでいる。【花澤茂人】
ゲストハウスは低料金で長期的に宿泊できる旅行者向けの宿で、沖縄県や京都府に多くある。和歌山市出身の瀬戸さんは昨年4月に四国八十八カ所を巡る旅をした際、行く先々の宿で多くの人と出会えたことに感動しゲストハウスを経営することを決めた。
沖縄で2カ月間さまざまなゲストハウスを訪れて営業方法を学び、大学時代を過ごした奈良を選んだ。 薬局だった建物を借り、今年2月から内部を大幅に改装。ロビーにはソファやテーブルを置き、利用者がくつろげるスペースにした。料金は1泊2500円から。
ユースホステルと違って門限もなく、24時間出入り自由なのも特徴だ。
宿泊する人の半数は外国人だ。
ロビーには地元の人たちも気軽に出入りし、互いに語り合いながら情報交換をする光景が見られる。
知人を通じて無農薬、有機栽培の豆を仕入れ自家焙煎(ばいせん)で作った「UGAYAコーヒー」(300円)が彼らの間で評判になり、ロビーを開放してカフェとしても立ち寄ってもらえるようにした。
瀬戸さんは「奈良は宿泊する所ではない、という印象を世界の多くの人が持っているのは悲しいこと。観光地が点在し、長期間見て回る価値のある奈良にこそゲストハウスは必要だ。需要も多いはずで、今後もっと増えてほしい」と強調する。
同ゲストハウス(0742・95・7739)。